雑誌で見かけるオーディオ用語の意味
これらの解説は私の独断と偏見に基づくものであり、あんまり信用しないほうが良いかも。まあ、それなりにはあっていると思います。で、ここに載っていない用語、またはその解説を募集中です。よろしくお願いします。
- 音像
音の鳴っているように聞こえる場所のこと。普通、ステレオでは二本のスピーカーの中央に音像が現れる。
- 定位
音像が定まっている位置。例えば、音像の位置がわかりやすく、安定している状態を「定位がいい」と言う。
- 奥行きがある
定位が良く、収録時の楽器の位置の前後関係までもが明確にわかる状態を指す。
- 粒立ちが良い
一つ一つの楽器の音がぼやけずに、はっきりと聞き分けられる状態。
- クリアー
粒立ちが良い音で、かつ耳障りな音が少ない状態。「透明感がある」とも言う
- 音場
音像がスピーカーよりも前に定位し、かつ奥行きもあるため、目の前に空間が出来たように感じられること。
- せまってくる
音が自分に向かってくるような感じの事。「迫力がある」とも一義的には同じ。
- ヌケが良い
「音が多少の余韻を持ちながら迫ってくる感じ」らしい。同義語は「音放れが良い」で、反義語は「モタつく」である。
- 性格
本来、元の音を忠実に再現しなければならないが、現実的には不可能である。そこで、低音部よりも高音部の繊細さを重視するというようなことが設計時に起こる。これが機器によって様々なため、「性格」と呼ばれる。「色付け」も同義語。
- なめらか
聴いていて感動するほどのこともないが、小うるさいところが全くない音。
- メリハリがある
全体的には中高音がやや強めで、低音が引き締まっている音。
- 重心
システムの性格上、高音と低音のどちらに力点が置かれているかを表す。低音に力点が置かれていれば「重心が低い」となる。しかし、「重心が高い」とはあまり聞かない。
- 解像度が良い
余分な音が付きまとう感じがない状態。同義語は「分解能が高い」。
- エネルギー感がある
理想的な聴取位置からずれてもバランスが良いこと。
- 質感が高い
楽器一つ一つが質量を持っているような感じ。
- ライブ、デッド
ライブは音が反響しやすい部屋の状態。デッドは逆に反響しにくい状態のこと。ただし、ライブは良い意味で使われることが多い。
