Page 17 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼スピーカーの箱の回折 Yassie S 01/7/20(金) 23:02 ┗Re:スピーカーの箱の回折 むーぱぱ 01/7/21(土) 13:55 ┗Re:スピーカーの箱の回折 Yassie S 01/7/22(日) 23:36 ┣球形のボックスにこだわる必要はないのでは?? むーぱぱ 01/7/23(月) 9:23 ┣今時の球形スピーカーの作り方 むーぱぱ 01/7/23(月) 9:49 ┃ ┗Re:今時の球形スピーカーの作り方 安藤 01/7/24(火) 17:32 ┣参考文献(?) むーぱぱ 01/7/24(火) 11:10 ┃ ┗Re:参考文献(?) Yassie S 01/7/25(水) 23:43 ┃ ┗Re:参考文献(?) かんなえ 01/7/26(木) 3:08 ┗Re:スピーカーの箱の回折 かんなえ 01/7/26(木) 2:50 ┗日本語文献(?)です むーぱぱ 01/7/26(木) 9:26 ─────────────────────────────────────── ■題名 : スピーカーの箱の回折 ■名前 : Yassie S ■日付 : 01/7/20(金) 23:02 -------------------------------------------------------------------------
| スピーカーの箱は、古くから球形が最良とされてきたが、わが国では余り聞く機会がなかった.しかし、B&Wの Nautilus 801、Anthony GalloのNucleus Microなどの外国勢に対抗するかのように、富士通テンのECLIPSEが登場した. これらのスピーカーに共通するのは,音の回折の素直さからくる中音域の静かさ、音場の見通しの良さ、などであり、DIY派もいよいよ挑戦の時期と考えますが、これの評価も、設計法も余りなく、皆様のご議論を期待したいと思います. |
| ▼Yassie Sさん: > スピーカーの箱は、古くから球形が最良とされてきたが、わが国では余り聞く機会がなかった.しかし、B&Wの Nautilus 801、Anthony GalloのNucleus Microなどの外国勢に対抗するかのように、富士通テンのECLIPSEが登場した. > これらのスピーカーに共通するのは,音の回折の素直さからくる中音域の静かさ、音場の見通しの良さ、などであり、DIY派もいよいよ挑戦の時期と考えますが、これの評価も、設計法も余りなく、皆様のご議論を期待したいと思います. アマチュアはメーカー以上にやっていると思いますが、いかがでしょうか?? あと、測定をちゃんとやれば、ピーク・ディップとして現れます。 |
| ▼むーぱぱさん: >アマチュアはメーカー以上にやっていると思いますが、いかがでしょうか?? >あと、測定をちゃんとやれば、ピーク・ディップとして現れます。 レスにあるように、古い「ラ技」、「ステレオ」などに記事があったような気はするのですが、設計法、測定までには及んでいなかったと思います。 例えば,口径10cmのスピーカーの場合、内容積は別にして,直径20cmの球では、30cmでは、中高域の特性はどの様になるのか、といったデータがあるのでしょうか? |
| ▼Yassie Sさん: >▼むーぱぱさん: >>アマチュアはメーカー以上にやっていると思いますが、いかがでしょうか?? >>あと、測定をちゃんとやれば、ピーク・ディップとして現れます。 > > レスにあるように、古い「ラ技」、「ステレオ」などに記事があったような気はするのですが、設計法、測定までには及んでいなかったと思います。 > 例えば,口径10cmのスピーカーの場合、内容積は別にして,直径20cmの球では、30cmでは、中高域の特性はどの様になるのか、といったデータがあるのでしょうか? 球の直径は小さい方がよいです。前方への反射分がより少なくなりますので。 内容積と強度(厚み)とユニット周りの平面性が確保できれば、できるだけ 小さく作った方がよい。 25年前のHIFIスピーカーの設計云々という本に、エンクロージャ ーの形態と中高音の乱れに関しての記事がありまして、確かに球形 は乱れが少ないですが、四角い箱でもエッジを大きなRで丸めるな りすれば、ほとんど変わらない状況にまでなると言うことが示され ていました。 それから、低音に関してはほとんど効果はありませんね。 アマチュアが行う方法としては、恐ろしく手間がかかる割に効果が 少ない(代替えでいい方法がある)ということですね。 日本ではあまり見かけませんが、海外ではあるかもしれませんね。 設計法はtsパラメーターにより内容積を決めてその内容積の球形 のボックスを作るだけでしょう。制作に恐ろしく手間はかかります が、そんなに難しい物ではないと思います(私は作りたくない)。 スピーカーの縁による音の乱れに関しての記事は何カ所かで見かけ た覚えがあります(海外のサイトです)。 