Page 12 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/25(金) 22:30 ┗RE: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/25(金) 23:23 ┗Re:RE: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/25(金) 23:47 ┗Re:RE: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/26(土) 0:52 ┣Re:RE: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/26(土) 1:09 ┃ ┗Re:RE: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/26(土) 12:17 ┣Re:RE: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/26(土) 12:34 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/26(土) 23:12 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/27(日) 2:35 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 9:11 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/27(日) 12:55 ┃ ┣Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 13:13 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 13:56 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/5/27(日) 22:10 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 23:34 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ UTiCd 01/5/28(月) 2:27 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/28(月) 8:02 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ UTiCd 01/5/28(月) 20:46 ┃ ┣Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/5/28(月) 22:23 ┃ ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ UTiCd 01/5/29(火) 20:31 ┃ ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/5/30(水) 0:19 ┃ ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ UTiCd 01/6/1(金) 23:42 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/2(土) 19:19 ┃ ┣Re: ヴェンデングウェーブ UTiCd 01/6/3(日) 12:14 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/6/4(月) 1:07 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/4(月) 1:39 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/6/5(火) 8:09 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/5(火) 9:17 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/6/6(水) 1:53 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/7(木) 12:00 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/6/7(木) 23:50 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/8(金) 19:02 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/8(金) 21:01 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/8(金) 21:25 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/6/11(月) 0:17 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/6/11(月) 23:00 ┃ ┗Bending wave(Was Re: ヴェンデングウェーブ) ARAKAWA 01/6/14(木) 23:28 ┃ ┗Re: Bending wave(Was Re: ヴェンデングウェーブ) 今村 01/6/14(木) 23:58 ┣Re:RE: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/27(日) 0:33 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 9:30 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/27(日) 18:02 ┣Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 11:07 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/27(日) 19:00 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 21:50 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ 石井 01/5/27(日) 21:53 ┃ ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/5/30(水) 0:35 ┃ ┗ベンディングウェーブ(Re: ヴェンデングウェーブ) 石井 01/5/30(水) 22:13 ┗Re:RE: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/5/27(日) 21:00 ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/27(日) 21:38 ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/5/27(日) 22:42 ┗Re: ヴェンデングウェーブ 今村 01/5/28(月) 0:02 ┗Re: ヴェンデングウェーブ ARAKAWA 01/5/28(月) 3:03 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ヴェンデングウェーブ ■名前 : 石井 <aishii@mac.com> ■日付 : 01/5/25(金) 22:30 -------------------------------------------------------------------------
