ウレタンエッジの罪


コーン紙を振動させて音を作っている、コーン型スピーカーは、コーン紙を支えるためにエッジとダンパーを使います。これらは、コーン紙の位置決めをすると同時に、自由に動かさなくてはならないということが求められます。


ダンパーは、布やベークライトなどを使っているので、致命的な劣化はありません。また、エッジも、紙や布や皮を使っているものは、まあまあ大丈夫なのですが、問題なのがウレタンエッジを使っているものです。

ウレタンエッジは空気中で劣化してぼろぼろになります。使用条件によっても変わりますが、5年から10年もたてば、ぼろぼろになってしまいます。買ってから10年も経過したスピーカーがあれば、そのエッジを押してみてください。ウレタンエッジであれば、ネトっとへばりついてムニムニと割れていくでしょう。
こうなってしまったら、そのスピーカーは駄目です。エッジをなおさない限り、まともな動作は望めません。そのまま使っていれば、ダンパーまで変形してしまいます。こうなると、コーン紙の張り替えが必要になってきます。また、空気が漏れるわけですから、箱の動作にも影響が出てきます。

エッジが駄目になったという事が解れば、まだ救いようがあります。解らないでそのまま使っている人も結構いるのではないかと思います。もし、エッジに弾力場無くなって来たなと思いましたら、出来るだけ早くエッジの交換をする事が大切です。
ところが、こういう状態になってきた時が、部品保有期間が過ぎた後になることって結構あります。製造打ち切り後、8年で廃棄されるのですから。メーカーは修理できないから、別なのを買ってくれと言い出します。はっきり言って、詐欺です。

スピーカーを買う時には、音やルックスも大切ですが、エッジの材質にも気を付けましょう。出来るだけウレタンエッジのものは、避けるようにしましょう。また、ゴムエッジも、ウレタンエッジよりは寿命が長いですが、10年から15年でぐちゃぐちゃになります。これも避けた方が良いとおもいます。
また、不幸にしてウレタンエッジの物を買ってしまったら、5年を過ぎたら、エッジの状態を、定期的に検査しましょう。また、高温多湿のところに置くとか、直射日光に当てるなどという事は、エッジの寿命を短くしますから、避けましょう。劣化が始まりましたら、早いうちにエッジの張り替えを行ったほうが賢明です。メーカーのものは、寿命を倍に伸ばします。セーム皮などのものは、音が変わってしまう恐れもありますが、かなりの長期間にわたる寿命が見込めます。

さて、これから、すぐ、エッジの点検をしたほうが・・・・・・・

この記事はむーぱぱさんに提供していただきました。

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