Page 849 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼怖い高周波ノイズ 下流のヴェロダインから KOBA 05/9/17(土) 14:09 ┗Re:教えてください 初心A 05/9/18(日) 17:06 ┗Re:教えてください KOBA 05/9/18(日) 18:05 ┗Re:教えてください 初心A 05/9/18(日) 21:02 ┗Re:教えてください KOBA 05/9/19(月) 10:58 ┗Re:教えてください 初心A 05/9/20(火) 21:23 ┗現代軍用真空管 KOBA 05/9/21(水) 1:15 ┗Re:アースとノイズ 初心A 05/9/23(金) 9:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 怖い高周波ノイズ 下流のヴェロダインから ■名前 : KOBA ■日付 : 05/9/17(土) 14:09 -------------------------------------------------------------------------
| 是枝プリにヴェロダインDD-18 テレビモニターを繋いだ場合のノイズ感の 増加について、是枝重治先生がわざわざDD-18を取り寄せて、測定器も用いて 観測いただきました。 通常入力の上流機器からのノイズは考えられても、出力側の下流側からのノイズ 混入は見落としがちなので怖いところです。特にデジタルアンプ系は要注意のよ うです。電源もスイッチングが多いですし。もちろん家電も ライン経由ですので、クリーン電源グッズでは退治できません。 またかような雑音は高周波のものですので、ノイズも可聴帯域外の超高域発振に 似ています。 したがって、ハムノイズのようなすぐに聞こえるような性質のものではなくて、 そのまま気づかない場合もあってやっかいです。 以前、エージングがたっぷりとなってなかなか迫力ある音になったというので 聞きに行くと、明らかにメーカー製トランジスタプリアンプが超高域発振を起こ していたこともありました。 でも確実に可聴帯域にも悪影響を与えます。 何か聴いていて迫力というか圧迫感があるとか、特にSTWを繋いでいた場合など は気を付ける必要があるようです。 なお是枝プリについては、アース変更で混入を食い止めました。 このあたりのご対応は是枝先生は、ユーザー皆様になされるそうで、私だからで はありません。 以下は是枝先生からのレポートの要旨です。 実際には観測風景とオシロ波形の添付写真もいただいています。 ベロダインのDD-18が届いて、先ほど繋いで御指摘の症状を確認しました。 HGS-18では問題は出ませんでしたがDD-18では残留雑音波形に異常が出ました。 残留雑音レベルは普通は40μV前後なのですがなんと200μ〜500μまで増え ましたしMHz台の高周波雑音がほとんどでした。またモニターを繋ぐと雑音が増える ことも確認しました。 変更前はこの状態でオシロスコープ上下1升に渡ってパルス性の高周波雑音が認めら れていました。 電圧計では0、5mVRMS程度でしたがオシロスコープのPーP電圧は2mVほどでし た。 実動時の条件はパワーアンプがマッキントッシュMCー240、スピーカはタンノイ 3LZ、CDプレーヤはクレル、スーパーウーハはベロダインDD-18です。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)> |
| ▼KOBAさん: 今日は。図々しいお願いですが、下記高周波の周波数を教えて 頂けないでしょうか? 実はオシロが老衰で・・・。 オシロを購入しようとキョロ、キョロしています。 主にオーディオ用ですので40−60MHzもあれば十分と思っていますが・・・。 それにしても、KOBAさんは素晴らしい聴覚をお持ちですね。 >以下は是枝先生からのレポートの要旨です。 >実際には観測風景とオシロ波形の添付写真もいただいています。 >ベロダインのDD-18が届いて、先ほど繋いで御指摘の症状を確認しました。 >HGS-18では問題は出ませんでしたがDD-18では残留雑音波形に異常が出ました。 >残留雑音レベルは普通は40μV前後なのですがなんと200μ〜500μまで増え >ましたしMHz台の高周波雑音がほとんどでした。またモニターを繋ぐと雑音が増える >ことも確認しました。 >変更前はこの状態でオシロスコープ上下1升に渡ってパルス性の高周波雑音が認めら >れていました。 >電圧計では0、5mVRMS程度でしたがオシロスコープのPーP電圧は2mVほどでし >た。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)> |
| ▼初心Aさん: こんにちは > 今日は。図々しいお願いですが、下記高周波の周波数を教えて >頂けないでしょうか? 数メガヘルツ帯に分布していたようです。 >オシロを購入しようとキョロ、キョロしています。 > > 主にオーディオ用ですので40−60MHzもあれば十分と思っていますが・・・。 十分ではないでしょうか。 今回はシグナルアースとグランドアースが回路上共通であったものを分離 する方法で対処できました。 ベロダインのラインのアース側をデジタルノイズのようなものが伝わって、 信号系から筐体グランドに入り、プリ1段目の帯域制限された回路では遮 断できたものの、p-k分割のメガヘルツ帯まで増幅する能力があるプリ2段 目で増幅された格好です。 メーカー製では、帯域制限したりして対処している例もあるようです。 