| 最近、ジャーマンフィジックスのウェルシュドライバーを使ったスピーカや、マンガーユニットを使ったオーディオフィジックスのメディアやステラ エレガンスの様なヴェンデングウェーブを使ったスピーカが段々と出始めていますね。 私は基本的にはスピーカはピストンモーションを正確に行うべき、という考えを持っていますが、マンガーユニットを使ったスピーカはなかなか魅力的な音で鳴ります。 実際問題、これらヴェンデングウェーブを使ったユニットは歪みとか位相の点ではどうなのでしょうね? またそれらのユニットは在来型と全然異なる理論で作られている訳ですが、その根拠とは? |
| 面白ネタだ。(超・個人的に)ぱくっ。 まさかこれは、餌ですか?撒き餌ですか(笑) >タイトル: ヴェンデングウェーブ >発言者: 石井さん >最近、ジャーマンフィジックスのウェルシュドライバーを使ったスピーカや、マンガーユニットを使ったオーディオフィジックスのメディアやステラ エレガンスの様なヴェンデングウェーブを使ったスピーカが段々と出始めていますね。 できればDDDとマンガーは分けて考えた方が いいと思います。 波動伝播型のドライバーって、結局のところ 「完全同相フルピストニックモーション」とは正反対のアプローチで 「低歪」を志向しているように見えます。 「逆もまた真なり」ってことで。 あと、「指向性制御」だと思います。キーなのは。 少なくとも、あれは「中途半端な分割振動ダイアフラム」とは 似て非なるものでしょう。 >私は基本的にはスピーカはピストンモーションを正確に行うべき、という考えを持っていますが、マンガーユニットを使ったスピーカはなかなか魅力的な音で鳴ります。 そうですね。メデアは結構、ぐっときました。 ただアレってマンガーが沢山載っているので、「なんなの?」という感は 否めません。(笑) DDDは聞いたことがないので、音質はパス。 >実際問題、これらヴェンデングウェーブを使ったユニットは歪みとか位相の点ではどうなのでしょうね? 軸上では歪少なく、位相正確、ってことで、どうでしょうか。 >またそれらのユニットは在来型と全然異なる理論で作られている訳ですが、その根拠とは? 「波動理論」って結構昔からあるようなのですが、 良く解りませんね。。。どこかに載っているんでしょうかね。 |
| ▼今村さん: >面白ネタだ。(超・個人的に)ぱくっ。 >まさかこれは、餌ですか?撒き餌ですか(笑) いえいえ。 私もオーディオに於けるこういう新しい試みには非常に興味がありますので。 PWMのスレッドは私の不勉強の所為で碌に理解出来なかったのが残念です。 >できればDDDとマンガーは分けて考えた方が >いいと思います。 そうですね。DDDは指向特性の点で改善を計る為、ヴェンデングウェーブを用い、一方マンガーはフルレンジで周波数特性を稼ごうとする為にヴェンデングウェーブを用いている訳ですからね。 >少なくとも、あれは「中途半端な分割振動ダイアフラム」とは >似て非なるものでしょう。 多分、そうなのでしょうが、ここが少し疑問に思ったので、スレを立ち上げました。 >>実際問題、これらヴェンデングウェーブを使ったユニットは歪みとか位相の点ではどうなのでしょうね? > >軸上では歪少なく、位相正確、ってことで、どうでしょうか。 どの軸上でしょうか?ちょっとその辺が分かりません。 >「波動理論」って結構昔からあるようなのですが、 >良く解りませんね。。。どこかに載っているんでしょうかね。 私の先入観なのですが(^^;波動理論と聞くと「トンデモ」という感じがしますが、オーディオの世界でまともな「波動理論」とはどういうものなのでしょう? |
| >タイトル: Re:RE: ヴェンデングウェーブ >発言者: 石井さん >>少なくとも、あれは「中途半端な分割振動ダイアフラム」とは >>似て非なるものでしょう。 > >多分、そうなのでしょうが、ここが少し疑問に思ったので、スレを立ち上げました。 おそらく、石井さんは波動伝播型という形式に「大いなる疑念」をもって、 正しくない再生なのではないか?と、お疑いなのだと思います。 実は、僕もそうでした。こんなの位相もf特も 滅茶苦茶なんじゃないの?と。 でも冷静に考えてみると、そうではない事が徐々に見えてきました。 これから僕が書くことは、どこかで読んで来て「実証」のある話では ありません。ですから茶のみ話程度に聞いてくださいますように。 まず大前提として、「分割振動がデフォルト」なものとして「ソフトな振動板」 というものを挙げておきます。石井さんお使いのT-330Dも、この原理です。 すなわち、非常にきめ細かい分割振動を重畳すれば、周波数特性は フラットになる。というものです。 ソフトドームは故意に分割振動していますし、「理想剛体」などでは ありません。「逆もまた真なり」と書いたのはそういう意味です。 そのかわり、カラレーションの元凶となるような極端な 高域共振も持たないわけです。 はっきり、これは「一長一短」です。 >>軸上では歪少なく、位相正確、ってことで、どうでしょうか。 > >どの軸上でしょうか?ちょっとその辺が分かりません。 位相を考えるとき、まず波動伝播型のダイアフラムの「動き」=振幅位相を 時間帯で切り取ってつぶさに見ることからすべては始まります。 波動伝播とは、ちょっと前に僕が書いた「湖面に石を投げる」のと 全く同じ発音原理で音が出ます。 つまり、ダイアフラムの上を縦波が伝播して進行します。 自信がないので等幅フォントで見てね。(マンガーで考えて下さい) A A −−−−−−−〜・〜−−−−−−− まず最初の微小単位時間では、中心部しか振幅が発生していません。 従って、中心部からまず【先行して】音波が前方に進行します。 更に、もう少し時間が経過したときのダイアフラムを観測すれば、 AB BA −−−−−−〜〜・〜〜−−−−−− 更に時間を進めます。 ABC CBA −−−−−〜〜〜・〜〜〜−−−−− A,B,Cは「違う音」です。 えー、良くわからないかも知れませんが、Aの音がまず先行してどんどん 先へ進みます。次にBの音波が中心部から発生し、更にCの音が外周へ 向かってどんどん進んでいきます。 ここで音波の進行ベクトルを考えると、アっと驚くべきことに、 このダイアフラムの振幅が【球面波】を発していることに気付くんです。 実際、マンガーは球状の放射パターンを持っているそうです。 A BA CBA → BA A ポーラーパターンは、非常に「球体」に近いものだと言うことです。 あれれ?これは何かと似ていますね。 そう、ESL-63の分割ダイアフラムと全く同じ原理です。 この、球形に近い放射パターンが徐々にリスナーに近付いてきました。 ある時間にリスナーに次の音が近付きます。 リスナーはそれを聴きます。 -----> A ○ | | 次の時間帯では -----> B ○ | | 次の時間帯では -----> C ○ | | おかしいですね。何も問題はありません。 A,B,Cの絶対位相を受け取っているという点において、 これははっきり「位相特性最高」と言って良いものです。 「位相特性がおかしい」というのは、実のところA,B,Cが 「同時に聞こえてしまう」ことに起因しています。 【ABCが合成された音波の波形は滅茶苦茶】です。 だって違う時間帯に発音されたものですよ? 