Page 389 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼オルフェウスのアンプ ED 03/12/30(火) 11:09 ┣Re:オルフェウスのアンプ KOBA 03/12/30(火) 11:26 ┃ ┗Re:オルフェウスのアンプ いまむー 03/12/30(火) 12:09 ┃ ┣Re:オルフェウスのアンプ KOBA 03/12/30(火) 12:51 ┃ ┃ ┗Re:オルフェウスのアンプ ED 03/12/30(火) 13:08 ┃ ┗Re:オルフェウスのアンプ prof.kumakuma 03/12/30(火) 13:26 ┃ ┗Re:オルフェウスのアンプ いまむー 03/12/30(火) 13:47 ┗Re:オルフェウスのアンプ S&K 03/12/30(火) 15:19 ┣Re:オルフェウスのアンプ ED 03/12/30(火) 16:32 ┗Re:オルフェウスのアンプ いまむー 03/12/30(火) 17:06 ┗Re:オルフェウスのアンプ いまむー 03/12/31(水) 7:55 ─────────────────────────────────────── ■題名 : オルフェウスのアンプ ■名前 : ED ■日付 : 03/12/30(火) 11:09 -------------------------------------------------------------------------
| アンプの自作を長年性懲りもなく続ける高齢のマニアですが,最近は呆け防止の 色合いが濃くなりました。球も石も一応手掛けますが,球は「個性」,石は「回 路技術」を味わうとして小生の内では住み分けが明確であります故,いずれも捨 て難き魅力あるものです。 球はともかくも石アンプについては,かなり納得のゆくものを組んでいたつもり でしたが,本年,小生の自負を事も無げに打ち砕く衝撃的なアンプが発売されま した,オルフェウス・ラボラトリーというスイスの新進メーカーのものですが, 「無線と実験」誌の11月号等,各種専門誌で紹介されておりますので,ご承知 の方も少なからずと存じます。 とりわけパワーアンプは「パワーループ」という新技術により,小出力ながら低 能率スピーカーをも強力に駆動する力量に感服いたしました。従来のNFB回路 と同様の理論のようですが,さらに完成度を高めモジュール化されております。 ステレオ仕様のTHREEは片チャンネル当たり高々40W。当節ではミニコン ポ並みの出力に過ぎませんが,駆動力はスピーカーを問わず余裕綽々。小生はA 級動作のアンプしか組みませぬ故,石アンプでも出力は100W以下に止めてお りますが,小生の拙い技術ではいかに創意工夫を凝らそうとも到底及ぶべくもな く,向学を兼ね購入するに至った次第です。 音質の傾向は各誌の試聴記にあるとおり故に多くは申しませぬが,音の立ち上が りの速さ,低域の伸びと分解能は特筆すべきもので,力量がありながら押しつけ がましさの無きは,石アンプに望む小生の嗜好と合致します。また,音色は無色 透明に近く個性が薄い類と言えますが,寒々しさや神経質さを伴うものではあり ません。ただ新品での通電直後の音は相当に固め故,エージングには時間がかか ります。また,あてがうスピーカーの特性をモジュールに慣れさせるためか, 72時間以上は音楽を鳴らし続ける必要があるとの由,それも実感としては確か にあります。性急に試聴を行うと,本来の音質とは異なる印象を抱かれるかもし れません。 もう一点特筆すべきは,待機時15W,最大でも350Wという消費電力は極め て有用です。購入してほぼ1ヶ月間,パワーはこのアンプのみを使用し,その間 電源は入れっ放しでしたが,通常月の電気料金より1万円近く下がり,年金暮ら しの小生にとっては誠に有り難きかな,です。 A級アンプの消費するエネルギーはほとんど発熱に消えてしまいます故,冬場は 暖房代わりとはなるものの夏場はとても耐えられませぬ。暑い時期にさらに追い 打ちをかけ,それを冷やさんがため冷房をフル活動させるという所行は,端から 見れば狂気の沙汰。いかに道楽とはいえ,拙宅の消費電力は,高齢の夫婦世帯に もかかわらず尋常ならぬ量であり,地球環境を悪化させるに大いに加担している 有様に恥じ入ります。 それはさておき,誤解の無きよう断りますが,小生はこのアンプを喧伝しような どという意図は微塵もありません。筐体の意匠は高級感も薄く,ボンネットの塗 装等は価格に見合わず粗末であり,いわゆる所有する満足感,眺めるだけで愉悦 に浸れる,等という趣向には程遠き存在です。 また,前述のとおり魅惑的な音を奏でる訳ではありませぬ故,面白みには欠ける かもしれません。しかし石アンプはそれで良い,逆に球アンプは個性豊かに,甘 美な芳醇さも欲しい,というのが小生の嗜好です。 いずれにしましても,パワーループという技術が,これまでの多くの傾向として の巨大重量級の筐体から放たれる大出力,超低インピーダンス対応のアンプでス ピーカーを駆る手法とは一線を画すものであり,消費電力を含めアンプ技術の一 方向性を示唆しているように感じたまでのことです。 上記は単なる印象記として読み飛ばしていただければ幸いです。 最近始めたインターネットでこの掲示板に出会い,つい書き込むに及びましたが, 長文駄文で掲示板を汚す結果に至りました。ご容赦下さい。 |
