Page 4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼後方の再現は可能なのか? 今村 01/5/16(水) 11:32 ┣Re:後方の再現は可能なのか? 今村 01/5/16(水) 11:54 ┗Re:後方の再現は可能なのか? APPLE ONE 01/5/16(水) 16:07 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 後方の再現は可能なのか? ■名前 : 今村 <absolutes@nifty.com> ■日付 : 01/5/16(水) 11:32 ■Web : http://homepage2.nifty.com/As/ -------------------------------------------------------------------------
| これまた退屈な話です。ヒマな方だけお付き合い下さい。 2chピュアオーディオにおいて、上方、下方、後方のエネルギーを 再現するのは、無理だ、というお話を少しだけ整理しておきます。 以前、チラっとマイクロフォンの位置を耳に見立てる話を させて頂きました。それと、マイクロフォンの指向性は耳と 全然違うものだという話も。 マイクロフォンの指向性の話も、避けては通れません。 マイクロフォンは大雑把に分けても、 無指向性・単一指向性・ガンマイク・双指向性 などなど、様々な指向性があります。 無指向性は、全く無指向性などではありませんし、 単一指向性も、全然単一指向性などではありません。 それぞれが、妙なポーラーパターンを持っています。 当然のことながら、これらのマイクロフォンが受け取った 指向対エネルギーは、両耳が受け取る特性とは似て非なるものに なります。 「偶然」そのスペクトラムが上から聞こえたときや、後ろから聞こえた ときと近似してしまい、そのように聴こえることはあるかと思います。 ねんのため 「上から聴こえることはありえない」 「うしろから聴こえることはありえない」 という意味ではありません。 そういう原音場を「収録」「再現」することがはなはだ困難だ、 という意味です。 事実、単なる音量ステレオにおいても、そういう現象は聞かれます。 ただのモノラルの音源なのに、音量と位相をパンすることで、 自分の周りをグルングルンと音が回転するソフトを、僕も 複数枚持っています。 ですから、後ろから音が聞こえることはありますし、上から、も可能です。 もともとそうであるものを「収録」することが非常に困難だという事です。 ----- 更に、仮に後方、上方の音の収録が達成されたとしても、 スピーカー=耳 という位置関係の設置が困難なので、 どうしてもエネルギーの方向が設置されている前方に引っ張られる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ように聞こえて、後方や上方の音場再現はやはり不可能である。 APPLE ONEさんが仰っているのは、そのような意味に思えて来ました。 皆さんは、どう思われますか? 後方にスピーカーが無いのに、後方に音源のプロットは、 可能か?不可能か? |
| > 皆さんは、どう思われますか? > 後方にスピーカーが無いのに、後方に音源のプロットは、 > 可能か?不可能か? 質問だけじゃずるいので、自分の意見も言っておきます。 皆さんは、近年の「AVアンプ」に載っている、 「ヴァーチャル・サラウンド」という類の音をお聞きになったことが あるでしょうか。 前方2本しかスピーカーが無いにも関わらず、あたかも後方に スピーカーを設置したかのように、かなりの包囲感を体感すること ができました。後ろからもバッチリ音が聞こえます。 確かに、「収録」は凄く困難です。でも、絶対に不可能なことじゃない。 上記の体験から、僕はそう思っています。 ダミーヘッドをスピーカー設置用に何とか改造できないかなあ。 もしくはスピーカー設置を最初からあてこんだ伝達関数を通して 収録できないかなあ。 そういうわけの解らないことを考えています。 |
| ▼今村さん: >これまた退屈な話です。ヒマな方だけお付き合い下さい。 とんでもない、重要な話のひとつです。拝見いたします。現実の機材を突付きまわすのは、こういう議論の後でないとしばしば収拾がつかなくなります。そしてそれは、現況のオーディオ趣味の実体です。 > >2chピュアオーディオにおいて、上方、下方、後方のエネルギーを >再現するのは、無理だ、というお話を少しだけ整理しておきます。 > >以前、チラっとマイクロフォンの位置を耳に見立てる話を >させて頂きました。それと、マイクロフォンの指向性は耳と >全然違うものだという話も。 > >マイクロフォンの指向性の話も、避けては通れません。 >マイクロフォンは大雑把に分けても、 > 無指向性・単一指向性・ガンマイク・双指向性 >などなど、様々な指向性があります。 > >無指向性は、全く無指向性などではありませんし、 >単一指向性も、全然単一指向性などではありません。 >それぞれが、妙なポーラーパターンを持っています。 > >当然のことながら、これらのマイクロフォンが受け取った >指向対エネルギーは、両耳が受け取る特性とは似て非なるものに >なります。 > >「偶然」そのスペクトラムが上から聞こえたときや、後ろから聞こえた >ときと近似してしまい、そのように聴こえることはあるかと思います。 > >ねんのため > 「上から聴こえることはありえない」 > 「うしろから聴こえることはありえない」 >という意味ではありません。 >そういう原音場を「収録」「再現」することがはなはだ困難だ、 >という意味です。 > >事実、単なる音量ステレオにおいても、そういう現象は聞かれます。 >ただのモノラルの音源なのに、音量と位相をパンすることで、 >自分の周りをグルングルンと音が回転するソフトを、僕も >複数枚持っています。 >ですから、後ろから音が聞こえることはありますし、上から、も可能です。 > >もともとそうであるものを「収録」することが非常に困難だという事です。 > >----- >更に、仮に後方、上方の音の収録が達成されたとしても、 >スピーカー=耳 という位置関係の設置が困難なので、 > >どうしてもエネルギーの方向が設置されている前方に引っ張られる >・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >ように聞こえて、後方や上方の音場再現はやはり不可能である。 > >APPLE ONEさんが仰っているのは、そのような意味に思えて来ました。 > >皆さんは、どう思われますか? >後方にスピーカーが無いのに、後方に音源のプロットは、 >可能か?不可能か? 結論から申しますと可能です。 過去にBELL研究所、DOLBY研究所、日本ではNHKで同様な研究を実施しており、AESで発表されたこともあり、充分な成果を収めているはずです。この次のスレッドに記述されているVIRTUAL SURROUNDもこの研究結果をもとに実用化されたものと理解しております。 今まで製品化できなかったのは、これに使用するプロセッサがアナログであったため、実用レベルまで歪特性などを向上できなかったためと理解しております。 DOLBY研究所ではこれ以外にも基礎的な研究が多くなされており、5.1システムもその中のひとつです。 個人的な見解では、後方の定位はやはり「頭の直ぐ後ろ」辺りまでが実用上の限界で、それ以上明瞭な定位を望むのであれば、やはりひとつはスピーカーが後方に必要になると考えます。 実はそのようなシステムを構築するアイデアを持っております。しかしながらご指摘の通り、このシステムに対応する素材、SOURSEが無いのが一番の問題であり、実験に踏み切れていません。 ところで、何時の日か360度全周ディスプレイが商品化されることはあるのでしょうかね? |