Page 131 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼バスレフのポートについて cbr600f 04/3/18(木) 1:41 ┣Re:バスレフのポートについて むーぱぱ 04/3/24(水) 9:01 ┃ ┗Re:バスレフのポートについて cbr600f 04/3/24(水) 23:05 ┣Re:バスレフのポートについて KOBA 04/3/24(水) 17:49 ┃ ┣Re:バスレフのポートについて cbr600f 04/3/24(水) 23:22 ┃ ┗Re:バスレフのポートについて Kenzo 04/3/27(土) 15:11 ┗Re:バスレフのポートについて NF2 04/3/24(水) 21:20 ┣Re:バスレフのポートについて NF2 04/3/24(水) 21:22 ┗Re:バスレフのポートについて cbr600f 04/3/25(木) 0:06 ─────────────────────────────────────── ■題名 : バスレフのポートについて ■名前 : cbr600f <tagami@gem.hi-ho.ne.jp> ■日付 : 04/3/18(木) 1:41 -------------------------------------------------------------------------
| こんばんは。バスレフについて教えて下さい。 winISDなどのいくつかのシミュレータの計算結果を見て思ったのですが、 面積/ポート長は共振周波数に効いてきますが、その両方を大きくして Fbを同じにした場合の、特性の違いは反映されてませんでした。 イメージとしては、ポートが小さいと密閉に近づき、大きいと より大きなバスレフ効果が得られると思っていたのですが、 振動板面積に対してある程度の開口面積があれば、レベルに差は 生じないのでしょうか。 スピーカ設計プログラムには、ポートを大きく長くすると、同じ共振 周波数でも鋭いピークになるという説明がされていますが、面積は何を もって決めれば良いのかと思いまして…。 Fbが決まれば、ポート長がエンクロジャーに収まる現実的な値はある程度 決まってくると思いますが、その最大限に大きく取った方が良いのか、 大きすぎない方が良いのかが分かりません。 また、形状は丸型の方が効率が高いと何かでみたのですが、それは 体積的な効率のこのなのでしょうか。それとも丸型の方が共振の音圧 レベルが高くなったりするのでしょうか。 また、ポートを均一な太さの管ではなく、出口に向かって少しずつ拡がる ホーンのような形状にした場合、共振の周波数範囲が広がったりするの でしょうか。頭の中ではバスレフに、ちょっとバックロード的な 要素が加わるようなイメージなのですが、そういう効果は得られるもの なのでしょうか。 質問ばかり沢山あってすいません。断片的なヒントだけでも結構ですので 何かありましたらよろしくお願い致します。 |
| こんにちは。新しいHN考え中のむーぱぱです。 バスレフのポートですが、太い方が気流抵抗が少ないので、風切り音が少ないように感じます。また、太いと中高音がだだ漏れになります。また、スピーカーボックスの容積にも関係してきます。 小さい箱に太くて長いポートを設置するのは、中高音だだ漏れになってしまいますし、大きい箱に小さくて短いポートを設置するのは、バスレフとしての効率が悪く雑音がうるさいということになります。もっとも、風切り音はポートの形状で緩和されますし(それ用の部品がある)、中高音の漏れは、吸音材の量でコントロールできます。(ただし、吸音材を多くするとバスレフの動作が弱くなる) テーパーをつけると共振がうまく起こらなくなり、山が低くなります。共振周波数はテーパーの中間(平均)の太さで計算するとよいです。もっともトランスミッションラインのようなものでは、音響迷路としての働きも強くなるので動作は別と考えた方がよいです。また、バスレフポート程度の長さでは、空気質の量が大きすぎ音道短すぎで、バックロードホーンにはなり得ません。 丸は効率がよいです。四角は隅がうまく働きませんし、雑音の原因になる場合もあります。極端に平べったいものなんかはダンプした動作になりますし、共振周波数がずれますので要注意です・・・まあ、何でもカット&トライが必要なわけですが(^^;; |