アマチュアの場合は、もっと楽で確実に暴れを押さえる方法があり まして、吸音材をべったり貼り付けるという。これやると、スピー カーの外観が悲しいことになりますので、メーカーではあまりやら ないか隠しちゃいますがね。 バッフルのユニットのフレーム分をざぐってバッフルとユニットの 間の段差を無くすというのは常識ですよね。その後、ユニットの振 動板以外に数センチの厚さのフェルトを張り込む。ボックスの外観 が江川式になりかねませんが、これでかなりよくなるはずです。も ちろんボックスは角落としやって、バッフル面最小になるように設 計します。低音は出にくくなりますが、我慢です(^^)。 ツイーターやスコーカーではユニットにおもりをつけてそのおもり でユニットを保持して、ユニット自体には吸音材を貼り付ける、と いう、かんなえさんがMJのスピーカーコンテストで使った方法が あります。これだと十分な厚さの吸音材があれば球形バッフルより も良いかもしれませんね。フランジがほとんど無いカー用のユニッ トを使えばもっとうまく吸音できますね。外観最悪ですが。 まあ、昔から色々と作られてきたけど定着しなかった方法なんで、 アマチュアがまねするのはあまり得策ではないと思いますね。特性 がむちゃくちゃよいわけでもないし。 |
| 参考までに作り方などを・・・ 材料、ボール、エポキシかアクリル、風呂、好みで木粉や金属粉などのフィラー 1)必要な大きさのボールを買ってくる。自力で外観を保持できるような物 2)小さな穴をあける 3)プラスチックを混ぜて、好みによってフィラーを混ぜ均等に練る 4)ボールに流し込み気泡を抜く 5)穴にふたをして、そのまま水を張った風呂に入れる(変形を防ぐ) 6)固まったらボールを切って研磨する 7)ユニットを取り付ける穴を掘る なお、水滴型の物を作るには、ゴム風船を使って口を縛ってつり下げる。 これであなたもノーチラスツイーターが作れる(^^)。ツイーターはセアス のロータスモデルが最適だっせ(^^) なお、内容積が必要なら、ボール二個使えば内容積は確保できますね。 東急ハンズが近くにあれば材料的には何とかなるかも。 |
| ▼むーぱぱさん: >参考までに作り方などを・・・ >なお、水滴型の物を作るには、ゴム風船を使って口を縛ってつり下げる。 >これであなたもノーチラスツイーターが作れる(^^)。ツイーターはセアス >のロータスモデルが最適だっせ(^^) ステレオですから、同じ物を最低限2つ作る必要があると思います。 コンポジット材で流線型のものを作っているところを良く見る機会があるのですが、 一品物でも、涙滴型で、型が無い場合はやはり雄型からスタートして、複数回使用できる雌型、整形品の順番が良いと思います。 (前後2分割が力の掛かり具合から見て良さそう) |
| 「ユニウエーブの本」の中で、「理想的な吸音がなされるなら エンクロージャーを丸く(球に)するよりも中高音への影響は 少なくなる」という記述がありました。また、「低密度フェル トのような物では効果が無く、高密度フェルトをすべての面に 貼るのがよい」という記述もありました。 フェルト張り込みによる中高音の吸収ですが、反射にも効果が ありますし良いのではないかと思います。ヴァンダーステイン など音場再現性の高いスピーカーではかなり行われている手法 ですし。 また、古いスピーカー制作の本でも色々と出ていました。その 気になって資料をあさると色々出てきて勉強になりますね。 |
| ▼むーぱぱさん: いろいろと有難う御座います. まさに、「理想的な吸音がなされるなら」でしょう. ユニウエーブ用の高密度フエルト、ミスティホワイト、純羊毛、など試験しましたが,2Khz以下ではほとんど吸音効果はありませんので,回折に対しても同様でしょう.それで、形状でいくしかないのか、と考え始めたところです。 Madisondの掲示板に”Box or Sphere?"(http://www.madisound.com/cgi-bin/discuss.cgi?read=120734)が目にとまりました. >「ユニウエーブの本」の中で、「理想的な吸音がなされるなら >エンクロージャーを丸く(球に)するよりも中高音への影響は >少なくなる」という記述がありました。また、「低密度フェル >トのような物では効果が無く、高密度フェルトをすべての面に >貼るのがよい」という記述もありました。 > >フェルト張り込みによる中高音の吸収ですが、反射にも効果が >ありますし良いのではないかと思います。ヴァンダーステイン >など音場再現性の高いスピーカーではかなり行われている手法 >ですし。 > >また、古いスピーカー制作の本でも色々と出ていました。その >気になって資料をあさると色々出てきて勉強になりますね。 |
