rec.audio.* FAQ

18.0 販売店

18.1
オーディオ専門店で買うべきですか?
18.2
ディスカウントストアで買っても問題ありませんか?
18.3
価格交渉を行なっても良いのでしょうか?
18.4
価格交渉のこつを教えて下さい。
18.5
店頭の試聴で素晴らしかったものは信用してもいいのでしょうか?
18.6
販売員は顧客をだまそうとしますか?
18.7
販売員が顧客をだます一般的な手口はどういったものですか?
18.8
販売員に何を尋ねるべきですか?
18.9
販売員に自分を印象づけるにはどうしたらよいですか?
18.10
販売員から良いサービスを得るにはどうしたらよいでしょうか?

18.1 オーディオ専門店で買うべきですか?

オーディオ専門店は比較的良い環境で試聴を行なえるという点で優れています。特に高価格/高品質な製品選びをする時は、高級オーディオ専門店を利用するのが良いでしょう。
また、オーディオ専門店では機器を家に持ち帰って試聴ができるシステムをとっているところがあります。将来アップグレードを行なうことが前提なら、オーディオ専門店で効果的なアドバイスを得ることも可能でしょう。
ただしオーディオ専門店の価格は他の店に比べると高価になっていることが普通です。しかし、オーディオ専門店には展示品、デモ品、中古品などの格安の商品を手に入れるチャンスもあり、これらを狙うのもお得な買い方といえるでしょう。

オーディオ専門店であっても値引き交渉は可能です。特に高価な機器を購入する際には値引き交渉をしてみて下さい。値引き出来るかを尋ねることは決して悪いことではありません。

もちろんオーディオ専門店にも良い店とそうでない店があります。しかし、良いオーディオ専門店ではディスカウント店では得られないサービスを期待することが出来ます。本当に良い店は売りたい商品を強要するようなことはしませんし、じっくり時間をかけて試聴しても嫌な顔をしないものです。また良い店は機器の説明を、真実をゆがめることなく誠実に行なってくれるでしょう。
良い店では親身になって機器の設置条件や貴方の好みを知ろうと努力します。もしこのような質問をしない店があればその店は信用すべきではありません。 本当に良い店では顧客が納得しないものを売ろうとはしません。彼らは満足しないものを売れば、その顧客を失う結果となり、長い目で見て得にはならないことを知っているからです。また、あなたがアナログレコードを聞きたいと考えているなら、カートリッジやトーンアームの調整を行なえる店かどうかをチェックしておくのも良い方法です。

ショッピングモールの中のオーディオ店は、強引な販売テクニックを使う傾向があります。 これは顧客の特徴にその原因があります。ショッピングモールの顧客は他の店を覗いたついでに店を訪れることが多く、このような顧客は衝動買いに駆られ易い性質を持っています。多くの顧客は安いものを見つけると3分程度で商品を選び、商品を買ったらすぐに立ち去ります。したがって店は短い時間に商品を購入させようと様々なテクニックを駆使します。
もちろんショッピングモールの中のオーディオ店にも、例外的に良い店もあります、しかし一般的にはこのような店は避けたほうが無難です。大規模店、小規模店、個人営業の小さな店、など、オーディオショップにはさまざまなものがあります。自分のニーズに合った所をさがしてください。

18.2 ディスカウントストアで買っても問題ありませんか?

もし試聴をして買う必要があるなら、ディスカウントストアは良くありませんが、もしすでに買う機種を決めているのなら、より安い値段で手に入れられる可能性があります。ただし、商品説明や購入後の サポートは期待できません。 ディスカウントストアで購入するときは保証について確かめるのを忘れないようにしてください。保証については19.1以降を参照してください。

18.3 価格交渉を行なっても良いのでしょうか?

常識的な価格交渉はフェアな行為だと言えるでしょう。ただし、価格交渉の場で嘘をつくこと(他の店ではもっと安く売っていた...等々)は賛否両論です。ある人達は、販売員はどうせ嘘をつくのだから、価格交渉で嘘を言ってまけさせてもかまわないと考えていますし、一方、価格交渉のために嘘をつくことは反道徳的行為だと考えている人もいます。度を越した嘘は法律に反する詐欺的な行為になるかもしれません。

店では値引きを見越して高めに価格設定していることが多いので、交渉次第では値引きできる余地があると言えます。しかし、値引きを行なうことは販売員の手数料が減ることになる場合があることも事実です。

18.4 価格交渉のこつを教えて下さい。

価格交渉のこつは、自動車雑誌の記事が大変参考になります。自動車雑誌では新車や中古車を安く購入する為のテクニックが書かれていますし、このテクニックはオーディオ機器を購入する場合にも流用できます。