通常の分割振動の多いダイアフラムの音というのはこれです。 位相のずれた複数の音を享受すれば、「周波数特性は乱れる」し、 それは「歪みも増える」ことを意味しています。 そもそも「歪」とは?原信号との差異で表されるものです。 このときヒトは、何も「歪」を受け取っていません。 ところが、球面の放射パターンを持つダイアフラムでは、どの方角で 聞いても「他の位相で発せられた音を聞くことができない」為に、 常に同じ位相の音しか聞くことができません。 スピーカーは、「形状効果に起因する」音の劣化が想像以上に大きいことも 示唆されています。 無論、これは「理想論」を話しているのであって、理想的に「波動伝播」 であるドライバーにおいて、のお話です。 実際はこれと少々の誤差があることも否定できません。 現実のマンガーの周波数特性を見ると、なだらかに高域が減衰して行きます。 ですから、口径なりの若干の位相干渉は、やはり多少起きていると見るべきです。 ですが、驚くべきはその周波数特性の平坦さです。 形状効果や位相干渉に起因する周波数特性の暴れが極端に少ない。 これすなわち、逆説的に言えば「歪も低い」と言えるんです。 ダイアフラムが歪んでいるにも関わらず。(笑) >私の先入観なのですが(^^;波動理論と聞くと「トンデモ」という感じがしますが、オーディオの世界でまともな「波動理論」とはどういうものなのでしょう? そうですね。 ここらへんは理解が浅いんで、コメントを控えさせていただきます。 トンデモを看破したい。それは常に考えることですが、 基礎がなっていないもんだから。(笑) ジャーマンフィジックスについては、これとはまたちょっと違います。 でも、上記がヒントになると、何か判ることはありませんか? |
| > A A > −−−−−−−〜・〜−−−−−−− > > > AB BA > −−−−−−〜〜・〜〜−−−−−− > > > ABC CBA > −−−−−〜〜〜・〜〜〜−−−−− もうひとつ。重要なことを。 「音場」スレッド関連で、音波の進行波と、壁に跳ね返った反射波の 「干渉」によって振幅が変わってしまうことをお話しました。 マンガーの場合も、まるで同じです。せっかく綺麗な振幅で波動が 進行しているのに、それがダイアフラム外周で跳ね返って来ては、 台無しになってしまいます。 そこで、マンガーでは進行して来た波が「逆行」しないように工夫 しています。スター型の切り欠き形状がそれです。 この形状を見て、「まるで無響室の壁のような形状だ」 って、思いませんか? |
| ▼今村さん: >もうひとつ。重要なことを。 > >「音場」スレッド関連で、音波の進行波と、壁に跳ね返った反射波の >「干渉」によって振幅が変わってしまうことをお話しました。 >マンガーの場合も、まるで同じです。せっかく綺麗な振幅で波動が >進行しているのに、それがダイアフラム外周で跳ね返って来ては、 >台無しになってしまいます。 > >そこで、マンガーでは進行して来た波が「逆行」しないように工夫 >しています。スター型の切り欠き形状がそれです。 > >この形状を見て、「まるで無響室の壁のような形状だ」 >って、思いませんか? この指摘は初めて気付きました。何と言うか、殆どSence of wonderの世界ですね(^^;御指摘に驚きました。 実はマンガーユニットを初めてみた時、「漫画みたいなユニットだからマンガーと名付けたのかな」などと不遜な印象を持った事があります。 あの切り欠きは確かに無響室の壁のようです。 |
| ▼今村さん: >おそらく、石井さんは波動伝播型という形式に「大いなる疑念」をもって、 >正しくない再生なのではないか?と、お疑いなのだと思います。 そうです。 >まず大前提として、「分割振動がデフォルト」なものとして「ソフトな振動板」 >というものを挙げておきます。石井さんお使いのT-330Dも、この原理です。 >すなわち、非常にきめ細かい分割振動を重畳すれば、周波数特性は >フラットになる。というものです。 >ソフトドームは故意に分割振動していますし、「理想剛体」などでは >ありません。「逆もまた真なり」と書いたのはそういう意味です。 > >そのかわり、カラレーションの元凶となるような極端な >高域共振も持たないわけです。 >はっきり、これは「一長一短」です。 なる程。 私はソフトドームトゥイータは適度な内部損失があるから、高域にピークが無いと思っていました。しかし、今村さんの一種の分割振動の重畳で周波数特性がフラットになる、という考え方には及びませんでした。 ただ余りに巧妙な説明なので、本当かな?という気持ちも持っています(^^; >ポーラーパターンは、非常に「球体」に近いものだと言うことです。 >あれれ?これは何かと似ていますね。 >そう、ESL-63の分割ダイアフラムと全く同じ原理です。 マンガーはメカニカルにESL-63に近い動作状況を持たせている、という事ですね。 しかし、ESL-63に較べるとシームレスに球面波を伝播している訳ですね。 ところで今村さんは以前、スモやミュージアテックスで出ていたスピーカを御存じでしょうか? ダイアグラム(マイラー)の真ん中に駆動部を持たせ、端は押さえた構造のユニットを使ったスピーカです。 一度The Absolute Soundの推薦機種にも選ばれていました。 >ですが、驚くべきはその周波数特性の平坦さです。 >形状効果や位相干渉に起因する周波数特性の暴れが極端に少ない。 >これすなわち、逆説的に言えば「歪も低い」と言えるんです。 >ダイアフラムが歪んでいるにも関わらず。(笑) いやー、非常に面白い仮説(なのでしょうか?)をお聞かせ頂き有り難うございました。 面白く読ませて頂きました。 ところでマンガー研究所は実のところ、矢張り今村さんの仮説に従った設計がなされているのかどうか、興味がありますね。 >ジャーマンフィジックスについては、これとはまたちょっと違います。 >でも、上記がヒントになると、何か判ることはありませんか? 基本的にはウェルシュドライバーは形状が三角錐というだけで変わらない動作原理だと思います。 ただマンガーの様に巧妙な終末処理を行っていないので、反射波が出そうな感じもしますね。 |
| ▼石井さん: >なる程。 >私はソフトドームトゥイータは適度な内部損失があるから、高域にピークが無いと思っていました。しかし、今村さんの一種の分割振動の重畳で周波数特性がフラットになる、という考え方には及びませんでした。 少なくともソフトドームが「剛体ではない」事はご理解頂けると思います。 剛体ではない、これすなわち、分割共振はしているという事です。 ただ、その共振の鋭度は低く、非常になだらかでかつ沢山であるという事です。 丸っこいオニギリが沢山並ぶと、フラットのように見えます。 >>ポーラーパターンは、非常に「球体」に近いものだと言うことです。 >マンガーはメカニカルにESL-63に近い動作状況を持たせている、という事ですね。 そうです。ESLの場合は電気的なディレイを設けていました。 マンガーはメカニカルにディレイが入ったようなものです。 >しかし、ESL-63に較べるとシームレスに球面波を伝播している訳ですね。 そういう事です。 >ところで今村さんは以前、スモやミュージアテックスで出ていたスピーカを御存じでしょうか? >ダイアグラム(マイラー)の真ん中に駆動部を持たせ、端は押さえた構造のユニットを使ったスピーカです。 存じませんが、非常に似た思想を感じますね。 ことにダイアフラム外周をFIXEDしてしまっている辺りが。 マンガーも高分子ダイアフラムなので、非常に似た思想で作られた ものだったのかも知れませんね。 >ところでマンガー研究所は実のところ、矢張り今村さんの仮説に従った設計がなされているのかどうか、興味がありますね。 (笑) 詳しくは、漫画博士にお尋ねください。 波動伝播の動作、およびその反射を抑える原理あたりは、 僕が書いたとおりの原理だと思います。 僕はダイアフラム素材の持つ音速と遅延の関係が、まだ良く理解できて いません。 >>ジャーマンフィジックスについては、これとはまたちょっと違います。 >>でも、上記がヒントになると、何か判ることはありませんか? > >基本的にはウェルシュドライバーは形状が三角錐というだけで変わらない動作原理だと思います。 でも、形状が違うから、音波の放射パターンが変わるでしょう。 それは大きな音の違いとなって現れます。 Dick君は一体何を狙ったのか? 詳しくはのちほど。 >ただマンガーの様に巧妙な終末処理を行っていないので、反射波が出そうな感じもしますね。 それは、解りません。 何もしていないわけがない。末端はある種のダンプを行って反射波の 影響を最小限に抑えている「はず」です。 これまたDick君にお尋ねください。 |