| ▼Yassie Sさん: >▼むーぱぱさん: >いろいろと有難う御座います. >まさに、「理想的な吸音がなされるなら」でしょう. >ユニウエーブ用の高密度フエルト、ミスティホワイト、純羊毛、など試験しましたが,2Khz以下ではほとんど吸音効果はありませんので,回折に対しても同様でしょう.それで、形状でいくしかないのか、と考え始めたところです。 上に書いたように、低域の回りこみは無限大バフルにするしかありません。 ユニウェーブ・スピーカのようにバフル面積が小さいと、反射の影響が生じる周波数は 高くなりますから、エッジを丸めるだけでも効果があると思います。 別府さんが嫌うのは、もっと時間差の短い反射波ではないかと思います。ツイータの フランジの段差や取り付けネジの頭の飛び出し、素材表面の小さな凸凹などでも 反射が起きますが、これは距離が近いだけに時間差が小さくレベルは高い。 結果的に、リプルの振幅が大きく、周期も短くなります。 時間軸で見ても、短い時間差の反射波は、音質に大きく影響しますし、「そこにスピーカ と、箱がある」という空間認識のキー情報をヒトに与えてしまいます。 これでは、「スピーカの存在を消してしまう」ことは出来ません。 ユニウェーブ・スピーカのフェルトは、むしろそのためにあると思っています。 |
| 出遅れの応答ですが… ▼Yassie Sさん: >▼むーぱぱさん: >>アマチュアはメーカー以上にやっていると思いますが、いかがでしょうか?? >>あと、測定をちゃんとやれば、ピーク・ディップとして現れます。 何処かにあったはずと探してみたら、High Performance Loudspeakers(Martin olloms)に、 大昔のOlsonの実験の図が出ていました。 Olson,H.F.,'Direct radiator loudspeaker encrosures',J.Audio Enging Soc.,17,1,22-29(1969) まず、有限バフルでは、無指向性と見なせる低い周波数帯域から、前方半球形に放射する やや高い周波数に移行するところで、6dBの音圧上昇が起こります。これは、無限大バフル にでもしなければ避けがたい。 次に、エッジのある四角い箱では、やや高い周波数帯域で最高10dBp-p程度のリプルを 生じます。これは、球形のエンクロージャで最も少なくなりますが、バッフル4方の角を 斜めにカットすると、かなり劇的にスムースになります。リプルの間隔は反射を生じる エッジまでの距離で変化するはずです。 バフルの幅が狭いと、より高い周波数帯域でリプルが出るし、幅が広いとリプルはやや 低めの帯域まで生じます。 無理に球形を狙わなくても、角を45度とか30度とかで後退させる形にすれば十分で しょう。 そのエンクロージャに収容するドライバが、どの程度の周波数帯域を担当するのかも 検討してみることが必要でしょうね。帯域をある程度離れた周波数でのリプルは問題に する必要がないはずです。 また、指向特性の悪いドライバで、問題の帯域で音が箱のエッジにとどかなければ、 当然、反射は少なくなります。 どうしても嫌な人は、無限大バフルにするしか、完璧な解決法は、なさそうです。 > レスにあるように、古い「ラ技」、「ステレオ」などに記事があったような気はするのですが、設計法、測定までには及んでいなかったと思います。 擬似無響室測定ができるソフトもかなり安くなってきましたが、その様な測定環境は 最低必要でしょう。 http://members.jcom.home.ne.jp/inokura/photo/albidx1.htm Laudで測定したRaven R3の音圧周波数特性やインパルス応答波形を公開していますが Ravenは反射波が単純なので、比較的明瞭に見て取れます。 > 例えば,口径10cmのスピーカーの場合、内容積は別にして,直径20cmの球では、30cmでは、中高域の特性はどの様になるのか、といったデータがあるのでしょうか? ドライバの直径に対して球の直径があまり小さいと、ドライバとの接合面で問題が出そう ですね。これは近いから、影響は大きいでしょう。 四角い箱に入れるときでも、その10cmドライバの高域の指向特性が悪く、リプルを生じ る周波数帯域で90度横方向にある箱のエッジ部分にとどく音の量が少なければ、問題 にはなりにくいはずです。 |
| ▼かんなえさん: >出遅れの応答ですが… >何処かにあったはずと探してみたら、High Performance Loudspeakers(Martin olloms)に、 >大昔のOlsonの実験の図が出ていました。 >Olson,H.F.,'Direct radiator loudspeaker encrosures',J.Audio Enging Soc.,17,1,22-29(1969) 日本の文献では、HIFIスピーカー入門(?)という本とスピーカー&エ ンクロージャー百科(どちらも誠文堂新光社)にでていますね。後者だと 124ページです。 これだと、球形箱と直方体の上に変形角錐台を重ねた物(^^)との特性がほと んど同一ですね。 しかし、こういう本を読み返すと目から鱗というか、何悩んでいたんだろう 状態になりますね。勉強しよう。 |