Page 654 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/11(木) 10:09 ┣Re:チューブアンプの出力トランスのコア がぼてん島 04/11/12(金) 1:27 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/12(金) 1:46 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/12(金) 2:08 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア がぼてん島 04/11/12(金) 14:41 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/12(金) 20:19 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア がぼてん島 04/11/13(土) 2:18 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/13(土) 8:48 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア がぼてん島 04/11/13(土) 11:17 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/14(日) 18:35 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア がぼてん島 04/11/15(月) 8:11 ┃ ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/15(月) 21:34 ┣Re:チューブアンプの出力トランスのコア 志賀 04/11/12(金) 12:38 ┃ ┣Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/12(金) 12:57 ┃ ┗質問です カンイチ 04/11/13(土) 23:33 ┃ ┗Re:質問です 志賀 04/11/14(日) 20:49 ┃ ┗Re:質問です カンイチ 04/11/14(日) 23:20 ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア etrt99 04/11/13(土) 20:31 ┣Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/13(土) 22:46 ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/14(日) 22:32 ┗Re:チューブアンプの出力トランスのコア KOBA 04/11/15(月) 2:10 ─────────────────────────────────────── ■題名 : チューブアンプの出力トランスのコア ■名前 : KOBA ■日付 : 04/11/11(木) 10:09 -------------------------------------------------------------------------
| 真空管アンプの出力トランスのコアには鉄系、パーマロイ系 アモルファス系等があります。 これまでほとんど珪素鋼板(鉄系)のものしか使ったことが ありません。普通は出力トランスはこれのようです。 これに比べてパーマロイ、アモルファスの音的な特徴などの ようなものでしょうか? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| KOBAさん、こんばんは、がぼてん島です。 私はシングル派ですが、今までに使ったことのある出力トランスは、 鉄系では タンゴ XE-20S、XE-60-5SNF タムラ F2007、F2004C マグネクエスト DS-025、DS-050 パーマロイ系 タムラ F7001 中村製作所 NS-030SE、NS-050SE 残念ながらアモルファスは使ったことがありません。 少ない経験ですが、マグネクエスト以外は、ほとんど同じ回路で乗せ変えて音を聴 いています。 一般に珪素鋼板と比べてパーマロイは高域が良いと言われている様ですが、それま で鉄コアの出力トランスしか聴いたことが無くて、初めてパーマロイの中村製作所 のNS-030SEの音を聴いた時はやはりそのとおりで高域の繊細さに魅力を感じました。 それは6CA73結シングルだったのですが、直ぐ後に自分の現用機の6G-B8シングル でも同じ音を狙ってタンゴXE-20SからNS-050SEに交換したのですが、何故かいま いちの音で、効率もそれまで使っていたXE-20Sと比べてだいぶ悪かったので元に戻 しました。 また、タムラF7001も最初は300Bシングルに使用してみたのですが、いまいち音が 気に入らず、ほったらかしてあったのですが、その後知人にどうしても欲しいけど 予算がこれだけしか無いと泣き落とされて安価で製作するはめになったアンプで使 用してみたところ、思いの外良い音・・というか凄く良い音に仕上がりました。 