| ▼今村さん: >少なくともソフトドームが「剛体ではない」事はご理解頂けると思います。 >剛体ではない、これすなわち、分割共振はしているという事です。 大昔のJVCのベストセラースピーカのSX-3の説明に自社のソフトドームトゥイータは、「呼吸球」を目指して作っている、とカタログに書いていました。多分ですが、ソフトドームトゥイータが市場に出たのは、この製品が初めてでは無いか、と。 呼吸球とは、言ってしまえば、ソフトドーム表面を円形に伝播する波の事で、ソフトドームトゥイータが世に出た頃から、一種の分割振動を織り込む済みで作られていたという事です。 >僕はダイアフラム素材の持つ音速と遅延の関係が、まだ良く理解できて >いません。 音速と遅延とは?どういう事でしょうか。 >何もしていないわけがない。末端はある種のダンプを行って反射波の >影響を最小限に抑えている「はず」です。 ダンプをせずに反射波を減らす、という点ではマンガーユニットは今までに無い新しい試みに挑戦している、と言えますね。 |
| >大昔のJVCのベストセラースピーカのSX-3の説明に自社のソフトドームトゥイータは、「呼吸球」を目指して作っている、とカタログに書いていました。多分ですが、ソフトドームトゥイータが市場に出たのは、この製品が初めてでは無いか、と。 その時期海外には既に沢山ありませんでしたっけ? SX-3そのものが、「ある海外スピーカーのまねっこ」ですよね。 >呼吸球とは、言ってしまえば、ソフトドーム表面を円形に伝播する波の事で、ソフトドームトゥイータが世に出た頃から、一種の分割振動を織り込む済みで作られていたという事です。 それはどうでしょう。日本で振動解析が一般化したのはもっとずっと後では? 呼吸球とは、厳密には膨張収縮して全面が完全同相で発音するもので、 表面伝播とは原理が全く違います。 もちろんソフトドームは呼吸球ではありません。 まさか背圧で膨張収縮するとか? それはまずいよなあ。。。 Victorは単に曲率の大きなドームで「指向性が広い」という点についてだけ 「呼吸球」と称していたのであって、 つまりテキトーな記述をしていただけでしょう。 今そんなことを書いたら笑われます。 >音速と遅延とは?どういう事でしょうか。 チタニウムも高分子フィルムも、空気に比べれば音速は遥かに 速いのです。つまり、アっという間に波動は端面まで伝播して しまうはずなのです。 それなのに、遅延が発生して球面波…と言われても、どうもピンと来ない。 「感覚的に」ということですが。 まあ、そのへんはちゃんと素材の音速調べて遅延時間計算すると ひょっとしたら「ああ、なんだ、」となるのかも知れませんが。 >ダンプをせずに反射波を減らす、という点ではマンガーユニットは今までに無い新しい試みに挑戦している、と言えますね。 部屋の話でも出てきましたが完全な固定端は反射しやすくてまずいのです。 マンガーだってダンプはしているかも知れませんよ。 たとえばダイアフラム端面をゲル状のパッキンで挟むとか。 持っている人に聞くと教えてくれますよ。 |
| ▼今村さん: >Victorは単に曲率の大きなドームで「指向性が広い」という点についてだけ >「呼吸球」と称していたのであって、 >つまりテキトーな記述をしていただけでしょう。 >今そんなことを書いたら笑われます。 なる程ですね。 しかし日本のメーカは始めからいい加減だったのですね(^^; >チタニウムも高分子フィルムも、空気に比べれば音速は遥かに >速いのです。つまり、アっという間に波動は端面まで伝播して >しまうはずなのです。 > >それなのに、遅延が発生して球面波…と言われても、どうもピンと来ない。 >「感覚的に」ということですが。 > >まあ、そのへんはちゃんと素材の音速調べて遅延時間計算すると >ひょっとしたら「ああ、なんだ、」となるのかも知れませんが。 終端までに音が伝わる遅延という事ですね。了解しました。 >部屋の話でも出てきましたが完全な固定端は反射しやすくてまずいのです。 >マンガーだってダンプはしているかも知れませんよ。 >たとえばダイアフラム端面をゲル状のパッキンで挟むとか。 >持っている人に聞くと教えてくれますよ。 http://www.manger-msw.com/en/produkte/msw_inhalt.html を見ると断面図があり、高域、低域毎に別のダンプ材を使っていますね。 あと上のWebには振動解析の結果も載っています。 |
| >http://www.manger-msw.com/en/produkte/msw_inhalt.html >を見ると断面図があり、高域、低域毎に別のダンプ材を使っていますね。 >あと上のWebには振動解析の結果も載っています。 おうおう、ちゃんとWebがあるんですね。 発音原理も書いてあるようですから、ちゃんと読んでみます。 なんか、周波数別のダンパーを使っているのが秘密っぽいですね。 高い周波数(10kHz??)の分割振動している様子が、良くわかりますね。 でも、低い周波数だとほとんど同相振幅に近いみたい。 |
| ▼石井さん >http://www.manger-msw.com/en/produkte/msw_inhalt.html >を見ると断面図があり、高域、低域毎に別のダンプ材を使っていますね。 >あと上のWebには振動解析の結果も載っています。 ご紹介どうもです。 まだ途中ですが、大体わかりましたのでご報告します。 しかし、なんですね。 「湖面に石を投げる」って、僕と全く同じ表現が出てきたので 思わず笑ってしまいました。やはり日本人だろうがドイツ人(米国人?) だろうが、たとえ話というのは同じになるようです。 Instead, Josef W. Manger relied on the principle of bending waves, which starting from the centre of a plate-like diaphragm, travel to the outside, like waves after a stone is thrown into the water. 上記は僕の書いたことと同様ですが、その中で間違っていたこと、というか マンガーのやっていることと僕の説明とで、違う部分について中心に書きます。 まず、マンガーは非常に薄い振動膜を使っていますが、この膜は 中心部ほど剛性が高く、外周部に向かって一定の比率で剛性が落ちていく、 すなわち柔らかくなっていくようです。 驚いたことに、この構造は先のかんなえさんの説明にあった 人間の「知覚の基底膜の構造」と非常に似ていると書いてあります。 それと、僕の波動伝播の説明は「原理」に近いようで、 それとマンガーは違います。 マンガーの場合はまず駆動点が中心部ではありません。 かなり大きな駆動半径を持っています。下図のように。 