Page 90 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼オーディオルーム参考書 yota 03/3/5(水) 11:01 ┣Re:オーディオルーム参考書 さっちゃん 03/3/7(金) 21:38 ┣Re:オーディオルーム参考書 初心A 03/3/7(金) 22:09 ┣Re:オーディオルーム参考書 tatsuya 03/3/9(日) 15:19 ┃ ┣Re:オーディオルーム参考書 さっちゃん 03/3/9(日) 18:26 ┃ ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 tatsuya 03/3/9(日) 19:25 ┃ ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 さっちゃん 03/3/9(日) 23:56 ┃ ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 tatsuya 03/3/10(月) 0:44 ┃ ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 さっちゃん 03/3/10(月) 18:52 ┃ ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 tatsuya 03/3/10(月) 19:24 ┃ ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 さっちゃん 03/3/10(月) 19:51 ┃ ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 tatsuya 03/3/10(月) 21:30 ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 初心A 03/3/9(日) 21:33 ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 tatsuya 03/3/9(日) 22:20 ┃ ┗Re:レス感謝+独り言 初心A 03/3/11(火) 22:27 ┣Re:オーディオルーム参考書 Lcs 03/3/10(月) 10:08 ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 yota 03/3/10(月) 13:14 ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 片山 03/3/11(火) 6:00 ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 yota 03/3/11(火) 10:45 ┃ ┗Re:オーディオルーム参考書 片山 03/3/11(火) 20:51 ┃ ┗ご回答有難うございます。 yota 03/3/12(水) 14:37 ┗Re:オーディオルーム参考書 さっちゃん 03/3/12(水) 22:55 ─────────────────────────────────────── ■題名 : オーディオルーム参考書 ■名前 : yota <otaota@coral.ocn.ne.jp> ■日付 : 03/3/5(水) 11:01 -------------------------------------------------------------------------
| このたび、自宅新築を計画中であり、オーディオルームを検討中です。そこで参考書、雑誌のバックナンバー等の特集について情報を頂きたくお願い致します。また、体験談等ありましたら是非ご教示ください。 |
| 出版されたのが比較的新しく入手できる可能性の高いものを挙げます。 誠文堂新光社「夢のリスニングルーム」 誠文堂新光社「オーディオデータ便利帳」 誠文堂新光社「リスニングルームの設計と製作例」 ステレオサウンド社「ホームシアターハンドブック」 オーム社「建築の音響設計」 私はこれらは全て持っています。 実は一番参考にしたのは、 誠文堂新光社「これからのリスニングルーム」 と前記「建築の音響設計」なのですが、「これからのリスニングルーム」は 古本屋を探すしかないと思います。 |