トランジスターアンプでは放っておけばメガヘルツまでの増幅能力を持つも のをスペックでは100k位に制限していますよね。 NAGRAのトランジスターパワーでも、かような対処の一環なのか、フェライト に巻かれたコイルのようなものが回路上見えますし、かつての手持ちのサンスイ のアンプにもコイルが見えました。 他方、オーディオリサーチの機器には、リアのバーの変更でシグナルとグランド を同じくしたり、切り離したりできる機能がありました。 知る限り、多くの機器ではシグナルのRCAインの−側に一緒にグランドアー スを落としているケースが多くて、上下からの高周波の混入には問題が 発生しがちなようで注意が必要なようです。 なぜ気づいたかです。 ムラタのSTWからチリチリと無信号時にもノイズが発生していました。 ノイズはメガヘルツ帯ですから本来聞こえるものではありませんが、 ビート現象によって、スピーカーの可聴帯域に降りてきていたものと 想像します。 ノイズも綺麗なホワイトノイズではなく、チリチリ音が混じっていたの です。 再生楽音の特に倍音をわずかでも濁らすこともあって、初心Aさんの ように観測装置があれば、一度測定されると安心です。 怖い!怖い! プロ現場でラインに600Ω:600Ωのトランスをかませる理由もよ くわかりました。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)> |
| ▼KOBAさん: 敏速に回答を頂き、有り難うございました。 このお話は、「デジタルケーブルやCDPの電源ケーブルで音が変わる。」ことに 関係しているように思います。(合理的な説明はできませんが・・・) 議論、難しい部屋のテーマですネ。 オーディオアンプは、銀行のATM、医療用機器、生産用ロボット、車、・・ などから比べると、高周波ノイズに対する配慮は薄いようです。 これは、その影響を考えれば当然のことです。 ノイズについてのお話も参考になりました。 別の話題になってしまいますが、DSO(デジタル・ストレート・オシロ)は 高性能、かつ驚くほど安価になりました。 某世界的なオシロのメーカは、法人でない私にも技術資料はすぐ送ってくれるし、 デモ機も貸してくれます。・・・オーディオメーカも見習って欲しいですが ・・・無理ですかね。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)> |
| ▼初心Aさん: > 別の話題になってしまいますが、DSO(デジタル・ストレート・オシロ)は >高性能、かつ驚くほど安価になりました。 > 某世界的なオシロのメーカは、法人でない私にも技術資料はすぐ送ってくれるし、 >デモ機も貸してくれます。・・・オーディオメーカも見習って欲しいですが >・・・無理ですかね。 ホントは回路にコイルを入れて高域遮断するよりも、アースで解決し た方が、音の鮮度やエッジをなまらせない点でいいと思います。 ホントそう思いますね。オーディオ雑誌にアレコレ機器が紹介されて いますが、アキバだってみかけない機器だらけです。 ところで初心Aさんの8045Gも聞かせて頂きたいですね。 先日導入した6C33Cというソ連製軍用チューブを調べてみました。 ネット検索すると金田式か、OTLモノしか出てきませんが、拙宅のもの はサンバレーsv63で出力トランス付です。 繊細にして豪快そのもので、エージングで棘が取れてきた感じです。 何と6C33Cはフェラメントが断線すると、別のフェラメントがただちに 点火されるようです。 またヒューズまで内蔵されているようです。 まさに軍用にいかなる場合にも作動させよう、万が一のときには自己 壊滅して、軍用機器を傷めないとする配慮で驚きました。 こういった真空管自体に、自己回復、自己壊滅機能を持ったものを手 にするのははじめてです。 1970年代の神戸のサンセイエンタープライズのジャン平賀さんが 輸入したときには当時の価格で1本18000円であったものが、冷戦 終了で3000円、選別しても6000円程度で手に入るようになった というのも平和だからですね。 エージングで角が取れてきました。しかし1本40W 4本で160W のヒーターは熱いです。夜でもクーラーが要ります。 化け物電源トランスといっても、けっこう熱を持ちます。 もちろん、FANによる強制空冷です。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)> |
| ▼KOBAさん: 今晩は。 >ホントは回路にコイルを入れて高域遮断するよりも、アースで解決し >た方が、音の鮮度やエッジをなまらせない点でいいと思います。 アースと回路、アースと雑音、アースと誘導、アースと熱、・・・伊藤健一氏の名著を思い出しました。このアースをマスターすればノイズ対策は、ほぼ卒業かも知れません。 私は、まだまだです。(T_T) >ところで初心Aさんの8045Gも聞かせて頂きたいですね。 正確な理由は分かりませんが、ラックス社はある時期に8045GとKT88(ライオン印)と積極的に交換していました。私もこの話に乗ってしまいました。この球のパートナーである6240Gは5本、部品箱に眠っています。何時かは活用したいと考えています。 >先日導入した6C33Cというソ連製軍用チューブを調べてみました。 >ネット検索すると金田式か、OTLモノしか出てきませんが、拙宅のもの >はサンバレーsv63で出力トランス付です。 ラジオ技術にも武末氏の記事がありましたが、SEPPとSEPPのトランス付です。 氏はシベリアでの抑留の経験があったようで、このロシア管には複雑な思いがあったようです。 すでにご存じと思いますが、他の方のために紹介しおきます。 http://www.osakac.ac.jp/labs/kishioka/sanpo02.html <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)> |