オーディオ機器を安く購入するために最初に必要なのは、競合商品と競合するディーラーの研究です。 まず、購入しようと考えている商品の特徴/価格と、競合する他社製品の特徴/価格を調べます。次にそれらの商品が各ディーラーでいくらで売られているかを調べます。ディーラーでは最も安いことをうたい文句にしているところがありますが、このような広告を鵜呑みにせず、自分自身で調べることが大切です。そして自分にとって何が重要なのか(価格、サービス、デリバリー、など)を見極めて店を選んで下さい。

価格交渉を行なうときは紳士的に交渉し、 取引に対しては厳しくしてください。 もし価格交渉が上手くいかなかった場合は、店を出る心構えを持つことが大切です。またディーラーが主張すると予想される事をあらかじめ予期し、その対応を準備しておくことも大切です。例えば、ディーラーが「ナカミチのデッキは最高品質のカセットデッキなので値引きはあまりできません」と主張したとします。 この場合、あなたは「DATならば、もっと良い周波数レスポンスや低いS/N比のものがもっと安く買える」と主張する準備をしておくべきでしょう。

18.5 店頭の試聴で素晴らしかったものは信用してもいいのでしょうか?

決して店員に機種を選ばせないでください。 特にスピーカーを選ぶときには必ず自分の耳で確かめて下さい。 スピーカーは機種によってすべて違う音がします。機種を選定するときには必ずしも良い耳は必要ありません。店員の言うことは無視して自分が良いと思ったものを選んで下さい。

もし機種選定に自信がないなら、手付金を払って家に持ち帰って試聴する交渉をしてみてください。自分の家で試聴すればほぼ間違いがありません。

18.6 販売員は顧客をだまそうとしますか?

だまそうとする人もいますし、そうでない人もいます。 顧客の中には友好的な人もいれば、不愉快な態度を取る客もいますから、店員が不愉快な顧客を大事にしようと思わないのは当然のことでしょう。また、通常殆どの販売員は裕福な人達ではなく、生活のためにステレオを売っているのです。 ですから彼らはより多くの利益が得られるように、より高価な機器を売ろうとします。これは当然なことです。 もっとも、販売員によっては本当に顧客の利益を優先して商売をしている人達もいますが、このような人は極く少数です。

販売員のなかには少数ですが本当にオープンで、正直な人もいます。 販売員のパーソナリティを商売の武器として考えている店や、品ぞろえで勝負している店、技術的な特徴を持っている店にはこのような販売員を置いている店があります。

18.7 販売員が顧客をだます一般的な手口はどういったものですか?

よくあるのは、顧客が自分自身で陥ってしまう過ちです。 顧客は外観、カタログ、ショールームにおける見栄え、ブランド信仰などによる一種の偏見を持っている場合があります。このような場合、販売員は顧客が迷っていることを察知して、実際にはその製品が良くなかったとしても、直に購入を促すために顧客の好んでいる製品を褒め上げるでしょう。顧客は自分の選択が正しいという錯覚に陥り、その製品を購入してしまいます。
このようなことで販売員を責めることはできないでしょう。

販売員が良く使う手口は、比較のためにわざと劣っている製品と比較試聴させ、売り込みたい製品を良く見せる方法です。

また、別の方法として、売り込みたいスピーカーを試聴させるときに、こっそりとサブウーファーのスイッチを入れておく場合もあります。サブウーファーを使用した場合、本来のスピーカー単体の音よりも良く聞こえることが多いのは自明です。

販売員は売り込みたいスピーカーを他のものより大きな音で試聴させることもよくある手口です。一般に音量の大きなスピーカーはより良く聞こえます。

多くの顧客は店に入って数分で品定めをして買って帰る傾向があります。このような顧客は慎重に試聴をしませんし、店員の言うことを鵜呑みにして商品を選択します。このような顧客の多くは購入に満足している可能性が高く、自分の選択が正しかったかどうかに疑いを持たないでしょう。オーディオ好きでない一般の顧客はこのような買い方をします。

18.8 販売員に何を尋ねるべきですか?

販売員が真実をゆがめないで答えることができる質問が最も良い質問です。 店が扱っている商品と扱っていない商品との比較などを尋ねることは最も愚問でしょう。彼らは間違いなく店の取り扱っている商品を推薦し、他方を悪く言うでしょう。保証に関する質問など、事実を答えやすい質問をしてください。

たとえば、次の質問などは良い質問と言えるでしょう。

18.9 販売員に自分を印象づけるにはどうしたらよいですか?

なぜそんなことを望むのでしょうか? あなたは金を持っています、そして彼は販売員です。

18.10 販売員から良いサービスを得るにはどうしたらよいでしょうか?

販売員と誠実に接してください。 そしていくつかの合理的で実現可能な設定をお願いするのがよいでしょう。 例えば、「保証金を預けるから家に持ち帰って試聴できないか?」とか、「もし試聴させてもらえれば、他の店で同額で売られていても必ずここの店でかいます」などが合理的な条件設定といえるでしょう。

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