| ▼yotaさん: >このたび、自宅新築を計画中であり、オーディオルームを検討中です。そこで参考書、雑誌のバックナンバー等の特集について情報を頂きたくお願い致します。 古い本ですが、 「リスニングルームの設計」 ラジオ技術社 加銅鉄平著 が良書と思います。廃刊ですが下記サイトで加銅氏にメールを 送れば入手できるかも知れません。 http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/ (加銅氏はこの分野のコンサルタントを業としています。 この本を薦めているだけですので誤解しないでください。) こんな手間を掛けなくとも、これ以上の関連書籍があると思いま すが、最近不勉強でわかりません。 >また、体験談等ありましたら是非ご教示ください。 教えるような経験はないので、参考程度の聞き流してください。 生活空間を優先させるのか、オーディオ空間を優先させるのか 初めによく考えられるのが良いと思います。良いリスニング ルームは「窓は駄目」「平行の壁は駄目」と快適な生活空間と 両立しないようです。また、本格的なリスニングルームの設計と となるとプロの力を借りないと難しいようです。 |
| 加銅さんの本は発行時期だけでなく、考え方も古くあまりお勧め できません。氏のBBSを拝見してもかなりトンチンカンなご発言も ありますし…。 リスニングルーム関連の最新情報としては石井式リスニングルーム の情報が以下に紹介されていますので、参考にしてみてください。 反射と吸音だけを組み合せたシンプルな設計が特徴の、画期的な設 計方法だそうです。 http://homepage2.nifty.com/hotei/ また、石井式リスニングルーム関連の、詳しい情報は2000年あた りに石井伸一郎さん自身が連載していたMJの記事がありますが、バッ クナンバーの入手はすでに難しいかもしれませんね。 上記のURLのHOTEI氏に連絡をとることで、石井さん自身からの アドバイスも受けられるようです。相談に関して費用はかからない という話はニフティのフォーラムに書いてありましたから、まずは 連絡をとられてはいかがでしょうか? |
| ▼tatsuyaさん: > 加銅さんの本は発行時期だけでなく、考え方も古くあまりお勧め >できません。氏のBBSを拝見してもかなりトンチンカンなご発言も >ありますし…。 石井氏の考え方等は、しばらく前に「無線と実験」誌に連載されており 全て読みました。その時の、私の印象としては ・普通の部屋(遮音は別として、内装として特に音響対策を していない部屋)で、定在波等をスピーカーのセッティングや リスニングポイントで、巧みに逃れる手法としては有効。 というもので、新築されるのであれば、遮音と室内音響に最初から 配慮する方がよく、その場合は、古典的であっても、部屋の寸法比を 黄金比にするとか、傾斜天井や波形壁は有効な手法です。 室内音響は基本的に物理法則に基づいておりますので、考え方の新旧は あまりこだわる必要はないと思います。 > > > リスニングルーム関連の最新情報としては石井式リスニングルーム >の情報が以下に紹介されていますので、参考にしてみてください。 > 反射と吸音だけを組み合せたシンプルな設計が特徴の、画期的な設 >計方法だそうです。 これ自体は、石井氏の勤めておられた松下では、20年くらい前から リスニングルームの設計施工をしており、「反射と吸音だけを組み 合せたシンプルな設計」でした。私自身、同社に見積もりを依頼した ことがあり、モデルルームにも行きましたので、間違いありません。 拙宅のリスニングルームは、地下室で前記の「古典的な手法」で室内 音響を設計・施工してもらいましたが、結果はすばらしいものがあります。 ただ、既築住居に地下室を作った制約から、部屋の前後の対策が不十分 (比較的堅い平行面ができた)ので、その部分の1点のみ(約31Hz)に 定在波が出ました。これは1点だけでしたので、ヘルムホルツの共鳴器を 自作して対策しました。 ただ、古典的手法は不成型は部屋をわざと作ることになりますので、費用は かさみますので、遮音に配慮した普通の部屋に石井式対策をとる方が、安く あがる可能性は高いと思います。 |
| ▼さっちゃんさん: > 配慮する方がよく、その場合は、古典的であっても、部屋の寸法比を > 黄金比にするとか、傾斜天井や波形壁は有効な手法です。 > 室内音響は基本的に物理法則に基づいておりますので、考え方の新旧は > あまりこだわる必要はないと思います。 考え方の新旧ですが、加銅氏の提唱する高域吸音、中域吸音、低域吸音 (3ウェイ吸音)方式では、それぞれの壁に入力する音がぞれぞれ吸音され た帯域が欠落した反射音を生み出します。それに比べ石井式では全域反射、 全域吸音の2つの組合せにより設計されていますので、反射音もそれぞれ均 質な音質が得られます。 また、MJ誌連載以後の石井氏の研究では、部屋の寸法比、形状にも言及 されているようで、低域の定在波の発生を考慮した推薦寸法比を計算によ り算出されていらっしゃるようです。 > 拙宅のリスニングルームは、地下室で前記の「古典的な手法」で室内 > 音響を設計・施工してもらいましたが、結果はすばらしいものがあります。 上記の3ウェイ吸音構造を用いたようでしたら、経験が豊富で非常に上 手な設計がなされた結果素晴らしいものに仕上がったのではないでしょう か? 石井氏の文章によると、この3ウェイ吸音は計算に非常に手間がか かること、結果を予測するには多くのノウハウが必要だったとか。 > ただ、古典的手法は不成型は部屋をわざと作ることになりますので、費用は > かさみますので、遮音に配慮した普通の部屋に石井式対策をとる方が、安く > あがる可能性は高いと思います。 設計が単純なこと、部屋も通常の平行面のある直方体構成が可能な点も コストセービングになるんでしょうね。 |