低い音←←←・→→高い音←←・→→→低い音 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 柔らかい | 硬い | 柔らかい | | 駆動点 駆動点 またまた、済みませんが等幅フォントで見てください。 駆動点から振動は伝播しますが、高い音は一瞬にして中心部に素早く伝播する ようです。低い音は外周部に向かってゆっくりと伝播するとあります。 スター型の形状で伝わってきた波を吸収するのは、僕の説明の通りです。 で、このドライバーは常に、その周波数における有効振動半径がその周波数の 波長よりも大きくならない、とあります。 つまり高い周波数帯では小さなダイアフラムとして見なすことができ、 低い周波数では大口径のダイアフラムとして働くと。そしてこの特性から、 このダイアフラムは点音源とみなせる、とあります。 少なくとも、等価的振動半径が小さいのなら、高い周波数でも距離による 位相干渉は無視できます。 一種の、同軸ドライバーのような考え方ですね。 もっとも、書いてあることと計測データは違います。(笑) モーダル解析の状況を見ればしっかり高い周波数でも全面で振動している ことがわかります。 つまり、この説明は軸上に限った話、というか全指向のトータルエネルギーの 話ではなく、ある方位で聞けば点音源とみなせる=位相特性が良い、 という意味の説明になります。 分割振動しているんだけど位相特性は良い。 それは、指向性と遅延時間を利用しているのだ、という事がはっきり解りました。 それにしても、この構造はノウハウの塊です。 随分と長いこと研究を重ねてきたようですが、これはおいそれと 真似のできるようなしろものではなさそうです。 余談ですが、マルチウェイを馬鹿にする記述がそこかしこに記述されています。 |
| 暑^H熱い語らいをじゃましてすみません。 ▼今村さん: >▼石井さん >まず、マンガーは非常に薄い振動膜を使っていますが、この膜は >中心部ほど剛性が高く、外周部に向かって一定の比率で剛性が落ちていく、 >すなわち柔らかくなっていくようです。 「剛性は中心から外側に向けて増加する」ですから逆じゃないですか?。 >驚いたことに、この構造は先のかんなえさんの説明にあった >人間の「知覚の基底膜の構造」と非常に似ていると書いてあります。 > >それと、僕の波動伝播の説明は「原理」に近いようで、 >それとマンガーは違います。 >マンガーの場合はまず駆動点が中心部ではありません。 >かなり大きな駆動半径を持っています。下図のように。 > > > 低い音←←←・→→高い音←←・→→→低い音 > −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− > 柔らかい | 硬い | 柔らかい > | | > 駆動点 駆動点 > >またまた、済みませんが等幅フォントで見てください。 >駆動点から振動は伝播しますが、高い音は一瞬にして中心部に素早く伝播する >ようです。低い音は外周部に向かってゆっくりと伝播するとあります。 「run out」はこの場合は減衰という意味じゃないですか。 「高い周波数は内側のエリアで減衰し、一方低い周波数は外周の星型のダンパーに到達する。そこで吸収されるので外周から反射波が戻って来る事はない。」という意味でいいんでしょうか。 ただ、構造を見るとダイアフラムの駆動位置は中心ではないので、上記の説明とはちょっと違うんじゃないかという気もしますが。 駆動部の半径がダイアフラム上の波長より小さければその波長においては点で駆動しているとみなせるんでしょうけど、後の方でコイルの直径が70mmとありますから結構な大きさですよね。 何故これで点音源になるか、と言うと僕はホイヘンスの原理で考えて理解しています。 ある一点から発せられた波を平面で切りとるとそれは平面上を同心円状に広がる波となります。ですから、平面上に同心円状の波を発生させ、その平面から発生する波を素元波と考えれば、全体から発せられる波面はある一点から発生する波面と同じ物になるという事ではないでしょうか。 実際、レーザーホログラムの原理ってこんな感じじゃありませんでしたっけ。 >つまり、この説明は軸上に限った話、というか全指向のトータルエネルギーの >話ではなく、ある方位で聞けば点音源とみなせる=位相特性が良い、 >という意味の説明になります。 「点音源とみなせる=位相特性が良い」がよく分りませんが、結果として点音源から発生しているのに近い波面を発生させようとしているのだと思います。 ちなみに海外製スピーカーによくあるユニットが前後にずらして配置してあるのもホイヘンスの原理で解釈しています。つまり(スピーカー後方の)ある一点から発生した波面状にユニットを配置することによって仮想的は点音源をシミュレートしようとしているんじゃないか、という事です。 #これはちょっとマユツバですが…。 |
| >>駆動点から振動は伝播しますが、高い音は一瞬にして中心部に素早く伝播する >>ようです。低い音は外周部に向かってゆっくりと伝播するとあります。 > >「run out」はこの場合は減衰という意味じゃないですか。 そのようです。 つたない英語力なのに乱読するから…大変失礼しました。 高域は中心部のダンパーで減衰させる、低域は外周で減衰させる、 が正解です。 >駆動部の半径がダイアフラム上の波長より小さければその波長においては点で駆動しているとみなせるんでしょうけど、後の方でコイルの直径が70mmとありますから結構な大きさですよね。 >何故これで点音源になるか、と言うと僕はホイヘンスの原理で考えて理解しています。 > >ある一点から発せられた波を平面で切りとるとそれは平面上を同心円状に広がる波となります。ですから、平面上に同心円状の波を発生させ、その平面から発生する波を素元波と考えれば、全体から発せられる波面はある一点から発生する波面と同じ物になるという事ではないでしょうか。 その原理は、まったく存じませんでした。 僕の知っている波動伝播は「中心部から広がる」しかありませんでしたので、 それについてしか解りません。 その疑問点の解を頂いた気がします。 必ずしも、中心から広がる波紋でなくとも、同心円上を起点とした 波紋であっても、中心からの波紋と全く同じとみなせる、という事ですか。 ということは、このときの指向性も点音源と同じと考えても よろしいのでしょうか? あの駆動点だと、何だか違うような気がして そこだけ少々気になっています。 >>つまり、この説明は軸上に限った話、というか全指向のトータルエネルギーの >>話ではなく、ある方位で聞けば点音源とみなせる=位相特性が良い、 >>という意味の説明になります。 > >「点音源とみなせる=位相特性が良い」がよく分りませんが、 「もし本当に点音源(面積ゼロ)ならば」それは単一の振幅となるはずで、 通常の分割振動ドライバーのような高い周波数で振幅位相が変化 してしまうような事は発生しないはず。 そういう意味で書きました。 つまり、振動面積ゼロの振動板は、面積を持つ理想剛体振動板と 同じ、という意味です。 >結果として点音源から発生しているのに近い波面を発生させようとしているのだと思います。 このホイヘンスの原理は、最終的な「結果」だけが同じ であって、「過程」は同じにならないように感じました。 「点音源から発せられる音」 「点から発せられたかのような波面」 両者は似ているようで、えらい違いですね。 |
| ▼今村さん: >必ずしも、中心から広がる波紋でなくとも、同心円上を起点とした >波紋であっても、中心からの波紋と全く同じとみなせる、という事ですか。 そうであると良いな、という程度の話ですけどね。 >ということは、このときの指向性も点音源と同じと考えても >よろしいのでしょうか? ボイスコイルより内側の部分に関しては、そのはず(そうであってほしい) ということになると思います。 ただし、マンガーユニットの場合、振動板上に定在波(≒分割振動)が起きない ように、ボイスコイルより外側では伝わったベンディングウェーブ(横波)が減衰 振動を起こすような設計になっています。 減衰振動ということは、帯域が広がるという意味ですし、またこのときの放射 パターンは単純なものではなくなりますよね。 このあたりでいろいろと問題が起きる可能性はあるのだと思います。 実際、マンガーユニットの高域はそれなりに指向性が鋭いようです。 |