| ▼EDさん: こんにちは サイトもありましたので掲載しておきます http://www.hifijapan.co.jp/orpheus.htm |
| ▼KOBAさん: >http://www.hifijapan.co.jp/orpheus.htm 放熱口やファンが見当たらないこと。15Wと極端に低いアイドル電力。おそろしく力率の良い設計であることが想像されます。これは間違いなくΣΔ変調を用いたディジタルアンプではないでしょうか。 このアンプに用いられているアナグラム社製のチップというのは、AD/高次ΣΔ変調とディジタルドメインでの信号処理を一手に担うLSIじゃないかと想像しています。 その他の部分についてはオリジナルなテクニカル・ターム炸裂という感じで、正直よくわかりませんね。 >バーチャル・エレクトリカル ・アウトプット・トランスフォーマーと名づけられた理論を用い、電気的にアウトプットトランスを生成する → 単なる電流バッファも、インピーダンス変成器と言えない事も無いよなあ。 とか >実装48,400μF(2,200μFx22) ながらトランジスタの増幅特性を利用し電気的に総キャパシタンス容量を1,000,000μFまで引き上げる → 単なる安定化/SW電源のこと? とか 想像の域は出ません。 肝心な「Power Loop」とは何なのかについても全く正体分からないです。 #もっとも、簡単に分かったらまずいんでしょうけど それにしても、この手の製品はスイッチングならスイッチングときちんと書いて欲しいし、最低でも基本周波数とマルチプルなのかどうなのか、その位は明記してほしいです。でないと怖くて購入対象にならないですね。 アンプの世界にもディジタル化の波は確実に押し寄せて来ている(このへんはカーオーディオの方が早かった)ようですが、いつかはデカくて重くて大飯ぐらいなアンプが「化石」扱いされちゃう日が来るんでしょうかね。 僕はディジタルアンプについては力率向上/軽薄短小以外に全くメリットを見いだせていない人間なのですが、他になにかメリットがあるのでしょうか? |
| ▼いまむーさん: >▼KOBAさん: >>http://www.hifijapan.co.jp/orpheus.htm > >放熱口やファンが見当たらないこと。15Wと極端に低いアイドル電力。おそろしく力率の良い設計であることが想像されます。これは間違いなくΣΔ変調を用いたディジタルアンプではないでしょうか。 サイトをご紹介しただけですので、さっぱりわかりません(ぺこり) ステサン 149号 257頁によると スピーカーの負荷変動を 感知して最適駆動にするのがパワーループらしいです スピード感に優れB&Wのスグネチュア800を楽々駆動したともあります |
| KOBA様,情報のご提供に感謝いたします。また,いまむー様のご疑問も当然 なことと存じます。商品に添付されている取扱説明書にも技術的な記載は一切無 く,その辺の所は皆目不明です。 筐体内部を覗いても,パワーループのモジュール以外に特殊な回路は無き様です が,両面基板故に細部までは不明です。パワートランジスタには放熱フィンさえ ありませぬが,ほんのりと発熱する程度であり,確かに効率の良いアンプと言え ましょう。ただ,最近各メーカーから順次発表されているデジタルアンプとは趣 が異なり,現行アナログアンプの音を保持していると思います。 |
| ▼いまむーさん: >放熱口やファンが見当たらないこと。15Wと極端に低いアイドル電力。おそろしく力率の良い設計であることが想像されます。これは間違いなくΣΔ変調を用いたディジタルアンプではないでしょうか。 手元に試聴機があり、今ようやくつなぎました。 行きつけのオーディオショップの人の話しでD級ではないとのこと。 放熱用のフィンはありませんが、発熱は普通にしてます。 発熱が少なく数倍のパワーをもつ(デジタルでない)小型アンプは いっぱいありますね。消費電力が少ないことが売りではないと思いますが。 短時間の通電なので正確な印象は述べられませんが、 (手持ちの古いゴールドムント一番安い製品と比較して) 小型でパワーが小さい割に安定した音です。 |
| ▼prof.kumakumaさん: >▼いまむーさん: >>放熱口やファンが見当たらないこと。15Wと極端に低いアイドル電力。おそろしく力率の良い設計であることが想像されます。これは間違いなくΣΔ変調を用いたディジタルアンプではないでしょうか。 > >手元に試聴機があり、今ようやくつなぎました。 >行きつけのオーディオショップの人の話しでD級ではないとのこと。 >放熱用のフィンはありませんが、発熱は普通にしてます。 あらら、そうですか。デジタルアンプじゃないんですね。 失礼しました。 確かに、40W程度だとケースを放熱器にしたものとか稀にありましたね。 #それにしても15Wは低い。プリアンプ以下。アイドル無しかしら。 |