| ▼tatsuyaさん: > 考え方の新旧ですが、加銅氏の提唱する高域吸音、中域吸音、低域吸音 >(3ウェイ吸音)方式では、それぞれの壁に入力する音がぞれぞれ吸音され >た帯域が欠落した反射音を生み出します。それに比べ石井式では全域反射、 >全域吸音の2つの組合せにより設計されていますので、反射音もそれぞれ均 >質な音質が得られます。 誤解を招いたようですが、拙宅の音響調整は3ウェイ法ではなく、全音反射と 全音吸収の部分の混在によっています。拙宅のリスニングルームを作って15年 になりますので、既にその当時からこういう考え方はあったのです。 ただ、中高音の吸音は比較的簡単ですが低音、特に50Hz以下は、難しいのが 実際で、この部分には古くとも加銅氏らの考えた方というか実践例は参考に なるのです。 > > また、MJ誌連載以後の石井氏の研究では、部屋の寸法比、形状にも言及 >されているようで、低域の定在波の発生を考慮した推薦寸法比を計算によ >り算出されていらっしゃるようです。 これは、拙文でもふれた黄金比というもので古典的なものです。 > > 上記の3ウェイ吸音構造を用いたようでしたら、経験が豊富で非常に上 >手な設計がなされた結果素晴らしいものに仕上がったのではないでしょう >か? 石井氏の文章によると、この3ウェイ吸音は計算に非常に手間がか >かること、結果を予測するには多くのノウハウが必要だったとか。 あと、私がこだわったのは、できるだけ天然素材を使うことです。 同じ吸音率、反射率でも実際には、その素材の響きが乗ることは、経験が あれば容易に想像できますよね? さすがに単板は無理でしたが、反射部分には檜とケヤキの集成材を使用しま した。 |
| ▼さっちゃんさん: > 誤解を招いたようですが、拙宅の音響調整は3ウェイ法ではなく、全音反射と > 全音吸収の部分の混在によっています。拙宅のリスニングルームを作って15年 > になりますので、既にその当時からこういう考え方はあったのです。 ということは、基本的に石井式の考え方に基づくものなのですね。 > ただ、中高音の吸音は比較的簡単ですが低音、特に50Hz以下は、難しいのが > 実際で、この部分には古くとも加銅氏らの考えた方というか実践例は参考に > なるのです。 現在は、20Hzあたりまで吸音可能な壁構造を採用しているそうです。 ただ、先の発言通りこの構造はわたしが説明するのは難しいので、 ご容赦ください。 > これは、拙文でもふれた黄金比というもので古典的なものです。 石井氏の提唱されている寸法比は、1:約0.8:約0.7というものですが、 いわゆる黄金比とおなじでしょうか? > あと、私がこだわったのは、できるだけ天然素材を使うことです。 > 同じ吸音率、反射率でも実際には、その素材の響きが乗ることは、経験が > あれば容易に想像できますよね? > さすがに単板は無理でしたが、反射部分には檜とケヤキの集成材を使用しま > した。 その点は石井式でもおなじようです。天然木質系素材を推薦してい ますね。 |
| ▼tatsuyaさん: >▼さっちゃんさん: > > >> 誤解を招いたようですが、拙宅の音響調整は3ウェイ法ではなく、全音反射と >> 全音吸収の部分の混在によっています。拙宅のリスニングルームを作って15年 >> になりますので、既にその当時からこういう考え方はあったのです。 > > ということは、基本的に石井式の考え方に基づくものなのですね。 時系列としては、石井氏の提唱の方が後だと思いますので、そのような表現を とりました。「石井氏と同じ」ということでしたら、その通りですね。 > >> ただ、中高音の吸音は比較的簡単ですが低音、特に50Hz以下は、難しいのが >> 実際で、この部分には古くとも加銅氏らの考えた方というか実践例は参考に >> なるのです。 > > 現在は、20Hzあたりまで吸音可能な壁構造を採用しているそうです。 > ただ、先の発言通りこの構造はわたしが説明するのは難しいので、 > ご容赦ください。 100〜50Hz以下の吸音は、いわゆる吸音材では現実には難しいので 板(壁面等)を振動させて、その振動をダンプするという考え方を とるようです。 > >> これは、拙文でもふれた黄金比というもので古典的なものです。 > > 石井氏の提唱されている寸法比は、1:約0.8:約0.7というものですが、 >いわゆる黄金比とおなじでしょうか? この比率の1.0が、部屋のどの部分の寸法を指すのか不明ですが、 通常は、一番小さな値になることの多い天井高さを1.0として 基準にすることが多いようです。上記のケースで仮に、0.7を基準 にしますと、1.43:1.14:1.0になります。これに一番近い好ましい とされる寸法比は、1.0:1.1:1.4になりますが、特に好ましい 寸法比で一番近いのは、1.0:1.2:1.4または1.0:1.2:1.3で すこしずれがあるようです。 |
| ▼さっちゃんさん: > 時系列としては、石井氏の提唱の方が後だと思いますので、そのような表現を > とりました。「石井氏と同じ」ということでしたら、その通りですね。 いえいえ、石井式の名前の通り松下社内での提案も石井さんによるも のです。当時、まったく同じサイズの3ウェイ吸音方式の部屋と石井式の 部屋を作り、その音の違いを検証したという話を聴いたことがあります。 また、HOTEI氏のサイトにある石井氏の年表を見ると、石井式の最初の 石井式を発表した日本音響学会の論文は1980年となっています。 > 100〜50Hz以下の吸音は、いわゆる吸音材では現実には難しいので > 板(壁面等)を振動させて、その振動をダンプするという考え方を > とるようです。 その吸音構造の説明では、たしか吸音用部材はグラスウールのみだった はずです。板共振を使用した低域吸音は3ウェイ吸音で説明されているよ うに、板を振動させて吸音するために低域以外の音はそこで変調を受け反 射されるために、反射音が濁る弊害があるそうです。 > この比率の1.0が、部屋のどの部分の寸法を指すのか不明ですが、 > 通常は、一番小さな値になることの多い天井高さを1.0として > 基準にすることが多いようです。上記のケースで仮に、0.7を基準 > にしますと、1.43:1.14:1.0になります。これに一番近い好ましい > とされる寸法比は、1.0:1.1:1.4になりますが、特に好ましい > 寸法比で一番近いのは、1.0:1.2:1.4または1.0:1.2:1.3で > すこしずれがあるようです。 これに関しては、現在HOTEI氏にメールを送って確認しております。 しばらくお待ちください。 |
| ▼tatsuyaさん: >▼さっちゃんさん: > > >> 時系列としては、石井氏の提唱の方が後だと思いますので、そのような表現を >> とりました。「石井氏と同じ」ということでしたら、その通りですね。 > > いえいえ、石井式の名前の通り松下社内での提案も石井さんによるも >のです。当時、まったく同じサイズの3ウェイ吸音方式の部屋と石井式の >部屋を作り、その音の違いを検証したという話を聴いたことがあります。 > また、HOTEI氏のサイトにある石井氏の年表を見ると、石井式の最初の >石井式を発表した日本音響学会の論文は1980年となっています。 ほ〜う。そうでしたか。拙宅は結局松下には頼まず、別の施工業者に やってもらいました。松下にしなかった理由の1つに、当時の使用部材が 合板系が多かったということもあります。 > > >> 100〜50Hz以下の吸音は、いわゆる吸音材では現実には難しいので >> 板(壁面等)を振動させて、その振動をダンプするという考え方を >> とるようです。 > > その吸音構造の説明では、たしか吸音用部材はグラスウールのみだった >はずです。板共振を使用した低域吸音は3ウェイ吸音で説明されているよ >うに、板を振動させて吸音するために低域以外の音はそこで変調を受け反 >射されるために、反射音が濁る弊害があるそうです。 おそらく、グラスウールだけだとかなりの容積が必要になると想像されます。 反射音の濁りですが、拙宅では側壁と天井は波形で、スピーカー向きは吸音、 リスナー向きは反射にしており、スピーカーからの直接音が反射板に当たら ないためか、それとも天然木を使用しているためか濁りは感じません。 それと、もう1つ考えられるのは、壁面が二重構造で、低音は表層を透過して 下層の壁面で板振動吸収されているために、濁りを生じる成分は表層で吸収 または変調を受けずに反射していることが考えられます。 ところでtatsuyaさんは、かなりこの分野に詳しいようですが、ご自分の リスニングルームでも実践されているのでしょうか。 |
