Page 163 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼「現音再生」は死語? prof.kumakuma 05/7/23(土) 8:58 ┗Re:「現音再生」は死語? Kenzo 05/7/23(土) 11:20 ┗現音再生でなくて prof.kumakuma 05/7/23(土) 13:22 ┗Re:現音再生でなくて Kenzo 05/7/23(土) 17:12 ┗Re:現音再生でなくて prof.kumakuma 05/7/24(日) 15:54 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 「現音再生」は死語? ■名前 : prof.kumakuma ■日付 : 05/7/23(土) 8:58 -------------------------------------------------------------------------
| ▼黒子さん: >私はデジタルの時代になってオーディオの方向性が大きく変わったと感じています。 > >アナログの時代は兎に角原音再生(元の波形をできるだけ忠実に再生すると言う意味) >が主流でしたが、デジタルの時代になって、方式として録音の時点で大量の情報を >捨て去る方式ゆえ、再生時にいかにその捨て去った情報を類推し補完するかということに >力点がおかれるようになりました。クロック議論もその一つでしょう。 話がクロックからずれるので、別にスレッドを。 自分も素人なのですが、今のデジタル時代とアナログ時代での大きな違いは、 録音のレンジの拡大は別として、一般のユーザーが時間軸方向での音声データ再生の 忠実性を重要視するようになった点にあると思います。 さて、「現音再生」という言葉ですが、現音が何を指すか、あまりにも曖昧なので 無意味というのが自分の意見です。 現音が録音会場で鳴っている音というなら、そのホールのどの場所でなっているかが 不明で無意味です。クラシック用のコンサートホールに行けば座る場所で アコースティックがまったく異なるなるのは誰もが体験します。 多くの場合クラシック音楽で使われる楽器演奏はホールの残響も含めて 音作りがなされてます。決して無響室の音に残響が加わっているわけではありません。 ホールでの録音位置でのアコーステックを正確に記録するということは、 様々な方向から届く間接音の時間差を正確に記録するということで時間軸方向の データを重用視しているわけでアナログ時代にはそれほど意識されなかったのでは ないでしょうか。 では1960−70年代アナロクディスクが録音位置での音を忠実に再生するため 作られたかというと、これも違います。当時のオーディオ機器の平均的能力に 合わせて音をデフォルメさせたり、演奏家の下手さを隠すためにいろいろ操作 したしてますよね。 有名なところではアンセルメ+スイスロマンド響のデッカ録音。 このオーケストラが日本に初めて来日した時、実際の演奏が録音よりずっと下手で 日本のオーディオファイルは、がっかりしたという話は有名ですが、一般に優秀録音 として人気のあったデッカ録音は結構イコライザーで補正したものが多かったでは ありませんか?あるセクションが弱いオーケストラの録音で下手な部分を録音で 聞こえにくくするというのはアナログ時代でも今でも同等に行っていると思います。 デジタルだと録音で情報量を捨てているという話ですが、アナログでもそれは同じ と思います。ピアノの場合、ピーク時の音量は110dBまで上がるそうですが、 現実にアナログ録音で110dBを確保しているわけではないです。 一歩後退して、録音、ディスクに入っている音を正確に再現するという意味でも アナログディスクの場合、カートリッジ、イコライザーという色づけを通してます。 原則論としても、弾力性のあるディスクをスタイラスがトレースするという物理的方法 ではディスクの状態、温度等で音が変わるのに、何を持って現音とするのか意味不明。 録音に実際に立ち会うのでもなければ、どうゆうデータが入っているかは誰にも 分からないのです。 <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JPM; rv:1.7.5) Gecko/200411...> |
| ▼prof.kumakumaさん: ▼黒子さん: 「現音」ではなく「原音」だと思いますが、、 さてこの「原音再生」なる言葉が今のオーディオの現状を導いたと考えています。確かに「原音」=「高忠実」、「理想的な再生」等々オーディオを語る上でポジティブに捉えられて来ました。恐らく、機器を作る側にとってもある意味抽象的ではありますがコンセンサスを得易いキーワードだと考えます。しかし、「原音再生」することと自分の環境で音楽を楽しむライフスタイルとは「より良い音で」という部分だけがオーバーラップしていると思います。 「原音再生」を特性的に追いかけてしまうと、周波数帯域で大型スピーカーを、音圧で大音量(出力)を、忠実度で低歪率を要求され、コンサートホールのような環境が整わなければといった方向に向かいます。限られた自分の環境に音楽を取り込めると言う目的が見えなくなってしまいます。オーディオ機器と生演奏と比較しての最も大きなメリットは「ボリューム」を可変できることと言った先達もおられたようです。 確かに基本性能を研究し向上させる時期には「原音再生」を旗印にすることが必要だったのだと思いますが、そろそろ自分の環境で音楽を楽しむ為にと言う方向転換が必要だと考えています。ハレの場のためのオーディオの技術からケの場の為に何が本当に必要か見直す必要性を感じています。また、マイクで拾ってその場で拡声する所謂リアルタイムでの聴こえ方と一旦メディアに取り込んでタイムシフトさせた聴こえ方はかなりの隔たりを感じますし技術の限界が見え隠れします。技術(ハード)には限界がありますのでこれを補完する為のソフト的な取り組みも必要と考えます。 新フォーマットが提案されて実用化されていますが、旧来の価値観の支配を受け持てる力を発揮出来ていないと言うのが現状ではないでしょうか。 JitterやLPFの群遅延特性と言ったCDの原理説明では出て来ない(出来ていて当たり前と言う前提なのでしょう)項目を見直し改善するだけでも四半世紀を迎えるCDの音が良くなることを実感します。 いずれにせよ「原音再生」という言葉が使われなくなるか意味が変わる程の技術革新を期待しています。 <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JP; rv:1.4) Gecko/20030624 ...> |