| ▼EDさん: わたしも、以前からこの会社に興味がありました。 開発を担当しているAnagramTechinolgiesはDSPを使ったソフトウェアーPLLやアップサンプリングを備えたDAコンバータなど、おもしろい製品を出していますね。 Power Loopは電圧一定でなく電力一定というフィードバックがかかっているらしいですね。インターネットの文献を見ても、スピーカインピーダンスによって音圧が変動するとあります。 http://www.soundstage.com/revequip/orpheus_threes.htm もし、お使いのスピーカーが通常のスピーカーですと低域でインピーダンスが上昇すると思うのですが、このあたりの音の印象をお教えいただけないでしょうか? |
| お尋ねの件ですが,使用機器により全く違う印象にもなる可能性があります故, 無線と実験誌の11月号より,小林貢氏の試聴記の一部を以下に抜粋いたします。 「超低域までの伸びと制動力は,何倍もの価格とサイズの製品とも思え,ミッドレ ンジからハイエンドにかけてもスムーズなレスポンスを実現し,CDやSACDの 信号を忠実に音楽に変換する感がある。オーケストラの重厚感もリアルに引き出 し,トゥッティでも音像の乱れや音場の濁りは皆無である。また,パワフルな低音 のビートが炸裂するマーカス・ミラーのライブ盤を聴いても,全く危なげない。 微少音量でもリニアリティが高く,ニュアンスを正確に引き出してくれた。」 とあります。 小生は懇意の専門店でJBLのS9800,ソナス・ファベールのガルネリ・オマ ージュ,拙宅ではタンノイのカンタベリー12,TADの1601を低域としたホ ーンシステム,ヤマハの1000M他を試しましたが,低域の伸びと分解能は極め て良好でした。特に高域と低域の立ち上がりに一体感があり,今までに無い印象を 抱いております。 |
| これは凄いですね。 ご紹介頂いたページとオルフェウスのサイトをざっと斜め読みしただけですが、驚きました。 このチッポケなモジュールがパワーデバイスそのものなんですか? しかも、1個で150Wも叩き出せて、しかしD級ではない? 150WのアンプでPCB周りを見回しても放熱機構も見当たりませんし、 想像の及ばないものですね。 THDの表記が一風変わっていて、少し「ディジタルノイズフロア表記」の匂いもします。熱/電力損失の少なさといい、やっぱり純然たるアナログアンプじゃないのではないでしょうか。 受けインピーダンスが変わると出力インピーダンスもそれに応じて変化するとの事ですので、これは半・電流アンプなのかも知れないですね。 でも本当に電力=一定になるとするならば、それは真・電流アンプのはず。その点はちょっと僕には良く分かりませんでした。 いずれにしろこのアンプを用いて普通のパッシブなマルチウェイスピーカーを駆動すると、間違いなく振幅周波数特性がガタガタになると思います。 だからサイトにも「このアンプの評価は難しい」とか「これを導入すると、使うスピーカーすら変える事になるだろう」みたいな事が書いてありましたね。 もしこれが本物の電流アンプなら、凄〜く興味があります。というか・・欲しいです! でも、違うでしょうね。もし真・電流アンプならば、一般的なマルチウェイを駆動するとネットワークが全く効かず、トゥイーターを壊してしまいますから。<汎用性の全く無い/非常に危険な商品になってしまう だとしたら、ひとつ可能性として考えられるとするなら、中途半端に出力インピーダンスを上げ下げしている。例えば上げるにしても30ohmくらいまでしか上げないとか? もしそうだとすると、 ・ネットワークの効きが若干悪くなる(計算通りのクロスにならない) ・振幅周波数特性が若干がたがたする ・動電型である場合、低域のQが上昇してふくらむ 程度で済みますね。多少の問題はありますが、一般的なスピーカーシステムにも使えなくは無いでしょう。 オルフェウス自身が、「フラットだったスピーカーはフラットじゃなくなるよ」と書いていますので・・・(^_^; イイのかな。 |
| 一応訂正記事も入れておきます。 >このチッポケなモジュールがパワーデバイスそのものなんですか? じゃなくて、やっぱりただのプロセッサのようです。 (プロセッサなどという豪勢なものではなくもっとちんけなものである 可能性はあります) >しかも、1個で150Wも叩き出せて、しかしD級ではない? ではなくて、ナショセミのパワーICの3パラ(6パラ)でした。 >150WのアンプでPCB周りを見回しても放熱機構も見当たりませんし、 >想像の及ばないものですね。 天面写真では見えないが、PCBの端っこの方でシャシーにへばりついて いました。シャシーを放熱器として用いているようです。 アンプ回路としては普通のアナログ(というか手出しできない)なので、帰還回路から前記プロセッサに引き込んで何か小細工している可能性、電流検出抵抗もどこかにありそうですね。 |