| ▼さっちゃんさん: HOTEI氏からの返信が有りましたので、以下に貼り付けます。 転載の許諾はもらっています。また、改行はこちらで調整し直しました。 質問は、石井式の壁構造と、部屋の寸法比についてです。 以下 HOTEI氏の返信メール(回答部のみ) ========================================================= いつもHOTEI'S WebSiteをご利用いただきありがとうございます。 ご質問について簡単にお答えいたします。 まず、石井式の吸音壁構造についてですが、吸音用の素材はグラス ウールを用いています。ご存じの通り石井式リスニングルームは反射 と吸音の2種構造により構成されていますが、この反射部と外部遮音 壁に間隙を設けることで吸音部容量を確保しています。 実際にこの吸音部の厚みは100mm程度で、反射部の厚みを25mmから 50mmとすると、遮音壁を除くと150mm程度の壁厚となります。また、 この構造は床を除くすべての壁、天井で用いることで反射音の均質化 が計られます。また、表面材は経験上天然木質系を推薦しています。 この壁構造の吸音性能については、模型実験およびこの構造で設計 された部屋での計測の結果、20Hzから20kHzを越える帯域をほぼフ ラットに吸音可能であることが判明しています。 つぎに部屋の寸法比についてですが、従来からゴールデンプロポー ションなどということでハーマンインターナショナル社のDr.Tool氏 の研究などで「1:0.8:0.7」の寸法比について言及されていましたが、 欧米の大きな部屋を基準に考えると天井高に一番小さな「0.7」とい う数字を割り当てても非常に高い天井を要求するため、現実的では無 いと積極的には推奨されていません。また、この推薦値は基準モード 分布を手作業による計算値を元にしたようで、実測値あるいは模型実 験などによる伝送特性には触れられていない点で残念な結論になって しまっています。 石井さんの研究でも、この基準モードの分布を部屋の寸法比で意図 的にコントロールすることにより伝送特性の優れた部屋の設計を目指 したもので、手法は基準モード分布の周波数軸上での標準偏差を求め ることからはじまり、コンピューターによる伝送特性のシミュレーショ ンなどを経て、あらためて「1:0.8:0.7」という寸法比の優位性を証 明しています。また、最近完成したこの理想寸法によるリスニングルー ムでの実測および試聴実験により、優れた低域伝送特性に加え聴感上 での音質の優位性を確認することが出来ました。 ========================================================== 転載 以上 > ところでtatsuyaさんは、かなりこの分野に詳しいようですが、ご自分の > リスニングルームでも実践されているのでしょうか。 いえいえ、単なる門前の小僧です。本格的なリスニングルームは欲しいの ですが、いつのことになるやら計画もままなりません。石井氏やHOTEI氏に は数度お会いし、また石井式で設計されたテクニクスの試聴室見学などを通 じて、この方式の優位性を感じています。そこで、みなさんにもぜひこの方 式をお勧めしたいと思っています。 特に今回は新築とのことでしたので、それならばとお勧めしたわけです。 最後に、取り急ぎ回答をお送りいただいたHOTEI氏にこの場を借りて御礼 申し上げます。 (ここを、見ておられるかは不明ですが) |
| ▼tatsuyaさん: > 加銅さんの本は発行時期だけでなく、考え方も古くあまりお勧め >できません。 *お奨めした責任上、気になり埃を払ってこの本を見ています。 加銅氏の考えと言うよりは、従来からある「建築音響 工学」の基本的なことを一般のオーディオ家向けに説明 している内容ですね。新しい手法が提案されても陳腐化 する内容ではないと思います。(さっちゃん氏の投稿を が見えない状態で投稿してしまいました。基本の解説書 でも他にいい現役の本がありそうですね。) >氏のBBSを拝見してもかなりトンチンカンなご発言も >ありますし…。 *・・・・そうなんですか。 > http://homepage2.nifty.com/hotei/ *見させて頂きました。 従来方(3way吸音方)の欠点は公知で、そのために特性の 異なる吸音材を分散配置しているものと理解していました。 石井式では低音吸音をどうやっているのか?技術的に 興味があります。低音の吸音は簡単ではないですから。 |
| ▼初心Aさん: > 石井式では低音吸音をどうやっているのか?技術的に > 興味があります。低音の吸音は簡単ではないですから。 基本的な考え方は、無響室の中に低域から高域まで反射する反射 壁を設置すると理解してます。 当たり前な話ですが、無響室を通常の部屋に持ち込むことは出来 ませんから、無響室に見立てた吸音部を部屋に設置することで、同 等の効果を得ているようです。 ただ、その構造に関しては、以前お話を聞いた覚えがあるのです が、うまく説明できそうにないので、ご容赦ください。 |