| ▼Kenzoさん: >▼prof.kumakumaさん: >▼黒子さん: >「現音」ではなく「原音」だと思いますが、、 恥ずかしいです。自分で書いていても、どこか変だと思ってましたが どこがおかしいか分からないくらい原音再生という言葉を使いなれてない ということで、、、(←苦しい言い訳) >確かに基本性能を研究し向上させる時期には「原音再生」を旗印にすることが必要だったのだと思いますが、そろそろ自分の環境で音楽を楽しむ為にと言う方向転換が必要だと考えています。 自分もそう思います。 >新フォーマットが提案されて実用化されていますが、旧来の価値観の支配を受け持てる力を発揮出来ていないと言うのが現状ではないでしょうか。 DVD-AやSACDマルチなど可能性は高いのでしょうけど、現実に狭い自宅に 置いてどうなるか、純粋に音楽鑑賞用として必要があるか疑問に感じてます。 >JitterやLPFの群遅延特性と言ったCDの原理説明では出て来ない(出来ていて当たり前と言う前提なのでしょう)項目を見直し改善するだけでも四半世紀を迎えるCDの音が良くなることを実感します。 同感です。本来は今のオカルトオーディオ的なものより、理論的な背景も 明らかになるべきなのですが、未だにオーディオというジャンル自体が アナログ的なのでしょうね。 <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JPM; rv:1.7.5) Gecko/200411...> |
| ▼prof.kumakumaさん: >>新フォーマットが提案されて実用化されていますが、旧来の価値観の支配を受け持てる力を発揮出来ていないと言うのが現状ではないでしょうか。 > >DVD-AやSACDマルチなど可能性は高いのでしょうけど、現実に狭い自宅に >置いてどうなるか、純粋に音楽鑑賞用として必要があるか疑問に感じてます。 MONOからStereoになった頃を知りませんが、恐らく同じような意見を持たれた方が多かったのだと思います。 かなり昔に流行りかけた4chで「貴方もオーケストラの一員になったような」等のキャッチフレーズが使われたことを覚えています。現在のDVDやSACDでも同じような感じで録音されているものもあります。何の為のMulti CH化なのでしょうか? 本来、オーディオの技術とはより自然に聴こえることをよしとしなければならないはずなのに、自然であることは特徴が無く、面白みに欠けると言う考えが作る側、売る側にあるようです。(この業界の出身ですからあると言うべきでしょう)でも、聞く側(買う側)は面白い音等を求めていないことを認識すべきと思います。 LPと同じ2CHのCDですら使いこなすのに四半世紀を経ています。本当に使う側(聞く側)と作り売る側とのソフト的な取り組みの気持ちが合って、Multiにしなければならないと確信するまでにもう四半世紀は必要な気がしています。 > >>JitterやLPFの群遅延特性と言ったCDの原理説明では出て来ない(出来ていて当たり前と言う前提なのでしょう)項目を見直し改善するだけでも四半世紀を迎えるCDの音が良くなることを実感します。 > >同感です。本来は今のオカルトオーディオ的なものより、理論的な背景も >明らかになるべきなのですが、未だにオーディオというジャンル自体が >アナログ的なのでしょうね。 高額な機器でさえ、当たり前のことが当たり前に出来ていない部分を見つけることがあります。音楽を自然な感じで再生するために必要なことと言う目線が感じられないものがありますがそれでもこれを是とする流れには賛成出来ません。普及価格帯の機器でもほんの少し妥協の着地点を修正するだけで相当な表現力を発揮します。一声百万円が当たり前の世界はどこかが歪んでいるように思えてなりません。 <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JP; rv:1.4) Gecko/20030624 ...> |
| ▼Kenzoさん: >高額な機器でさえ、当たり前のことが当たり前に出来ていない部分を見つけることが >あります。 海外性の真空管アンプでかなり無理な設計でありながら某オーディオ紙では 絶賛されたという話は聞いたことあります。 ずっと低レベルな話で、右チャンネルから入った音が左から出力される 海外性のアンプ経験ありです。 >音楽を自然な感じで再生するために必要なことと言う目線が感じられないものが >ありますがそれでもこれを是とする流れには賛成出来ません。 長く使い続けたくなる製品は、目立たないけど自然な音ですね。 >普及価格帯の機器でもほんの少し妥協の着地点を修正するだけで相当な表現力を >発揮します。一声百万円が当たり前の世界はどこかが歪んでいるように思えてなりません。 自分は自作など出来ないのですが、トランスの固定仕方を変えるだけで SN比が上がるそうですね。で、ここがちょっと不満という部分が 毎日、日常的に使うためには重要なのですが。 レス有り難うございました。 <Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; ja-JPM; rv:1.7.5) Gecko/200411...> |