| ▼むーぱぱさん: >小さい箱に太くて長いポートを設置するのは、中高音だだ漏れになってしまいますし、大きい箱に小さくて短いポートを設置するのは、バスレフとしての効率が悪く雑音がうるさいということになります。もっとも、風切り音はポートの形状で緩和されますし お返事どうもありがとうございます。 大きいとバスレフ効果だけでなく、中高音の問題があるのですね。 (確かに開放型に近づいていく訳ですもんね) 風切り音対策として(見た目にも角張っていると悪そうなので) 出入り口には大きめにRを付けるようにしていますが、その場合の実効 ダクト長は少し短くなると考えてよいのですよね? >テーパーをつけると共振がうまく起こらなくなり、山が低くなります。共振周波数はテーパーの中間(平均)の太さで計算するとよいです。もっともトランスミッションラインのようなものでは、音響迷路としての働きも強くなるので動作は別と考えた方がよいです。また、バスレフポート程度の長さでは、空気質の量が大きすぎ音道短すぎで、バックロードホーンにはなり得ません。 了解しました。まだ感覚的に全ては掴めませんが、ちょっとイメージが 沸いてきました。 >丸は効率がよいです。四角は隅がうまく働きませんし、雑音の原因になる場合もあります。極端に平べったいものなんかはダンプした動作になりますし、共振周波数がずれますので要注意です・・・まあ、何でもカット&トライが必要なわけですが(^^;; ノイズの原因にもなるのですか。勉強になります。 Webで調べていたら、意図的に平べったくしてダンプを利用してうんぬん というのがあり、共振効率は落ちるのかなとは思いましたが…。 あと変な質問ですが、むーぱぱさんは以前「Asのページ」というHPを 開いていた方でしょうか??(人違いだったらすいません) |
| ▼cbr600fさん: 私のシステムの音楽室のものをご覧ください。 http://www.sunvalley-e.co.jp/kit/club/lis/lis001/lis001_1.htm バスレフポート部分のみ取り外せるように設計しました。 そうしてカット&トライで決められるようにしたものです。 なかなか机上の計算と聴感とは一致しない場合があるの で、最終的には聴感で決めざるを得ませんでした。 すでにご指摘のように口径と奥行きで低域の伸びを取ったり、 歯切れの良さを優先したり、中間であったりいろいろでした。 ただ自作はメーカーのようにたくさん箱を作って試聴しながら ができませんね。 このようにせいぜいバスレフポートとか吸音材の多寡とか限ら れてしまいましたが。 |
| ▼KOBAさん: >http://www.sunvalley-e.co.jp/kit/club/lis/lis001/lis001_1.htm >バスレフポート部分のみ取り外せるように設計しました。 おぉ、すんごいですね。(部屋も…(^^;;;) >そうしてカット&トライで決められるようにしたものです。 >なかなか机上の計算と聴感とは一致しない場合があるの >で、最終的には聴感で決めざるを得ませんでした。 やはりそうですか。 >ただ自作はメーカーのようにたくさん箱を作って試聴しながら >ができませんね。 ええそうなんですよね。特に板で作ったスリットダクトの場合は 簡単には変えられないですし…。 丸型ダクトでも強度がすごく効くと人に聞いてから、ダクトの入口も 片持ちでは心配で、穴を開けた板で押さえてガチガチに固定して しまってます。(チューンした後でやればいいんですが…(^^;;) どうもありがとうございました。 後から、「工作の部屋」で発言すれば良かったと思いました。 |
| ▼KOBAさん: >▼cbr600fさん: 紙管でポートを作って、設計値から長さを2cm刻みで変えるとかなり聞こえ方が変化します。 多分、ポートから放射される中域の変化と思います。 バスレフにしてユニットの背圧を逃がすとのびのびした感じになり、密閉より好ましいと思いますが、ポートから輻射される中高域が曲者で、上手く出来るかどうかはここのコントロール次第ではないでしょうか。 バスレフの共振周波数を低めに設定して、ポートに軽く吸音材を使う手法が経験的に良いと思っています。 |