ただし、この時は、NS-030SEで感じた高域の繊細さはほとんど感じませんでした。 また、パーマロイコアは逆に、低域に不利だと言われている様ですが、私の聴いた 限りでは、どれも特にそう感じる事はありませんでした。 結論めいた事が言えるほどの経験ではありませんが、パーマロイには高域の美しさ は確かにあると思いますが、必ずしも全てのパーマロイコアがそうという訳でもな くパラメーターが多くて実装してみないと何とも言えない。低域が弱いとも言われ るが、そういった感じはあまり無くだいぶ改善されているのかも? といった感じでしょうか、もっともこれはどちらかと言えば安価なパーマロイトラ ンスのみの経験ですので、もっと大きなコアボリュームのトランスだと違ってくる かもしれません、ともかく聴いてみるしか無いというのが私の意見です。 後、余談ですが、コアの種類もですが、同じ鉄コアでもXE-20SとXE-60Sとを聴き比 べると格の違いを感じざるを得ません、コアのボリュームも重要ですね。 私は今は特にコアの種類にこだわりを持ってはいないのですが、パーマロイコアの 出力トランスを使って何か作れと言われれば、迷わず45シングルを製作してみた いですね、45の音とパーマロイコアの音のイメージが私の中ではぴったりと一致 します。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)@ntoknw015116.oknw.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
| ▼がぼてん島さん: こんばんは レスありがとうございます。 >今までに使ったことのある出力トランスは、 >鉄系では >タンゴ XE-20S、XE-60-5SNF これは両方使ったり、聴いたことがあります。正確には、 XE-60-3SNFです。 アンプはいずれも300Bですけど91型、前段SRPP タイプと違うので正確な比較ではありませんが、がぼてん 島さん同様スケールの違いを感じました。小さいトランス には小さいなりの音の小回りの良さも感じてはいます。WE アンプなんかは小さなトランスですね。 >タムラ F2007、F2004C F2007のみ使ったことがあります。実に真面目な安定した音 であった記憶です。自作をしていたころはJAZZ、それも パンパンと音離れよく出る音を指向していたので、タンゴの 方がどちらかというと好みでした。ただ2007で聴く女性ボー カル、森進一はなかなかのものがありました。 >マグネクエスト DS-025、DS-050 030を使いました。やや癖があるようです。 >パーマロイ系 >タムラ F7001 >中村製作所 NS-030SE、NS-050SE これらはまったく知りません。 大西正隆さんから大型コア(XE60クラス)のアモルファスコアのトランス のインプレをいただきましたので、引用させていただきます。 以下引用 300Bアンプの件、どのくらいデカイ・重たいトランスか、比較写真を添付しました。凄いでしょう・・・・・!(たしかにスゴイ 私注)。これアモルファスですので凄く高いトランスです。で、問題の音ですが、この部屋の300Bシングルアンプにつないで、昨日一日音を出していました。 「結果」はダメ!・・・、何か一つ物足りない音です。低域は良いのですが、深み、奥行き感・・・、個性が無いフラットな音。そんな印象です。先日ご来宅の折この部屋(作業部屋)で聞いていただいた300Bアンプに換装してみたのですが、タンゴ特注のOPTの方がみずみずしい音で、タンゴの勝ちです。 以上 難しいものですね。 >出力トランスを使って何か作れと言われれば、迷わず45シングルを製作してみた >いですね、45の音とパーマロイコアの音のイメージが私の中ではぴったりと一致 >します。 そうですか。45の音がさらにイメージできます。何となく2A3シングル プレートの音も連想してしまいます。 WE300AがWE300B後期よりも205D寄りの音であるかのような。 ご体験 勉強になりました。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| ▼がぼてん島さん: 補足です >>鉄系では >>タンゴ XE-20S、XE-60-5SNF 91型で聴いたときはボーカルの生々しさではXE20よりも さらにローコストのたしかFX?20の方が気に入りました。 XE60にしてスケールは上がったのですが、ほどなくして気に入 らないところが出てきて、解体してトランスは売ってしまいま した。その方のもとで2A3アンプ用に活躍しているはずなの ですが、レポートが来ません。 どうもTPOというものがあるようで、高くてコアボリュームの 大きい物にすればいいというものではないようです。難しいで すね。さらに大きなタンゴトランス入りのメーカー製の91型 を聴いたことがありますけどますます気に入らない音でした。 パーツ選択は実に難しいものですね。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| KOBAさん、こんにちは。 