| ▼UTiCdさん >>必ずしも、中心から広がる波紋でなくとも、同心円上を起点とした >>波紋であっても、中心からの波紋と全く同じとみなせる、という事ですか。 > > そうであると良いな、という程度の話ですけどね。 願望レベルですかぁ? 確率的なお話?それとも論理学に近付いてしまうとか? (^ ^; >>ということは、このときの指向性も点音源と同じと考えても >>よろしいのでしょうか? > > ボイスコイルより内側の部分に関しては、そのはず(そうであってほしい) >ということになると思います。 時間的な推移を自分で考えてみると、頭が悪いせいか どうしてもそうはならないんですが、 どう考えればいいのでしょうね。 > ただし、マンガーユニットの場合、振動板上に定在波(≒分割振動)が起きない >ように、ボイスコイルより外側では伝わったベンディングウェーブ(横波)が減衰 >振動を起こすような設計になっています。 ですね。 > 減衰振動ということは、帯域が広がるという意味ですし、またこのときの放射 >パターンは単純なものではなくなりますよね。 帯域が広がるとは、波動の周波数選択度が下がってしまうことですか? 仰る通り、放射パターンは単純ではなくなるでしょうね。 外周部はダンパーの塊です。 実際は、無限円に広がる波紋をシミュレートしなければ理想的な 波紋は得られないんですね。 それなのに、直径が限られているが故に外周でそれをダンピング しなければならない。無限円かつ減衰。 ここらへんに多くの矛盾が潜んでいそうです。 単純に考えても、スター型のダンパーは一種の乱反射を利用して 減衰を行っているわけで、この境界で結構まずいことが沢山起きそうな 気がします。 だからこそ、その手前でも充分なダンパーが必要なのかも知れません。 > 実際、マンガーユニットの高域はそれなりに指向性が鋭いようです。 僕には7cm口径程度の指向性に見えます。(笑) 過渡応答を見る限り、指向性制御はそれなりにうまく行っていると 思いたいんですけどね。 これが平面波相当なら、そんな特性が得られるわけがない、という事で。 横波の伝播速度をいかに空気中の伝播速度に近付けるか。 ARAKAWAさんのお話からもWebPageを読んでいても、それがキーとなる技術 と感じました。 もっとも、遅すぎちゃまずいようですが。 |
| ▼今村さん: >▼UTiCdさん >>>必ずしも、中心から広がる波紋でなくとも、同心円上を起点とした >>>波紋であっても、中心からの波紋と全く同じとみなせる、という事ですか。 >> >> そうであると良いな、という程度の話ですけどね。 > >願望レベルですかぁ? ちょっと言い過ぎたかもしれません(^^; ただ、指向性から言えば、完全な点音源と同等になっているとは思えない ですから・・・。 もっとも、どこまでなら理想に近く、どこまでから理想とは外れていると いえるのかよく分かりませんが。 >時間的な推移を自分で考えてみると、頭が悪いせいか >どうしてもそうはならないんですが、 >どう考えればいいのでしょうね。 あれ?僕の勘違いかもしれません。ちょっと考え直してみます。 >> 減衰振動ということは、帯域が広がるという意味ですし、またこのときの放射 >>パターンは単純なものではなくなりますよね。 > >帯域が広がるとは、波動の周波数選択度が下がってしまうことですか? 例えば、サイン波は単一周波数ですけど、それに減衰振動を加えると、 もはや単一周波数ではなくなってしまいますよね。 ・・・もっとも、振動板の上で時間移動があるのでうまいこといくのかも しれないですけどわけがわからないです。 それと個人的にはこの減衰振動を起こさせるための内部損失は振動板や 特殊形状のダンパーによりますけど、それらの非線形の影響がかなり大きく でる方法ではないかという気もします。 >単純に考えても、スター型のダンパーは一種の乱反射を利用して >減衰を行っているわけで、 そうなんですか? インピーダンスが徐々に高くなるような分布定数だと考えていたのですが、 そういう状態は乱反射が起きるのでしょうか。 >僕には7cm口径程度の指向性に見えます。(笑) ああ、そうかもしれません。 >過渡応答を見る限り、指向性制御はそれなりにうまく行っていると >思いたいんですけどね。 >これが平面波相当なら、そんな特性が得られるわけがない、という事で。 たしかに、直径20cmの平面ではありえないですね。 >横波の伝播速度をいかに空気中の伝播速度に近付けるか。 >ARAKAWAさんのお話からもWebPageを読んでいても、それがキーとなる技術 >と感じました。 そうすると、振動板から球面上に音が出せるはず、という理解でよいので しょうか。 |
| ▼UTiCdさん: >▼今村さん: >>願望レベルですかぁ? > > ちょっと言い過ぎたかもしれません(^^; > ただ、指向性から言えば、完全な点音源と同等になっているとは思えない >ですから・・・。 すみません、あのWebページ上のグラフに指向性が分るようなデータがあるんでしょうか。あの手のデータに慣れていなのですがどれをどう読めば指向性が分るのでしょうか。 > もっとも、どこまでなら理想に近く、どこまでから理想とは外れていると >いえるのかよく分かりませんが。 理想的には無限に広いダイアフラムがあればいい、実質的には駆動部からダイアルフラム上を広がる波が減衰し切る位の広さがあればいい、という事でしょうけどそれは無理なのでせめてダイアフラムの中だけでもそれらしく再現しようという事なんでしょう。 ただ、ダイアフラムの直径が20cmなので波長が20cm以上(周波数でいえば1.7KHz以下)の音域については最初から点音源とみなせますよね。 >>過渡応答を見る限り、指向性制御はそれなりにうまく行っていると >>思いたいんですけどね。 >>これが平面波相当なら、そんな特性が得られるわけがない、という事で。 > > たしかに、直径20cmの平面ではありえないですね。 過渡応答ってimpulse responseの事でしょうか。そもそもimpluse responseとstep responseて何を表しているグラフなんでしょうか。 >>横波の伝播速度をいかに空気中の伝播速度に近付けるか。 >>ARAKAWAさんのお話からもWebPageを読んでいても、それがキーとなる技術 >>と感じました。 > > そうすると、振動板から球面上に音が出せるはず、という理解でよいので >しょうか。 と思っているんですが…。 ダイアフラム上を波が伝播する様子を示した図が6つほどありますよね。あれって同じ色の部分が同じ位相を表しているんでしょうか。そう解釈してダイアフラムの直径19cmとそれぞれの図の右下の周波数から計算するとダイアフラム上の波動の速度は音速よりもずいぶん遅いようなんですけと…。 さらに左上の10KHzの図の波の密度が右上の1KHzの波の10倍あるようにも見えないんですけど…。という事は周波数によって波の速度が異なる…?。 なにか大きな勘違いをしているんでしょうか。 |