| ▼cbr600fさん: >こんばんは。バスレフについて教えて下さい。 >winISDなどのいくつかのシミュレータの計算結果を見て思ったのですが、 >面積/ポート長は共振周波数に効いてきますが、その両方を大きくして >Fbを同じにした場合の、特性の違いは反映されてませんでした。 Fbとはダクトの共振周波数のことでしょうか?一応そのように理解する として以下に書きます。 Fbは、ダクトの中身の空気を一塊の質量と仮定し、キャビネット内の空気 を単純なバネと仮定したときの、ゼロ次元単振動モデルです。 Helmoholzの共鳴箱ですが、興味があれば、空気を理想気体として状態方程式 を解いてください。自分でも導くことができます。 簡単に書くと、次の場合に箱(内の空気)のばね定数が大きくなります (すなわち空気バネが強くなります)。 (1)キャビネットが小さい (2)ポートの断面積が大きい また、ポート内の容積が大きくなると、質量が大きくなります。 そのときに固有(角)振動数は、おなじみの、 ω=sqrt(k/m) kはばね定数、mはポートの空気の質量 になりますので、Fbはこれに2πを掛ければ得られますが、 注意しなければならないのは、同じfbになる組合せが無数にあるという ことです。この差を出せないソフトは、機能的には欠陥品というか 幼稚なソフトだと思います。この程度の計算は、電卓でできますし 表計算ソフトがあれば(無償のOpen Office Calcで十分)ケーススタディも できます。運動方程式にしても初期値問題なので、差分式を作れば Open Office Calcで変位については解くことができます(音圧は 別な問題です)。 問題は、自分が使用するユニットやアンプに対してどの程度の ばね定数を選択すれば良いかということですが、自分が調べた限りでは 参考になるものはありませんでした。 昔からのスピーカの教科書類には、ユニットのQ0に対しての適当な (適切かどうかは不明)数字が出ていますが、このQ0という値についても 定義はよく分かりませんでした。"共振の強さ"のような説明はありました が、数式が載っていなかったのでよく分かりません。 こればかりは、実際に作ってみないと分からないのかもしれません。 数年前に亡くなった長岡さんの例をみると、"マグネットの強力なユニット では、バネが強く質量が大きい"設計が多かったようです。 > >また、形状は丸型の方が効率が高いと何かでみたのですが、それは >体積的な効率のこのなのでしょうか。それとも丸型の方が共振の音圧 >レベルが高くなったりするのでしょうか。 > 丸型断面のほうが効率が良いのは、空気に触れる面積が小さいためです。 空気は接触部では、すべりが無いという条件がありますので、断面積 あたりの周長が最小なのが一番効率が良いということになります。 >また、ポートを均一な太さの管ではなく、出口に向かって少しずつ拡がる >ホーンのような形状にした場合、共振の周波数範囲が広がったりするの >でしょうか。頭の中ではバスレフに、ちょっとバックロード的な >要素が加わるようなイメージなのですが、そういう効果は得られるもの >なのでしょうか。 実際にはやってみないと分からないですが、上述の仮定からは、多少 広げても返って効率が悪くなるように推測できます。 |
| 失礼しました。 >になりますので、Fbはこれに2πを掛ければ得られますが、 1/(2π)の間違いでした。 |
| >簡単に書くと、次の場合に箱(内の空気)のばね定数が大きくなります >(すなわち空気バネが強くなります)。 >(1)キャビネットが小さい >(2)ポートの断面積が大きい >また、ポート内の容積が大きくなると、質量が大きくなります。 >そのときに固有(角)振動数は、おなじみの、 >ω=sqrt(k/m) kはばね定数、mはポートの空気の質量 詳しいご説明どうもありがとうございます。 ああなるほど、ほんのちょっと分かりました。 >注意しなければならないのは、同じfbになる組合せが無数にあるという >ことです。この差を出せないソフトは、機能的には欠陥品というか winISDの他、katsuraさんの 2way2.xls などを試しました。 共振周波数を下げていくと、共振レベルはどんどん下がっていくのですが、 同じ共振周波数になるようにポートを大きくしていっても、レベルは 変わりませんでした。 但し箱を大きくすると、共振レベルは大きくなり、郡遅延も増える ところまでシミュレートされてました。この辺からうむむむむ? と思ったのが発端です。 >問題は、自分が使用するユニットやアンプに対してどの程度の >ばね定数を選択すれば良いかということですが、自分が調べた限りでは >参考になるものはありませんでした。 そうなんですか。 >丸型断面のほうが効率が良いのは、空気に触れる面積が小さいためです。 >空気は接触部では、すべりが無いという条件がありますので、断面積 >あたりの周長が最小なのが一番効率が良いということになります。 ああなるほど、接触面積という考え方があるのですね。 摩擦はダンプする方向なので、LCRのRを小さくする意味で丸が 良いということなんですね。 どうもありがとうございました。 またよろしくお願い致します。 |