| ▼tatsuyaさんへ: 敏速な回答有り難うございます。 新しい考え方のリスニングルームに対して大変興味が 湧いてきました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 以下はtatsuyaさんへの質問ではありませんので気にしないでください。 先日の投稿をクリアして書き直しています。ご容赦ください。 >http://homepage2.nifty.com/hotei/room/chpt01/001.htmより 石井式リスニングルームでは、この3ウェイ吸音方式に変わり、ほぼ完全な反射と、ほぼ完全な吸音の2種類の組み合わせだけで設計を行います。3ウェイ吸音の欠点である反射音が帯域別にバラバラに、到達する点を改良する事が出来たといえます。 >tatsuyaさん投稿(3.10.21:30)よりHOTEI氏の返信より引用 まず、石井式の吸音壁構造についてですが、吸音用の素材はグラスウールを用いています。ご存じの通り石井式リスニングルームは反射と吸音の2種構造により構成されていますが、この反射部と外部遮音壁に間隙を設けることで吸音部容量を確保しています。 実際にこの吸音部の厚みは100mm程度で、反射部の厚みを25mmから50mmとすると、遮音壁を除くと150mm程度の壁厚となります。 素朴な疑問 100mm厚みのグラスウールを全面に張りつめて、ほぼ完全な吸音の部屋が できるのだろうか?? *リスナーは金網の上にいるものとします。 *無響室は2m程度の楔状のグラスウールを全面に使っていたような記憶があります。 |
| 参考書というよりは今まで体験してきた中での雑感ですが・・ 求めるスペックをどこに置くか、自分の鑑賞スタイルがどういった物かで部屋も 変わってきますのでその当たりをある程度明確にしておいた方がいいでしょう。 大型スピーカー大音量派ならば相当に大規模の遮音工事が必要ですし近距離で 室内楽を小型スピーカーでそっと鳴らす程度ならそんなに大がかりな部屋には ならないでしょう。個人的にはウーファーの口径と聴取距離の積に比例して リスニングルームの対策が大がかりになると感じています。 電源、室内音響の他に見落とされがちですが空調機の問題があります。低騒音の 空調は意外にお金がかかる物です。 内装のセンスというのはなかなか難しいもので、スタジオなどでも音響設計と インテリア/内装デザイナーがペアで仕事をしているケースもあります。 居心地が良く、なおかつ音響的に優れた室内デザインを両立させるのはなかなか 困難ですが、自分にあったセンスのデザイナーを見つけるのは時間がかかるかと 思います。また厄介な事に消防法の制限から内装材料は大きく制限されます。 施工業者も問題で、家を建てる場合に一般の建築業者ですとリスニングルームに 関するノウハウはないのが普通ですから、家の業者と別に専門業者にリスニング ルームを担当して貰うような方法等ができればベターです。 施工業者もピンキリで、防音工事を前面に出している業者がかならずしも室内音響の プロという訳では無いようです。実体は空港/基地近辺での騒音対策住宅の実績程度で リスニングルームの設計ノウハウがなかったり、とか。そういった意味では スタジオ施工業者の方が話しは通じやすいです。 大音量派の場合の?参考資料としては昔無線と実験に(おそらく70年代後期〜 80年代前半)に連載された豊島氏のスタジオ設計に関する資料が実際の壁、 浮き床構造に関して詳しく述べられており参考になるかと思います。 (お願いですから後進のために書籍を書いてください・・豊島様) 以上、ざっくばらんに書いてみました。 |
| 皆様のご意見大変参考になります。 事情としては、田舎ゆえ広めの部屋が取れるので、 防音施工の上でリスニングルーム兼応接間として使用する予定です。 ただし、木造在来工法なので、コンクリートの気密室のような施工は 難しいと考えています。 基礎からのコンクリート立ち上げなどやってみたいですが、 間取りと予算と将来の使いまわしを考えると難しそうです。 気になっているのが、床、壁、天井の防音と、吸音です。 予算的には、通常の施工プラス100万円程度なのですが、 比較的低予算で効果の大きい施工などありましたらご教示頂ければ幸いです。 スピーカーは現在小口径(Westlake lc8.1、ジャズ80%)ですが、 住宅ローンのどさくさに大口径に買い換えたいという構想です。 石井式、加銅式のHPを拝見しましたが、 完全なものは予算的には難しいと思いますが、 みなさまの体験、知識等何卒よろしくお願いします。 |
