Page 124 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼真空管アンプと適したスピーカー 黄金のアンコール 03/10/28(火) 15:45 ┗Re:真空管アンプと適したスピーカー カメ 03/10/28(火) 22:02 ┗Re:真空管アンプと適したスピーカー 黄金のアンコール 03/10/29(水) 12:42 ┗Re:真空管アンプと適したスピーカー yodo 03/10/29(水) 14:56 ┗Re:真空管アンプと適したスピーカー yodo 03/10/29(水) 15:14 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 真空管アンプと適したスピーカー ■名前 : 黄金のアンコール <VEM07035@nifty.ne.jp> ■日付 : 03/10/28(火) 15:45 ■Web : http://www.geocities.jp/asd2251sxl2001sax2251/ -------------------------------------------------------------------------
| 昔のスピーカーは、振動系が軽く、低音を出すためには大きなエンクロジャー に入れないといけないようなものが多かったのですが、同じ口径のユニットで あっても、今日のユニットは振動系を重くしてボイスコイルのインピーダンス を下げること、ストロークを大きく取ることで、小容積のエンクロジャーでも、 ある程度しっかりした低音が出てくるような設計が多くなっています。 その結果、アンプの駆動力に寄りかかるようなスピーカーが多くなりました。 まず、能率が低いこと、インピーダンスが低いこと、ネットワークが複雑化し その結果、周波数−インピーダンス曲線のうねりの大きいものが増えて、DF が大きくても10程度の管球アンプでは充分にドライブしきれず、スカスカの 音でしか鳴ってくれないものがあり、大出力で低インピーダンス負荷に強く、 DFも大きなソリッドステートアンプの方が鳴りっぷりが良い場合が多くなっ ています。 管球アンプが好きでいろいろおやりになっているのに、使っているスピーカー が管球アンプに不向きな機種だったら、それこそ泥沼です。 真空管オーディオハンドブック 誠文堂新光社 の中で、佐伯多門氏が「真空 管アンプ用スピーカー」というタイトルで書かれています。 その中で、市販スピーカーを使用して真空管アンプと整合するには、 (同書籍より抜粋−引用) (1)容積の大きいスピーカーエンクロージャーを選び、低音の再生は欲張ら ず、アコースティック・サスペンション方式のスピーカーを避ける。位相反転型 エンクロージャーなどが適し、低域限界を低くして制動した伸びのある低音傾向 のものは避けた方が良い。 (2)高音域の帯域も真空管アンプの高音特性と関係して欲張らず、高能率の スピーカーを選定し、中音域が充実した方が、全体の周波数特性バランスを良 くすることが出来る。 (3)真空管アンプで駆動して期待の音量が得られるか検討する必要がある。 (4)スピーカーシステムのインピーダンスが6Ω以下では、マッチングが難 しい。スピーカーケーブルの直流抵抗の影響が大きくなり、DFの悪化につな がるので、できれば8〜16Ωの製品を選ぶべきである。 つまり、今風のスピーカーはマッチングが良くないものが多いのだと思います。 アンプはスピーカーの下僕であることを忘れてはいけないと思います。 |
| ▼黄金のアンコールさん: 他人と反対のことを言って、悦に入る「へそ曲がりのカメ」です。 >昔のスピーカーは、振動系が軽く、低音を出すためには大きなエンクロジャー >に入れないといけないようなものが多かったのですが、同じ口径のユニットで >あっても、今日のユニットは振動系を重くしてボイスコイルのインピーダンス >を下げること、ストロークを大きく取ることで、小容積のエンクロジャーでも、 >ある程度しっかりした低音が出てくるような設計が多くなっています。 そうです。小型エンクロージャーでスペースファクターが格段に良くなり、狭い部屋でも置けるようになりました。自由度を広げたARは偉い。 重い振動板で共振周波数を下げることにより、低域を延ばすことが出来ました。この結果、スピーカーの能率は下がりましたが、これは大出力の半導体アンプで補えば良いと言う考えだったのでしょう。 確かに、技術革新はあったと思います。 その一方で、何かを欠いてしまったように自分は思います。ズンと言う低音は出ますが、風のように吹き抜ける低音は出にくいように思います。自分は振動版は軽ければ軽い方が良いと考えているのです。そのためには口径を大きくせざるを得ないのですが。 小型密閉箱に入れた場合、エアースプリングが利きますが、振動版が前に出た時と引っ込んだ時のストロークは同じなのか。理屈上は同じハズなのですが・・・・、どうも気持ちは良くありません。 > >その結果、アンプの駆動力に寄りかかるようなスピーカーが多くなりました。 >まず、能率が低いこと、インピーダンスが低いこと、ネットワークが複雑化し >その結果、周波数−インピーダンス曲線のうねりの大きいものが増えて、DF >が大きくても10程度の管球アンプでは充分にドライブしきれず、スカスカの >音でしか鳴ってくれないものがあり、大出力で低インピーダンス負荷に強く、 >DFも大きなソリッドステートアンプの方が鳴りっぷりが良い場合が多くなっ >ています。 確かに理屈ではその通りかもしれません。管球アンプは出力トランスを積んでおあり、これが良い意味でも悪い意味でもファジーです。 よく出来た管球アンプは、決して半導体アンプにも負けないと思います。負けるのは唯一、最大出力のみだと感じています。SN比も周波数特性もスピーカードライブ力も負けないと思います。これはカメの偏見かもしれません。 > >管球アンプが好きでいろいろおやりになっているのに、使っているスピーカー >が管球アンプに不向きな機種だったら、それこそ泥沼です。 > シングルアンプは比較的、スピーカーを選ぶかも知れません。しかし、プッシュプルとなるとかなり選択肢は広がると思います。当然ですが、アンプの設計にも拠ります。今は、半導体アンプの技術をフィードバックした管球アンプもあるのです。 >真空管オーディオハンドブック 誠文堂新光社 の中で、佐伯多門氏が「真空 >管アンプ用スピーカー」というタイトルで書かれています。 > >その中で、市販スピーカーを使用して真空管アンプと整合するには、 >(同書籍より抜粋−引用) > >(1)容積の大きいスピーカーエンクロージャーを選び、低音の再生は欲張ら >ず、アコースティック・サスペンション方式のスピーカーを避ける。位相反転型 >エンクロージャーなどが適し、低域限界を低くして制動した伸びのある低音傾向 >のものは避けた方が良い。 > >(2)高音域の帯域も真空管アンプの高音特性と関係して欲張らず、高能率の >スピーカーを選定し、中音域が充実した方が、全体の周波数特性バランスを良 >くすることが出来る。 > >(3)真空管アンプで駆動して期待の音量が得られるか検討する必要がある。 > >(4)スピーカーシステムのインピーダンスが6Ω以下では、マッチングが難 >しい。スピーカーケーブルの直流抵抗の影響が大きくなり、DFの悪化につな >がるので、できれば8〜16Ωの製品を選ぶべきである。 > >つまり、今風のスピーカーはマッチングが良くないものが多いのだと思います。 >アンプはスピーカーの下僕であることを忘れてはいけないと思います。 確かに無難な標準的な考え方とは思いますので、大筋で異論はありません。 しかし、これの拘ると見える世界も見ずに終わってしまう可能性もあります。 管球ファンの反論でした。 理論的には根拠が薄く、観念的な意見ですから、これをご覧になった皆さんは、冷ややかに見てくだされば助かります。かなり偏った考えですから |
| ▼カメさん: > 確かに、技術革新はあったと思います。 >その一方で、何かを欠いてしまったように自分は思います。ズンと言う低音は出ま >すが、風のように吹き抜ける低音は出にくいように思います。自分は振動版は軽け >れば軽い方が良いと考えているのです。そのためには口径を大きくせざるを得ない >のですが 同感です。同じように出ていても大きな口径のユニットの方が音に余裕を感じます。 大きければ、ストロークが小さくても同じ音量が出せますし、歪みの点でも有利で す。 > 確かに理屈ではその通りかもしれません。管球アンプは出力トランスを積んでお >あり、これが良い意味でも悪い意味でもファジーです。 > よく出来た管球アンプは、決して半導体アンプにも負けないと思います。負ける >のは唯一、最大出力のみだと感じています。SN比も周波数特性もスピーカードラ >イブ力も負けないと思います。これはカメの偏見かもしれません。 それは、そうです。管球アンプといってもいろいろなものがありますから。現代の 管球用出力トランスも、ソフトンのものなどは6Ω標準ですから、最近のスピーカ ーにマッチングするように作られているわけで、佐伯多門氏の「真空管アンプ用ス ピーカー」の一般論はあくまで一般論で、例外もあるわけです。 ただし、こういったことを、一応理解した上でシステムを組み合わせないと、泥沼 に落ちる可能性もあると考えています。特に、シングルアンプでNFBもかけない ようなものだと、ダンピングファクターは出力管に三極管を使ってもせいぜい2〜 3止まりですし、スピーカーによっては相当に厳しいと思います。 |
| ▼黄金のアンコールさん: >▼カメさん: カメさんその節はどうもありがとうございました。 私はあれから、いろいろとやってみました。 まず私としてはよくできたと思ったEL34PP3結アンプを窪田式半導体アンプ(終段FET)をつくり比較視聴してみました。 真空管アンプのほうは3結にして更にNFBも10〜20dBかけたのにやはり低域はボンつき気味になりますが、その他では半導体アンプよりも気持ちよく聴くことができます。 半導体アンプは低域に関しては締りがあり分解能もあるのですが中高域やその他の音楽表現等に関してはやはり硬くて冷たい感じを受けてしまいます。 これは他の既製品の半導体アンプをいろいろ視聴したときも同じような感じを受けました。 よって現状では、真空管アンプの低域の感じをどのように改善していくことができるのかが課題となっています。 両方の良いところだけを欲しいといったら、贅沢でしょうか? もう少しいろいろと改善していきたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 |
| 因みにスピーカーは以前にも書きこしましたscan-speakの8545Kと9700です。 これらはいろいろとユニットを聞き比べてやはり気に入って使っていますので、あとはアンプやDACなど回りの問題が多いと思います。 特にアンプに関しては現在の一番の興味です。 このスピーカシステムだと、半導体のアンプじゃないと鳴らないと散々言われましたが低域の不満を除けば、十分に真空管アンプでも鳴ってくれます。でも良くできたパワーのある真空管アンプじゃないと厳しいのも確かです。 同じパワーなら真空管アンプが半導体の3倍説も当てはまらないと思っています。 出力が15Wなら聴感上45Wではなく、15W以外の何者でもないと思い始めてきています。 あとDFもやはり真空管で10とれても、半導体アンプの50や100には遠く及ばなくはっきりと音に出てきます。 自分でいろいろやってみないうちはこんなに初歩的なことなのに雑誌や本に踊らされていたのを痛感します。 何をどうすればよいのかは見えてきたような気がしますが、具体的な解決策はまだまだ未熟ですのでありません。 |