| ▼ARAKAWAさん: >すみません、あのWebページ上のグラフに指向性が分るようなデータがあるんでしょうか。あの手のデータに慣れていなのですがどれをどう読めば指向性が分るのでしょうか。 すいません。 指向性についての僕の発言は、実際に聞いてみた感想からの発言です。 Webページ上のグラフから指向性を読み取ることは僕にはできません。 >過渡応答ってimpulse responseの事でしょうか。そもそもimpluse responseとstep responseて何を表しているグラフなんでしょうか。 impulse response, step responseどちらも過渡応答です。 impulse responseは正方向の単発パルス(理想は振幅無限大、時間幅ゼロ)に対する 応答です。 step responseは正方向への階段波形(1段だけですよ)にたいする応答です。 どちらも信号処理やフーリエ変換を考えるときにもっとも基本となる波形です。 フーリエ変換によれば、理想インパルスは全ての周波数(0Hz〜∞Hz)を等振幅、 等位相で重ね合わせたものです。よって、インパルス応答をフーリエ変換することで (振幅、位相とも)周波数特性がわかります。 もっとも、人間がグラフをみて周波数特性を判別できるわけではありませんが、 位相特性による波形の遅れや、共振などはよくわかります。 >ダイアフラム上を波が伝播する様子を示した図が6つほどありますよね。あれって同じ色の部分が同じ位相を表しているんでしょうか。そう解釈してダイアフラムの直径19cmとそれぞれの図の右下の周波数から計算するとダイアフラム上の波動の速度は音速よりもずいぶん遅いようなんですけと…。 たしかに、変ですね??? 100m/sとかになってしまいそうです。 どういう表示なのかも分からないので、なんともいえないですが・・・。 >さらに左上の10KHzの図の波の密度が右上の1KHzの波の10倍あるようにも見えないんですけど…。という事は周波数によって波の速度が異なる…?。 > >なにか大きな勘違いをしているんでしょうか。 分からないです。 |
| ▼UTiCdさん: >▼ARAKAWAさん: > impulse response, step responseどちらも過渡応答です。 > impulse responseは正方向の単発パルス(理想は振幅無限大、時間幅ゼロ)に対する >応答です。 > step responseは正方向への階段波形(1段だけですよ)にたいする応答です。 説明ありがとうございます。step responseは階段波形でしたか。平坦な部分が続くので単発の方形波なのか、それにしては立ち下りがなだらか過ぎるなぁ、と思っていました。 > どちらも信号処理やフーリエ変換を考えるときにもっとも基本となる波形です。 >フーリエ変換によれば、理想インパルスは全ての周波数(0Hz〜∞Hz)を等振幅、 >等位相で重ね合わせたものです。よって、インパルス応答をフーリエ変換することで >(振幅、位相とも)周波数特性がわかります。 > もっとも、人間がグラフをみて周波数特性を判別できるわけではありませんが、 >位相特性による波形の遅れや、共振などはよくわかります。 step responseで4msecあたりから7msecにかけてなだらかに下っているのは共振の波形ってことでしょうか。3msecから7msecが半サイクルと考えると周波数は125Hz程度。f特性を見ると実際にその辺で若干もりあがっているようですが、この程度のピークでも波形に表れるものなんですね。 impluse responseで最初の一山の登りよりも下りの方が急になっているのが広域の位相遅れの影響なんでしょうか。 3.6msecまでで減衰したあとで4msecあたりでポコッとへこんでいますが、普通のスピーカーでもこんなもんなんでしょうか。これはひょっとして外縁からの反射波の影響か、という気もするんですが…。よく見るとへこみの幅は0.6msec位でそのあとにもその程度の幅の微かな凹凸があるようにも見えるので単なる共振と言われればそのようにも思えます。まぁ共振自体が反射があるから起こる現象なんですけどなんとなくパルス波が減衰でなまって戻って来ているようにも見えるもので。 こういう測定結果を見てあれこれ考えるのも結構面白いですね。 |
| ▼ARAKAWAさん: >step responseで4msecあたりから7msecにかけてなだらかに下っているのは共振の波形ってことでしょうか。 そう考えるのが妥当でしょうね。 >3msecから7msecが半サイクルと考えると周波数は125Hz程度。f特性を見ると実際にその辺で若干もり>あがっているようですが、この程度のピークでも波形に表れるものなんですね。 単なるピークではなくて、立下りの悪い共振だから目立つことになるのだと思います。おそらく f0の共振だと思うんですけど、f0だとしたらせいぜい100Hzなんですよね。もっとも、 こんな一部分だけで周波数を特定するのは無茶ではあるので、誤差の範囲かもしれないですが。 また、高域共振だと波形の上では目立ち難くなりますね。 >impluse responseで最初の一山の登りよりも下りの方が急になっているのが広域の位相遅れの影響なんでしょうか。 位相遅れ、高域共振などいろんなものが重なっているのだろうと思います。 >3.6msecまでで減衰したあとで4msecあたりでポコッとへこんでいますが、普通のスピーカーでも >こんなもんなんでしょうか。これはひょっとして外縁からの反射波の影響か、という気もするん >ですが…。 うーん、普通のスピーカーでもよくあったような気がします。共振波形の重なりあったものか、 それとも箱のエッジなどの外的要因かという話はちょっと分かりませんが。 床などの反射だと、減衰して鈍った正方向のパルスが見えるようです。 |
| はあ、はあ、かめじゃ。 ▼UTiCdさん >>願望レベルですかぁ? > > ちょっと言い過ぎたかもしれません(^^; > ただ、指向性から言えば、完全な点音源と同等になっているとは思えない >ですから・・・。 僕と、ほとんど考えていらっしゃることが同じだと思われます。 外周部は解るんです。内周部なんですよね。良く解らないのは。 何か秘密があるようなのですが、良くわかりません。 > あれ?僕の勘違いかもしれません。ちょっと考え直してみます。 ですから、内周部については解らないでしょう。 ただ、マンガーの言っていること。 「放射面積を各周波数の波長よりも小さくする」 事によって仮想点音源を実現している。これが実体なのでしょう。 波動伝播も利用しています。しかしもっとエッセンシャルなのは、 中央部から外周にかけて剛性を可変している点。 #実は非常に昔からある手です。 これによって周波数毎の有効振動面積(時間ごと)をコントロールし、 仮想的な点音源を実現している、ということなのだと思っています。 > 例えば、サイン波は単一周波数ですけど、それに減衰振動を加えると、 >もはや単一周波数ではなくなってしまいますよね。 > ・・・もっとも、振動板の上で時間移動があるのでうまいこといくのかも >しれないですけどわけがわからないです。 指向性が時間帯によって変化することが重要なのでしょうね。 >>単純に考えても、スター型のダンパーは一種の乱反射を利用して >>減衰を行っているわけで、 > > そうなんですか? > インピーダンスが徐々に高くなるような分布定数だと考えていたのですが、 >そういう状態は乱反射が起きるのでしょうか。 おっしゃるとおり、V字型の溝は機械抵抗が高くなり、 強烈な制動がかかることでしょう。しかし、それだけで反射が 防げるわけでもないでしょう。波動の回折角を利用して、 中央部に反射波が戻ってこないように工夫しているのです。 でなければ、あんな形状は必要ありません。 >>横波の伝播速度をいかに空気中の伝播速度に近付けるか。 >>ARAKAWAさんのお話からもWebPageを読んでいても、それがキーとなる技術 >>と感じました。 > > そうすると、振動板から球面上に音が出せるはず、という理解でよいので >しょうか。 非常に「逆説的」なのですが、球面波に非常に近いものが得られていると 解釈すべきです。でなければ説明がつかない。 こんなきれいなImpulse Responseは滅多にお目に掛かれるわけではありません。 ライズも、セトリングも、驚異的と言ってもいいと思います。 (とても機械系の振動系を持つSYSTEMには思えません。まるでアンプ。) 通常、このように分割振動(反射あってこその分割共振ではありますが) の激しい振動板で、もし仮に指向性制御が為されていなければ、 振動板の変形と共振現象に起因する共振波形がインパルス応答で現れる はずなのです。 それなのに、軸上でそれが観測されない、ということは? 逆説的ですが、共振が発生している時間帯では、既に 軸上の指向性からそれが逸れているために、軸上で観測されない。 すなわち、最初に説明したあの球面波の説明に戻ります。 A BA CBA → BA A ・分割振動の激しいダイアフラムは、非常に時間応答特性が悪い。 ・でも、波動伝播は指向性によってその難を逃れているので その限りではない。 つまり、ダイアフラムの非・高剛性を逆手に取っている そう解釈しています。 |
