金をかけないで良い音を聞く
その二、自作について


お金をかけないで良い音を楽しみたかったら、体と頭を使わなくてはなりません。セッティングやチューニングもそうですが、物によっては自作することが良い場合があります。

自作で一番効果がある物は、何といってもスピーカーです。
メーカー製のスピーカーシステムに使われているユニットって、単価がいくらくらいのものだと思いますか?。値段から考えても、そんなに良い物を使っているとは思えないでしょう。それに、メーカー製のものは物理特性を良くするために、いろんな小細工がなされています。そんな物に金をかけるのはもったいない。マル貧ならマル貧らしくフルレンジ一発で勝負しましょう。

低音の事も考えると、ユニットは16センチが適当です。プラスツイーターができるなら20センチくらい。値段と手に入りやすさから、フォステクスかテクニクスのユニット。金が無いからなるべく安く、FE164あたりを使ってバスレフのエンクロージャーを作ってしまう。板厚は21ミリ。ラワン合板。徹底的に補強しても、サブロク板一枚で二本作れます。ケーブルはバスレフダクトから直出し。そのままスピーカー端子へ。これでコストは、FE164 4700(3980)円×2 板 5400円 吸音材 700円 もし板のカットを頼んだとしても、16000円位でできてしまうのです。
音は、まずダイナミック。小さい音から大きい音まで、そのまま出てきます。コイルやコンデンサーや抵抗が入っていないから、変な色付けが無い。また、エンクロージャーの作りにより、色々な音が楽しめる。勉強にもなる。箱鳴りがいやなら、平面バッフル。21ミリサブロク板を二枚買ってきて、補強に10センチ角くらいの角材をいくつか買ってきて、板の周りと、後は適当に補強としてネジ止め(後で壊すときにやりやすいのです)していく。ユニットはダイヤトーンのP-610MBやダイトーのDS16Fなどなど。セッティングにコツがいるけど、箱鳴りの無い素直な音はもう絶品です。部屋はしんどいけど(^^;。これであんまり大きかったら、90×90センチ位にしてしまってもよし(低音は若干出なくなる)。低音が欲しかったら、口径の大きいユニットを使えばよろしい。これもできるだけネットワークは入れない。プラスツイーターでも、フルレンジのハイカットはしないようにすると、ダイナミックレンジの大きな、素直な音が出てきます。

金が無かったら、変な小さいスピーカーを買うよりは、こうやって自作した方が良い音が聞けます。

次はアンプ。初心者はキットを買って組み立てるのが良いです。真空管アンプなら2万円くらいから、トランジスタなら1万円くらいから(パワーケーブルに使ったやつとか)組み立てられます。ある程度お金を出してもよかったら、クリスキットとかそういうのもあります。CD主体に音楽を聴くなら、とりあえずはプリアンプはいりません。ボリウム付きのパワーアンプを作ってしまうといいと思います。アンプはコストパフォーマンスはメーカー製よりは劣ると思いますが、個人の使用法にはまったとき、自作アンプはかなりな実力を出してくれると思います。メーカー製は不特定多数相手に作っていますから、削れない機能もありますが、自作の場合は、いらない機能はばっさり削って良いわけです。ということで、はまればすごい事になります。

CDは、自作はしない方が良いです。でも、ジャンクの再生がしたいとかいうのでしたら止めはしません。がんばってください。

ということで、私の個人的見解としては、スピーカーの自作が断然面白いです。お金もかかりませんし、効果も大きいと思います。

この記事はむーぱぱさんに提供していただきました。

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