KOBAさんのトランスの使用経験、私も参考になります。 それと45から一枚プレートの2A3が出てくるあたりはさすがですね、45を2つ くっつけたのが2枚プレート2A3と思われがちですが音は全く別物ですね、一 枚プレートの2A3は聴いたことが無いのですが類似管でWE275Aがあります、45 、普通の2A3、WE275Aはほとんど同じ回路でシングルアンプを製作しましたが 一番音が気に入ったのが45でした、回路は私が普段は全く作らない古典的な回 路なのですが、これだと不思議と球の品種による音の差が出てきます、デ・カ ップリング回路や自己バイアスを止めて回路からリアクタンスを極力排除して ゆくと球による音の差は無くなるのですが・・・不思議な事です。 >91型で聴いたときはボーカルの生々しさではXE20よりも >さらにローコストのたしかFX?20の方が気に入りました。 >XE60にしてスケールは上がったのですが、ほどなくして気に入 >らないところが出てきて、解体してトランスは売ってしまいま >した。 なるほど、この辺は聴く音楽のジャンルによっても善し悪しが変わるのではな いかと思います、私は主にクラシックでしかもチャイコフスキーやマーラー等 の大編成のオーケストラで判断しています、こういった音楽でXE20とXE60を聴 き比べると、一聴してXE60の帯域の広さが余裕として感じられます、ですがボ ーカルや小編成のジャズだと、この辺の有利さはあまり表に現れないと思いま す、それと5極管ドライブの91型だと高域の伸びがなく、あまり低域が伸び るとかえってバランスが悪くなるとも考えられます。 >どうもTPOというものがあるようで、高くてコアボリュームの >大きい物にすればいいというものではないようです。難しいで >すね。さらに大きなタンゴトランス入りのメーカー製の91型 >を聴いたことがありますけどますます気に入らない音でした。 >パーツ選択は実に難しいものですね。 同感です、HI-FIという事で言えば、コアボリュームはある程度大きい方が有利 に決まっていますが、好音質とはまた別物ですね。 部品にしろ回路にしろ、いろいろ講釈はあっても、最後は作って聴いてみなけれ ば判らない、だから面白いですね。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)@ntoknw008224.oknw.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
| がぼてん島さん こんばんは。 >KOBAさんのトランスの使用経験、私も参考になります。 >それと45から一枚プレートの2A3が出てくるあたりはさすがですね、45を2つ >くっつけたのが2枚プレート2A3と思われがちですが音は全く別物ですね、 ええ。そう思います。WE300Aもやはり勘違いされているようです。 300Aの初期ものは300Bの刻印とはプレートの支持の仕方も、フェ ラメントの吊り方も違っています。音にこれが反映されているよ うに思います。2A3は柔らかいチューブらしい音との一般評は2枚 プレートのものからの評価ではないかと思います。 ところで、確かにシングルアンプでのコアサイズと低域の出方に は相関があるように思います。しかし、がぼてんさんがお聴きの フルオケやJAZZなどでは、どうもシングルアンプの低域は量が 確保できても、やや朦朧とした隈取りや芯のない音になりがちな 気がしますがいかがでしょう。 この点プッシュプルにするとトランスにさほどのコストをかけな くても、量も芯があって隈取りがしっかりした筋肉質の低域が 確保されるように思っております。 あまりプッシュプルアンプはお好きではないですか? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| KOBAさん、こんばんは、がほてん島です。 >ええ。そう思います。WE300Aもやはり勘違いされているようです。 >300Aの初期ものは300Bの刻印とはプレートの支持の仕方も、フェ >ラメントの吊り方も違っています。音にこれが反映されているよ >うに思います。2A3は柔らかいチューブらしい音との一般評は2枚 >プレートのものからの評価ではないかと思います。 WE300Aですか、私なぞ姿を拝んだこともない球ですが、2A3に関しては KOBAさんと全く同じ意見です、普通の2A3はシングルだとどうしても低 域が膨らみがちでバランスが悪いですね。 >ところで、確かにシングルアンプでのコアサイズと低域の出方に >は相関があるように思います。しかし、がぼてんさんがお聴きの >フルオケやJAZZなどでは、どうもシングルアンプの低域は量が >確保できても、やや朦朧とした隈取りや芯のない音になりがちな >気がしますがいかがでしょう。 その点は、従来からの設計方法で回路を作る限りは、そのとおりだと思 います。一般的な真空管アンプの回路は個々の部品は進化していますが 、基本的には半世紀前とほとんど何も変わっていません。 