| ▼初心Aさん: こんばんは > アースと回路、アースと雑音、アースと誘導、アースと熱、・・・伊藤健一氏の名著を思い出しました。このアースをマスターすればノイズ対策は、ほぼ卒業かも知れません。 > 私は、まだまだです。(T_T) 私もぜんぜんまだまだ 是枝先生の手から今週中にはプリが帰ってき ますので、じっくり中を拝見して勉強させていただきます。 伊藤健一氏著作も手に入れてみます。 1000W前後の高出力のデジタルアンプというのもラインへのノイズ 放出は是非技術誌等で測定いただきたいです。 可聴帯域外とはいえ、ノイズ垂れ流しというのも何ともですね。 是枝先生が電波暗室は是非とも必要と言われている意味も体でわかり ました。 >>ところで初心Aさんの8045Gも聞かせて頂きたいですね。 > >正確な理由は分かりませんが、ラックス社はある時期に8045GとKT88(ライオン印)と積極的に交換していました。 ゴールドライオンKT88はマッキントッシュ275で使いました。 前段は全てGE(ゼネラルエレクトリック)に揃えてですね。 たしかにゴールドライオンはいにしえに製造が終わって、大変高価に なってしまい、クアッドペアで手に入れること自体難しくなってしま ったようです。ロシア製、テスラ系の東欧製、中国製の現行品は大変 安く手に入りますがその音が出ないようです。。 EL34プッシュは拙宅にマランツ#8Bがありますし、KT88シングル、EL 34シングルも作ってみましたけど、どうも自分には多極管パワーアンプ というのは合わないようなんです。 重厚な音は得られやすいのですけど、高域への透徹感が出にくいといい ますか。 とはいってもEARのKT90クアッドプッシュプルアンプはなかなかの高域感 でしたので、要は全体の作り方なのでしょうが。 275よりもマッキン240の方が個人的にはまっとうな音に感じました けど、いずれもマッキンは1ヶ月程度で手放してしまいました。 マッキン240はまた欲しいですが、幸い置き場がなくなってしまいま した(^^;) 8045Gというのは一度も聞いたことがないんです。 > ラジオ技術にも武末氏の記事がありましたが、SEPPとSEPPのトランス付です。 >氏はシベリアでの抑留の経験があったようで、このロシア管には複雑な思いがあったようです。 今でもロシア製の潜水艦等には真空管が多用されているようです。 一度、サッカーボールを二回り程度小さくしたようなソ連製水冷 真空管をロシア船で見せてもらったときには度肝を抜かされました。 しかも電極にはプラチナを多用しているんですね。いやはや 軍事通によると、半導体製造技術もあるのですが、信頼性と核戦争 時の放射能の耐性では真空管から半導体には変更できない事情もある ようです。 粗悪な民生用ロシア製真空管も出回っていますけど、軍用に開発され たものは造りが違いますね。 これを平和そのものの音楽再生に使うというのもいいじゃないですか。 > すでにご存じと思いますが、他の方のために紹介しおきます。 >http://www.osakac.ac.jp/labs/kishioka/sanpo02.html 興味深く読みました。ご紹介ありがとうございます。 SV-63アンプの方が誰が聞いてもオーディオ的には優秀なんですけど、 今日のように遠方から遅く仕事帰りしますと、絶対点火する気分に はなりません。豪快な音調に耐えられる体力がなくなっていまして。 疲れて帰った秋の夜長には70年前に製造された控えめに動作させた WE300Aシングルでガルネリ+でウィーンフィルなんて方がずっと心安 らぎます。 体調や気分で食べたい料理が変わるように、アンプも一筋縄ではいき ませんね。 いずれにしてもアンプ道楽はしばらくお休みできそうです。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)> |
| ▼KOBAさん: おはようございます。 オーディオで高周波ノイズに関連したイノベーション(大袈裟か・・・?)は、 ・スイッチング電源 ・CDP(クロック用発振器) ・D級アンプ こんなところでしょうか? プリアンプにもマイコンを乗せるのは当たり前ですし、 D級アンプのレビューでは高S/Nをその印象にあげることが多いようです。 (・・ポニーさんのヤマハのレビューが強烈でした。) 単品商品での高周波ノイズはご卒業しているようですが、組み合わせると メーカも考えつかない問題の発生する可能性があるのかもしれません。 伊藤健一さんの書物をしらべていたら、偶然ヒットしました。 http://www.sem.co.jp/techs/report/tr-14pdf/tr-14_103.pdf ここに参考文献で紹介されています宮崎誠一氏のサイトも分かり易く 詳しいです。(宮崎誠一*ノイズですぐヒットします。) 真空管の話は別のスレッドに書き込みます。 >今日のように遠方から遅く仕事帰りしますと、絶対点火する気分に >はなりません。豪快な音調に耐えられる体力がなくなっていまして。 >疲れて帰った秋の夜長には70年前に製造された控えめに動作させた >WE300Aシングルでガルネリ+でウィーンフィルなんて方がずっと心安 >らぎます。 お体に気おつけてご活躍ください。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)> |