| ▼yotaさん: >皆様のご意見大変参考になります。 > >事情としては、田舎ゆえ広めの部屋が取れるので、 >防音施工の上でリスニングルーム兼応接間として使用する予定です。 >ただし、木造在来工法なので、コンクリートの気密室のような施工は >難しいと考えています。 > >基礎からのコンクリート立ち上げなどやってみたいですが、 >間取りと予算と将来の使いまわしを考えると難しそうです。 >気になっているのが、床、壁、天井の防音と、吸音です。 >予算的には、通常の施工プラス100万円程度なのですが、 >比較的低予算で効果の大きい施工などありましたらご教示頂ければ幸いです。 > >スピーカーは現在小口径(Westlake lc8.1、ジャズ80%)ですが、 >住宅ローンのどさくさに大口径に買い換えたいという構想です。 > 比較的広さに余裕があり、木造の場合、私の「私のシステム」等にも書いてありますが、二重壁にするのが、最も効果がある遮音法だとおもいます。具体的には部屋の壁を30〜50cmくらい離して二重にします。施工上難しいので、内壁の内側には貼れないとおもいますが、それぞれの壁に石膏ボードを二重張りにします。具体的には 外壁ー柱(10cm)ー内壁1(石膏ボード二重張り)ー20〜40cmの空間ー柱(10cm)ー内壁2(石膏ボード二枚張り) です。この内側に、吸音・反射を考えて内装を施します。無垢板、集成材など、予算に合わせて選びます。壁面の部分部分によって違っていてもよいし、CDラック等を作りつけにしてもよいでしょう。スピーカー側を吸音にするとか、リスポジ側を吸音にするとか、AVやスピーカーの種類等、で一概にはいえませんが、上記の基本的なところは同じです。内側の柱の分も含めた30〜50cmの間の隙間と、天井の隙間(天井の石膏ボードも二枚張り)に、音響用の重いグラスウールをぎっちりつめます。これで大体45〜50dBは出ると思います。(自宅での実測値です。) 施工費用も、通常の木造の坪単価以上にはかかりません。四面とも2重壁にできない場合は、外に向かって遮音したいのか、中に向かって遮音したいのか、重要な方を選んで、厚い二重壁にしてください。他の部屋との仕切りのばあい、壁の厚みを通常の10cm(四寸)から少し増して、グラスウールをぎっちりつめ、両側の石膏ボードを二重張りにするだけで、かなりよくなると思います。グラスウール、石膏ボードなど、建築費総額に比べれば、ただの様なものですので、コストパーフォーマンスは非常に高いです。 一階の場合でしたら、床は、床下を作らず、コンクリート直張りの上にすぐ床を作れば、高さが30cmくらい稼げます。これと、天井高270cmのほうのオプションを選べば、高さ3mの天井ができます。こちらも是非お勧めです。 |
| yotaと申します。 大変参考になります。有難うございます。 いくつかさらにご教示お願い致します。 >外壁ー柱(10cm)ー内壁1(石膏ボード二重張り)ー20〜40cmの空間ー柱(10cm)ー内壁2(石膏ボード二枚張り) 施工ですが、内壁2と窓の間に段差が出来ますが、出窓?風に 処理されてますでしょうか? また、室内側ドアは、どの程度の防音ドアを採用されましたでしょうか? 大建においても数ランクの製品があるようですね。 >です。この内側に、吸音・反射を考えて内装を施します。無垢板、集成材など、予算に合わせて選びます。壁面の部分部分によって違っていてもよいし、CDラック等を作りつけにしてもよいでしょう。スピーカー側を吸音にするとか、リスポジ側を吸音にすると 内装は検討中とのご記載でしたが、現在では、 反射、吸音の内装材には何を使用されてますでしょうか? >一階の場合でしたら、床は、床下を作らず、コンクリート直張りの上にすぐ床を作れば、高さが30cmくらい稼げます。これと、天井高270cmのほうのオプションを選 こちらは、ベタ基礎のオーディオルーム部分を少し高くしておられるのでしょうか? あるいはスピーカ部分のみコンクリート立ち上げでしょうか? 寒さなどはいかがですか(当方新潟県に新築予定です) 以上、お手すきの時にご回答頂ければ幸いです。 何卒よろしくお願い致します。 |
| ▼yotaさん: >yotaと申します。 >大変参考になります。有難うございます。 >いくつかさらにご教示お願い致します。 > >>外壁ー柱(10cm)ー内壁1(石膏ボード二重張り)ー20〜40cmの空間ー柱(10cm)ー内壁2(石膏ボード二枚張り) > >施工ですが、内壁2と窓の間に段差が出来ますが、出窓?風に >処理されてますでしょうか? こんにちは、窓は、内壁と外壁にそれぞれ一つずつつけて、二重窓としています。窓代も2倍になるだけです。ただし二つの窓はそれぞれ二層ガラスとなっています。このとき、片方を防音ガラスにすると、ガラスの厚さが異なるため、共振する、という問題がなくなります。確か、普通の二層ガラスは5mmのガラスが2まい、防音ガラスは、3mmと7mmか4mmと6mmだったと思います。