パイ型の電源フィルターから供給される電源で、デ・カップリング回路 通過の自己バイアス増幅器、音声信号は全てひとまとめにしてバイパス コンデンサーを通過するから大丈夫・・・低音も高音もパイパスコンデ ンサーを大きくしておけばみな同じ・・ほんとか?? シングルだろう とプッシュプルだろうとこんな考え方で製作された世の中の99パーセ ントの真空管アンプからまともな低音が再生されるはずがありません。 唯一の例外は純A級で動作する範囲のPPアンプで、電源が音声ループから 切り離されます、ですがやはり真空管の宿命で位相反転回路が必要です、 そのぶんだけシングルに比べて音の鮮度が低下します、それではという 訳でその位相反転と電圧増幅をまとめて一段でおこなえるのが、作動増 幅回路を使った差動PPアンプです、色々な方が製作して評判が良いよう です、もちろん私も作ってみました、全て(と言っても2段増幅ですが) の増幅段に定電流回路を入れた6G-B8純A級の全段作動増幅器で出力トラ ンスはLUXのMQ-60から取り外した物です。 シングルアンプと比べてみて、確かに小さな出力トランスでもずっと延 びて解像度のある低音が再生できます、が、どうしてもカソードが直接 接地されず定電流回路が介在する音が気になります、真空管はカソード とグリッド間の電圧を増幅する素子ですからカソードあるいはフィラメ ントを直接接地できない回路はその分支点にぐらつきが生じます。 具体時には、低音は良くても音の鮮度と抜けがシングルと比べて、やや 劣ります。 >この点プッシュプルにするとトランスにさほどのコストをかけな >くても、量も芯があって隈取りがしっかりした筋肉質の低域が >確保されるように思っております。 今まで長々と書いた理由で、一般的な回路の真空管アンプでは、そのとお りだと思います。 おそらく普通のシングルアンプしか聴いたことのない方では、オーケスト ラをまともに再生できるシングルアンプなぞ眉唾だと思われるでしょう。 ですが、これらの欠点を取り除いたシングルアンプの音は全く別物です。 あまりに特殊で一般的ではありませんが、電源のフィルターCは極力小さ くし、チョークコイルはもちろん使わない、デ・カップリングもなし、全 ての真空管は固定バイアスかそれに準じる動作、そうやって作ると、真空 管の本当の実力が発揮されます、自己バイアスやデ・カップリング、電源 フィルターがどれほど真空管の動作を邪魔していたか良く判ります。 ピアノ協奏曲では、オーケストラに埋もれることなく、ピアノの音がはっ きりと聴き取れますし、音が重なっても個々の楽器が綺麗に分離してごち ゃごちゃになりません、大太鼓やコントラバスの低音の量感も解像度を伴 って十分に満足できます。 ピアノやパーカッションの立ち上がりの早いソースでも、立ち上がりが 早く十分に伸びきり、たかだか数wの出力のアンプですが不満はありませ ん。最初にKOBAさんにレスした内容はこの設計思想で作ったシングルアン プでトランスを交換してみて感じた感想です、一般的な回路のアンプでの 事ではありません。 以上自画自賛の顰蹙な内容で失礼しました、ですがもし私のアンプを冷や かしで聴いてみたければ、貸し出しも可です。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)@ntoknw006043.oknw.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
| ▼がぼてん島さん: おはようございます ちょっと想像も付かない回路のようです。 >あまりに特殊で一般的ではありませんが、電源のフィルターCは極力小さ >くし、チョークコイルはもちろん使わない、デ・カップリングもなし、全 >ての真空管は固定バイアスかそれに準じる動作 チョークを使わず平滑化というと、ソリッドステートによるリップル フィルターかスイッチング電源(パルス電源)の類しか思いつきません けど、こういったものですか? デカップリングを使わないということは通常?の直結回路でよろしいの でしょうか? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| KOBAさん、こんにちは。 >おはようございます ちょっと想像も付かない回路のようです。 そんな突飛な回路ではありません、それどころか増幅回路は一番簡単なCR結合 の2段増幅アンプです。ただし、それを完全に働かせるための周辺回路が今ま でと違っているだけです。簡単にイメージするには個々の真空管一本ごとに独 立した乾電池で電源を供給していると思ってもらえば良いと思います。 >チョークを使わず平滑化というと、ソリッドステートによるリップル >フィルターかスイッチング電源(パルス電源)の類しか思いつきません >けど、こういったものですか? そうですね、スイッチング電源を作るほどの技術はありませんので、トランジ スターのベースを定電圧源で固定しただけのごく基本的な物です、普通の平滑 回路はリプルの谷をLやCに蓄えたエネルギーで埋める動作ですが、私の電源 に対する考え方は、リプルの谷から上を切り取るスライサーというイメージで す、ただし原理は簡単ですが実用になる物にするには、それなりのノウハウが 必要です。 >デカップリングを使わないということは通常?