Page 757 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼超特大チューブ シングルアンプ KOBA 05/5/5(木) 11:26 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 超特大チューブ シングルアンプ ■名前 : KOBA ■日付 : 05/5/5(木) 11:26 -------------------------------------------------------------------------
| ハットオーディオラボさんが拙宅にお越しになって、ふだんおよそ見かける こともない超特大チューブシングルアンプらを試聴できる機会を得ました。 姿は画像アップロードの部屋をお借りしてアップしてあります。 アキュフェーズ、ジェフやレビンソンといったショップに普通に並んでいる ものはチェックしきれないほどのインプレがありますが、こういったガレージ メーカーの巨大チューブアンプはお聞きになられた方はほとんどいらっしゃら ないかと思いますので、聞いた感じを拙くレポートしておきます。 聴取ソースはクラシック 諏訪内 リビングオーディオ デッカ等、JAZZは 大西順子・ビレッジバンガードライブ、越路吹雪・愛の讃歌です。 スピーカーはガルネリプラス と WE4181+JBLホーンシステムを使いました。 プリは大西正隆チューブプリアンプとハットオーディオラボさんのものを用い ました。両者とも癖のないものです。 「STC212シングル」 控えめに動作させているといってもたった1本でAクラスで75Wを叩き出し ます。 トランジスターでは考えられません。 音場的にはみかけと違ってバンバン前に出るような音ではありませんでした。 スムースでシームレスでありながら、1音1音に力がこもっているものです。 トリウムタングステンの送信管特有の高域の輝きがあります。 越路吹雪のエフェクターなしのナチュラルなボーカルは目の前で歌っている ようです。 終段に多数の素子をパラって使わざるを得ないトランジスターアンプではかよう なエナジーがあって芯がありながら軽く押し出されるような音が出ません。 小出力のWE300Bシングルあたりではちょっとこういった表現はできません。 万能型です。 STC212は1本10数万、WE212となると30万とも50万とも 言われている貴重な真空管です。 モノラルで1台50万の合計100万以上は覚悟といった高級アンプです。 値段は真空管が幾らで手にはいるか次第のようです。 「RCA833シングル」 833は業務用送信に使われるもので、今でも中国あたりで実際の送信に 使っているのだそうです。トランジスターは一発で破壊されることからは 未だ真空管を送信に使用とは信頼性なのでしょうか。 こちらはたった1本でA級で100Wを叩き出すそうで、その威容とともに さらに驚きます。 オーディオアンプで使われる20W〜30Wがせいぜいの845なども霞 んでしまう出力的な余裕があります。 こちらは力感を持って、前に前に音を叩き出します。 大西順子がヴィレッジバンガードでの乗り乗りのライブ感をハイエナジー に表現してなかなかのものです。 どちらかというとJAZZに適合しそうです。 真空管も現行で製造されてもいますので、1本5万程度だそうです。 アンプはモノラル2台で80万ほどのやはり高級アンプです。 番外編でふつうの275ルックスのものを聞かせていただきました。 マッキンC22タイプのフォノイコライザーまで内蔵されているものです。 ドライブ回路はマッキン116を模して作ったものです。 最大75W×2のプリメインアンプです。 真空管はロシアEL34が刺さっていましたが、ドライバー1本でバイアス を変えて6L6KT88 KT90等にも差し替えできるそうです。 JAZZ喫茶での使用も念頭にあるそうで、うちのJBLがALTECの ような図太い雰囲気でありながら優しく鳴りました。 STC212 RCA833とはまるで鳴り方が違います。 トランスはハットさんでお作りになられているそうで、違いはドライブ回路 と終段のチューブとなります。 これまで何十台のチューブアンプを聴いたか記憶も定かではありませんが、 ここまで音が違うことに改めて驚かされます。 個人的にはやはりビーム管、多極管は好みではなく、プッシュプルなら現用の オーディオ専科のWE300Bプッシュプルの方が、すっきりとした突き抜け る音で好みです。これも10年選手となってしまいました。 25万弱程度で管球フォノイコライザー付とのことですので、リーズナブル に感じます。 いずれも発熱がものすごく、5台のアンプに灯がついて部屋の温度がただちに 30度に跳ね上がりました(>_<) 春からクーラーが必須のようです。 貴重な体験ができました。今年の真空管オーディオフェアでは音出しされるそ うですが当日設置、いきなり音出しのSPも異なる会場では特徴の片鱗しか掴 むことができません。 個人的にはエイフルのWE212シングルアンプと並んでこのSTC212も 拙宅のアンプ群からは表現できない音調で欲しいと思っています。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)> |