法律で、部屋の広さに対して、窓の大きさを規定していますが、建築会社は、基準より余計に大きな窓をつけたがるようです。きちんと計算して必要最小限の大きさの窓を選ぶことが、重要です。 >また、室内側ドアは、どの程度の防音ドアを採用されましたでしょうか? >大建においても数ランクの製品があるようですね。 > 私は、家の中に関しては、それほど防音の必要性を感じていなかったので、確か25級、というのでしょうか、25dBの物にしました。他の部屋に人がいつもいる場合には、もう少し遮音度の高いものの方がよいと思います。防音ドアは、きちんと施工することが非常に重要ですので、必ず、普通の大工さんではなく、専門家に取り付けてもらうようにします。多少でも疑問があれば、大建に連絡すれば、調べたり、調整したりしに来てくれますが、取り付けが悪いものは直せない場合も多いので、最初からしっかり施工を監督するようにします。 >>です。この内側に、吸音・反射を考えて内装を施します。無垢板、集成材など、予算に合わせて選びます。壁面の部分部分によって違っていてもよいし、CDラック等を作りつけにしてもよいでしょう。スピーカー側を吸音にするとか、リスポジ側を吸音にすると > >内装は検討中とのご記載でしたが、現在では、 >反射、吸音の内装材には何を使用されてますでしょうか? > 現在、集成材のCDラックが入っただけで、まだ、石膏ボードのままです。敷布団のシーツの中に、音響用グラスウールを三枚(15cm)入れたものを6個作り、響きを調整しています。天井の、第一次反射点には、QRDの韓国製スカイラインを10枚つけています。集成材や無垢板をきちんと加工してくれるお店を見つけたので、ぼちぼち、内装をやってゆこうと思っています。音にも良く、見栄えもよくしようと思うと非常にお金がかかりそうなので、ちょっとずつしかできません。 >>一階の場合でしたら、床は、床下を作らず、コンクリート直張りの上にすぐ床を作れば、高さが30cmくらい稼げます。これと、天井高270cmのほうのオプションを選 > >こちらは、ベタ基礎のオーディオルーム部分を少し高くしておられるのでしょうか? >あるいはスピーカ部分のみコンクリート立ち上げでしょうか? >寒さなどはいかがですか(当方新潟県に新築予定です) > スピーカー部分は、ベタ基礎のコンクリートを30cm立ち上げています。この高さについては、良く考えたほうがよいです。私の場合、マスが大きければおおきいほどよいと思ったのと、ダブルウーファーのマルチなんていうものを理想としていたので、横長のスピーカーを想定していたので、高くしたのですが、忙しさにかまけて、普通のアメリカンスタイルのスピーカーを使っています。その場合、15cm位高すぎました。高すぎるのはどうしようもないです。王座のようなリスニングチェアを作ればよいのかも知れませんが・・・大きさは、左右それぞれ、90cmかける135cm程度です。この上に、厚さ3cmくらいの大理石を貼りました。コンクリートの立ち上げは、殆どコンクリート代のみ、大理石は20万円くらいだったと思います。それ以外の部分の床は、コンクリートの上に直接根太(なるべべく本数を多く、本当は非平行に)その上にコンパネを二枚、その上にガス・温水の床暖房にしています。新潟ならこれが絶対お勧めと思います。電気は、電磁波等、ちょっと嫌ですね。根太の間には、発泡スチロールで断熱していますが、あんまり効いていないような気がします。直感的ですが、ベタ基礎の下に発泡スチロールか、何か別の断熱材を入れると効き目があるかもしれません。私が建てたのは「外断熱」が話題になる前でしたので、残念ながら、良く知りません。なお、スピーカーの部分とそれ以外のベタ基礎の部分は振動が伝わらないように、切っています。単にコンクリートを流すときに板を立てただけですが。 >以上、お手すきの時にご回答頂ければ幸いです。 >何卒よろしくお願い致します。 判る範囲でお答えしました。 |
| ご回答有難うございます。 新築の際には大いに参考になりそうです。 二重壁、二重窓、二重ドアを念頭に計画するつもりですが、 ベタ基礎から直接の床の立ち上げは難しそうです(家庭の事情もあり。。) なるべく丈夫なフローリングで、部屋の前後を縁切りするような方法を考えています。 実現したら(1年後予定)ご参考までにまた報告致します。 では、有難うございます。 |
| 今季号のステレオサウンド誌に石井氏が寄稿されており、詳しく解説されています。 一度お読みになってはいかがでしょうか。 拙宅の部屋は、同誌238ページの図14にそっくりですが、吸音層の考え方は、 239ページの図15になっています。吸音層を持った、波形側壁という形です。 図14との大きな違いは、図14ではリスナーに向いた面が吸音面、スピーカーに 向いた面が反射面になっていますが、拙宅は反対になっています。 |