の直結回路でよろしいの >でしょうか? 単なる普通のCR結合です、増幅段ごとに電源を用意すれば、デ・カップリング は必要ない訳です。もちろん電源トランスから全て分ければ理想ですが実用的 ではないので、電源の制御素子を個々の真空管ごとに独立させています。 アンプでは良く電源のインピーダンスの値が問題にされますが、それはこれが 大きいと各増幅段を結合する共通インピーダンスとして働くからですが、電源 が独立してしまえば、たとえインピーダンスが大きくても最大出力が多少減る 程度で大きな弊害はなく、その絶対値の大小よりも可聴帯域での平坦さがより 重要になります、ですからここでもCを使わないという事に意味が出てきます。 私のアンプの場合は、低域を制限する時定数は段間のCR結合と出力トランスの みですが、普通のアンプだとこれ以外に、自己バイアスのCR、デ・カップリン グのCR、電源の平滑LCRがさらに加わります。 使うCの容量は全て合わせて20μF程度にすぎません、こんな事を書くとハム だらけのひどい音と思われるかもしれませんが、ノイズは0.5mV以下で、チャ ンネルセパレーションも普通のアンプよりも格段に優れています。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)@ntoknw008237.oknw.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
| ▼がぼてん島さん: 別にメールを送らせていただきました。よろしくお願いいたします。 こんばんは 2枚プレートの2A3はRCA,シルバニア、HELCO GE、ロシア、中国を持っています。このたび伴侶用に作られた大西 さんの2A3パラシングルではELECTRON TUBEと書かれた よく見る中国製が刺さっています。当初の中国製2A3は深みもなく、 ややボケ気味であったのですが、最近のはよくなったのか、なかなか 瑞々しい鮮烈な音調となっているのに驚きました。中国製もよくなって きたものです。 >そうですね、スイッチング電源を作るほどの技術はありませんので、トランジ >スターのベースを定電圧源で固定しただけのごく基本的な物です、普通の平滑 >回路はリプルの谷をLやCに蓄えたエネルギーで埋める動作ですが、私の電源 >に対する考え方は、リプルの谷から上を切り取るスライサーというイメージで >す、ただし原理は簡単ですが実用になる物にするには、それなりのノウハウが >必要です。 こういった電源モノは聴いたことがありません。 ところで、上記アンプはシャーシが銅板で出来ています。 これも何らかの音への貢献があるのでしょうか? 銅板シャーシアンプははじめてなものですから。 そういえばサンスイやラックス、アキュフェーズなど銅板 ではなく、鋼板に銅メッキしていたアンプがありますね。 アースへの何らかの貢献があるのか、渦電流でも防止して いるのか。 一工夫、二工夫と知恵を絞られたがぼてん島さんのアンプ、 どのような音を奏でるのでしょう? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| KOBAさん、おはようございます。 >別にメールを送らせていただきました。よろしくお願いいたします。 すみません、届いていない様です、と言うか最近スパムメールが時々来る様になって それと間違えて読まずに削除してしまった可能性大です、お手数かけて申しわけあり ませんが再送お願いいたします。 >こんばんは 2枚プレートの2A3はRCA,シルバニア、HELCO >GE、ロシア、中国を持っています。このたび伴侶用に作られた大西 >さんの2A3パラシングルではELECTRON TUBEと書かれた >よく見る中国製が刺さっています。当初の中国製2A3は深みもなく、 >ややボケ気味であったのですが、最近のはよくなったのか、なかなか >瑞々しい鮮烈な音調となっているのに驚きました。中国製もよくなって >きたものです。 そうてすか、私も何度か中国製の300Bを使用しましたが、最初はフィラメントが 断線したり、管頂部分に黒いカーボン状の物が析出したりとあまり良い印象があ りませんでしたが、その後知りあいが始めたショットバーでBGM用に作った300B シングルで安い中国製の球が一万時間以上使えて、音質はさておき丈夫にはなったん だなと見直しました、音質もしかりでしょうね。 >こういった電源モノは聴いたことがありません。 >ところで、上記アンプはシャーシが銅板で出来ています。 >これも何らかの音への貢献があるのでしょうか? >銅板シャーシアンプははじめてなものですから。 電源は重要と良く言われますが、まさしくそのとおりで私はアンプの音質の80 パーセントは電源で決まると思っています。 シャーシの材質については、鉄以外の物を使用する様にしています、ずっと以前 ですが真空管でドライブしたFETアンプを製作したとき、シャーシは全てアルミ 板で作ったのですが、完成してしばらくは裏蓋は無かったのですが鉄のパンチン グ板で裏蓋を作った所、音か濁った経験があります、それが鉄だったからか裏蓋 をする事自体が悪かったのか判りませんが、それがトラウマになって以来ずっと シャーシはアルミで、KOBAさんも書かれていたエヌテクノロジーにお願いした物 を使っています、銅や真鍮も使ってみたいのですが固くて加工がたいへんなのと 防錆処理の事を考えると躊躇してしまい未だ実現していませんが、サブシャーシ として使用してアース母線を貼らないベタアースの素材として使うと面白いなと 思います。 >そういえばサンスイやラックス、アキュフェーズなど銅板 >ではなく、鋼板に銅メッキしていたアンプがありますね。 >アースへの何らかの貢献があるのか、渦電流でも防止して >いるのか。 パイオニアやナカミチも銅メッキのタッピングビスを使っていますね。お金をかけ て効果の無いことはやらないでしょうから、何かメリットがあるんでしょうね。 >一工夫、二工夫と知恵を絞られたがぼてん島さんのアンプ、 >どのような音を奏でるのでしょう? 経験豊富なKOBAさんに興味を持っていただいたようで嬉しいです。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)@ntoknw006140.oknw.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp> |
| ▼がぼてん島さん: こんばんは そうして楽しみにしています。 >シャーシの材質については、鉄以外の物を使用する様にしています、ずっと以前 >ですが真空管でドライブしたFETアンプを製作したとき、シャーシは全てアルミ >板で作ったのですが、完成してしばらくは裏蓋は無かったのですが鉄のパンチン >グ板で裏蓋を作った所、音か濁った経験があります、それが鉄だったからか裏蓋 >をする事自体が悪かったのか判りませんが、それがトラウマになって以来ずっと >シャーシはアルミ 私も昔現在も使っているWE300Bシングルをコストを 考えずに皆で作ろう、と当地の自作愛好家5名が集まって 週末になればあれこれ部品を持ち寄り、回路・定数・パーツ をあれこれしながら、測定、ヒアリングでつめていました。 このときはバラックですので、アルミ弁当箱です。 そうして回路が決まって、裏蓋を閉めると音が違う。 マランツ8Bのようなトランス類を全て覆い隠す鉄製シャーシに 組み上げ直して音出しを。 一同「あれっ また音が変わったよ」 それで、もう一度このマランツ型シャーシでスクラップ&ビルド が始まりました。試作から完成まで5ヶ月もかかってしまいました。 理由ははっきりしませんが、磁性体、非磁性体シャーシでは 同じ回路、配線でも音が変わることを経験しています。 そういえばかつてのWEも、マランツ#7もすべてアルミシャーシ でマランツはネジまで銅ネジとしていますね。 トランスのコア材や厚さによる違いを含めて、音が変容する要素は 誠に多いですね。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| ▼KOBAさん: >真空管アンプの出力トランスのコアには鉄系、パーマロイ系 >アモルファス系等があります。 >これまでほとんど珪素鋼板(鉄系)のものしか使ったことが >ありません。普通は出力トランスはこれのようです。 >これに比べてパーマロイ、アモルファスの音的な特徴などの >ようなものでしょうか? お久しぶりです。 出力トランスのコアについて、音的な特徴でなく、物理的な特性についてです。 アモルファスはいいかもしれません。飽和磁束密度、透磁率もそこそこ大きく、電気抵抗値が大きいので渦電流損失が少なく、ノイズも少ないはずですので出力トランスには適していると思います。製品はあるんでしょうか? 真空管アンプが主流だった頃に現れていたらもっと使われていたと思いますね。 パーマロイ系は飽和磁束密度が低いので出力トランスには不向きだと思います。 MCカートリッジ用の昇圧トランスには最適ですが。 鉄系については、アモルファス、パーマロイ系に比べてノイズレベルが少し高いと思いますが出力トランスとして使う場合は問題にはならないかもしれません。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@h218189.ppp.asahi-net.or.jp> |
| ▼志賀さん: お久しぶりです レスありがとうございます。 >お久しぶりです。 >出力トランスのコアについて、音的な特徴でなく、物理的な特性についてです。 > >アモルファスはいいかもしれません。飽和磁束密度、透磁率もそこそこ大きく、電気抵抗値が大きいので渦電流損失が少なく、ノイズも少ないはずですので出力トランスには適していると思います。製品はあるんでしょうか? タムラにあった記憶があります。 実際にMJライターの松並さんがこれを使ったものを発表されています。 お値段も鉄コアの2倍〜3倍以上です。 私の見た物はそれよりだいぶ大きなものです。 かならずしも性能と音との相関が一概に言えないようなところが難しい ところのようです。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| ▼志賀さん: >パーマロイ系は飽和磁束密度が低いので・・・・ 飽和磁束密度と透磁率は相関関係が有るのでしょうか? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; T312461)@SAPcd-08p21.ppp.odn.ad.jp> |
| ▼カンイチさん: > >飽和磁束密度と透磁率は相関関係が有るのでしょうか? 大雑把に言えば透磁率は 飽和磁束密度/保持力 の大きさで決まります。 そういう意味では相関関係はあります。 しかし、飽和磁束密度は材料によってそれほど大きく変わりません。 例えば、鉄系 2 に対し パーマロイ系 1 くらいです。 それに対し、保持力は 珪素鉄 40 に対しパーマロイ 4、スーパーマロイに至っては 0.2 くらいです。 というわけで実際上は保持力の小ささによって透磁率は決まります。 一応、ここに関連事項は説明してあります。 http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/Lecture/ferromagnet.htm#hysteresis <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@h218189.ppp.asahi-net.or.jp> |
| ▼志賀さん: 有り難うございました。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; T312461)@SAPcd-08p32.ppp.odn.ad.jp> |
| ▼KOBAさん: >真空管アンプの出力トランスのコアには鉄系、パーマロイ系 >アモルファス系等があります。 >これまでほとんど珪素鋼板(鉄系)のものしか使ったことが >ありません。普通は出力トランスはこれのようです。 >これに比べてパーマロイ、アモルファスの音的な特徴などの >ようなものでしょうか? KOBAさん今晩は 雑誌管球王国を御存知とは思いますが、創刊号の”真空管アンプ大研究”及び 管球王国VOL2〜5及び11にWE300Bに限定したPP用及びS出力OPT、 インターステージトランスの切替視聴テスト記事が有ります。 但し、海外製品については鉄芯材質が不明な物がほとんどで、 アモルフアス、パーマロイではタムラ、中村製作所位しか有りません。 鉄芯材質を明記していないOPTは一般的な電磁鋼板(オリエント/オリエントハイビーコア:新日鉄製)と思われます。 パーマロイを初めて使用したOPTを載せた市販AMPは福岡県のカンノ製作所では ないかと記憶しています。大昔MJ誌にそのOPTを使用した製作記事が記載されて 私もオーデイオ店を通じて注文した結果、PT/CH/OPTのセットじゃないと 売らないと言われ、”カンノのトランスは一生使わないぞ!”と心に誓い今日に至って ますが、一体どんな音が出るのか興味は有ります。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)@p6237-ipad28fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp> |
| ▼etrt99さん: >私もオーデイオ店を通じて注文した結果、PT/CH/OPTのセットじゃないと >売らないと言われ、”カンノのトランスは一生使わないぞ!”と心に誓い今日に至って >ますが、一体どんな音が出るのか興味は有ります。 当地のオーディオ店にはこのカンノ製作所のWE300Bシングルが あります。 自宅試聴していないので正確にはわかりませんが、実にすっきり した音がしていました。 トランス結合でお値段も98万円となかなかです。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| ▼etrt99さん: 今晩は >雑誌管球王国を御存知とは思いますが、創刊号の”真空管アンプ大研究”及び >管球王国VOL2〜5及び11にWE300Bに限定したPP用及びS出力OPT、 >インターステージトランスの切替視聴テスト記事が有ります。 >但し、海外製品については鉄芯材質が不明な物がほとんどで、 >アモルフアス、パーマロイではタムラ、中村製作所位しか有りません。 パーマロイトランスはWEのオリジナルからいろいろあるようですね アモルファスは量子化ノイズまで聞こえるような解像度とありました。 一方で、いまひとつの評もあってよく掴めません。 あの本はトランスだらけで、読んでいるうちに何がなんだかわからな くなりますね(-_-) <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |
| ▼etrt99さん: 使われないと心に決めたカンノのトランス開発者の方が 経験に基づいてトランスについて語っておられました。 コアの材質では音色と響きの余韻 コアの厚さではタッチの荒さとボウイングの強さ 銅線の径では走者の腕力 線の巻き数では走者の体力 線材では音色の明暗 組み付けでは響きの硬軟 だそうです。ますますトランスは難しいものですね <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)@server12.janis.or.jp> |