| ▼今村さん: >ただ、マンガーの言っていること。 > 「放射面積を各周波数の波長よりも小さくする」 >事によって仮想点音源を実現している。これが実体なのでしょう。 振動板の直径を波長より常に短く保つことができれば常に点音源とみなせる 発音体となる、というわけでですね。なるほど。周波数により口径が変わっている ようなものだ、という言葉の意味がようやくわかりました。 >指向性が時間帯によって変化することが重要なのでしょうね。 了解です。時間帯と周波数との間のマッチングを巧くとってやればよいわけですね。 ・・・しかし普通、具象化できるような話とは思えませんね(^^;すごいなぁ・・・。 >防げるわけでもないでしょう。波動の回折角を利用して、 >中央部に反射波が戻ってこないように工夫しているのです。 なるほど。 >こんなきれいなImpulse Responseは滅多にお目に掛かれるわけではありません。 >ライズも、セトリングも、驚異的と言ってもいいと思います。 > (とても機械系の振動系を持つSYSTEMには思えません。まるでアンプ。) おっしゃる通りです。 >通常、このように分割振動(反射あってこその分割共振ではありますが) >の激しい振動板で、もし仮に指向性制御が為されていなければ、 >振動板の変形と共振現象に起因する共振波形がインパルス応答で現れる >はずなのです。 > >それなのに、軸上でそれが観測されない、ということは? >逆説的ですが、共振が発生している時間帯では、既に >軸上の指向性からそれが逸れているために、軸上で観測されない。 > >すなわち、最初に説明したあの球面波の説明に戻ります。 ふむふむ・・・。 > ・分割振動の激しいダイアフラムは、非常に時間応答特性が悪い。 > ・でも、波動伝播は指向性によってその難を逃れているので > その限りではない。 > つまり、ダイアフラムの非・高剛性を逆手に取っている >そう解釈しています。 おお、そういう考え方になるわけですか・・・。目から鱗です。なるほど。 |
| ▼今村さん: >はあ、はあ、かめじゃ。 > >▼UTiCdさん >>>願望レベルですかぁ? >> >> ちょっと言い過ぎたかもしれません(^^; >> ただ、指向性から言えば、完全な点音源と同等になっているとは思えない >>ですから・・・。 > >僕と、ほとんど考えていらっしゃることが同じだと思われます。 >外周部は解るんです。内周部なんですよね。良く解らないのは。 >何か秘密があるようなのですが、良くわかりません。 内周部は…、やっぱり妥協の産物なんじゃないかと思います。理屈ではどう考えても中心の一点で駆動して、そこから波が伝播するののが正しいように思います。 内周部では本来外向きに進行すべき波が内向きに進行していますよね。実は位相特性で高域の方で遅れているのはその影響なんじゃないかと思っています。事象(ダイアフラムの振動)が本来起るべき時間よりも遅れて発生しているという事で。 >ただ、マンガーの言っていること。 > 「放射面積を各周波数の波長よりも小さくする」 >事によって仮想点音源を実現している。これが実体なのでしょう。 多分ですけど、駆動系にとって負荷になるのは最初の1サイクル分(=1波長分)だけで、その外側は最初に起こした波が伝播するだけで駆動系にとって負荷にならないんじゃないでしょうか。 >> そうすると、振動板から球面上に音が出せるはず、という理解でよいので >>しょうか。 > >非常に「逆説的」なのですが、球面波に非常に近いものが得られていると >解釈すべきです。 たどえば空中に厚さと質量がゼロの薄い膜があったとします。要な空気中の振動をそのまま拾ってそれに従って振動するような膜という意味です。その中心から音(空気の振動)が発生した正し、薄膜上で発生した振動ではない、という場合にどうなるかというと薄膜上を同心円状に伝播する波になりますよね。それと同じ状態を作っているのだと考えれば分りやすいでしょうか。 >通常、このように分割振動(反射あってこその分割共振ではありますが) >の激しい振動板で、もし仮に指向性制御が為されていなければ、 >振動板の変形と共振現象に起因する共振波形がインパルス応答で現れる >はずなのです。 #言葉の定義に問題になってしまうのかもしれませんが… 理論通りに反射が発生していないとすればこういうのは分割振動とは言わないんじゃないでしょうか。僕は分割振動=定在波という意味だと思っていました。例えば無響室で音を出したとして分割振動していると言えるんでしょうか。 >それなのに、軸上でそれが観測されない、ということは? >逆説的ですが、共振が発生している時間帯では、既に >軸上の指向性からそれが逸れているために、軸上で観測されない。 うーん…、本当に球面波であれば逆にどの方向で観測しても同じ結果が得られるんじゃないかと思うんですが。というか理想的な球面波を生成出来たとしたら軸上なんてものはなくなりませんか?。 |
| >>外周部は解るんです。内周部なんですよね。良く解らないのは。 >>何か秘密があるようなのですが、良くわかりません。 > >内周部は…、やっぱり妥協の産物なんじゃないかと思います。理屈ではどう考えても中心の一点で駆動して、そこから波が伝播するののが正しいように思います。 繰り返しますが、僕に理解できるのは、「その理想系だけ」です。 やっぱりそうなんですかねえ…? どう時系列で考えても、理想的な球面波にはならないのです。 それにしては、計測値はうまくいっているので、説明が付きません。 駆動半径=7cmであっても、有効振動面積が小さければ ===>音源は点になる なんていう都合のいい理論は、どこかに落ちていませんかね?? >>> そうすると、振動板から球面上に音が出せるはず、という理解でよいので >>>しょうか。 >> >>非常に「逆説的」なのですが、球面波に非常に近いものが得られていると >>解釈すべきです。 > >たどえば空中に厚さと質量がゼロの薄い膜があったとします。要な空気中の振動をそのまま拾ってそれに従って振動するような膜という意味です。その中心から音(空気の振動)が発生した正し、薄膜上で発生した振動ではない、という場合にどうなるかというと薄膜上を同心円状に伝播する波になりますよね。それと同じ状態を作っているのだと考えれば分りやすいでしょうか。 おお? これがそのまま上記の説明になりませんか? >>通常、このように分割振動(反射あってこその分割共振ではありますが) >>の激しい振動板で、もし仮に指向性制御が為されていなければ、 >>振動板の変形と共振現象に起因する共振波形がインパルス応答で現れる >>はずなのです。 > >#言葉の定義に問題になってしまうのかもしれませんが… > >理論通りに反射が発生していないとすればこういうのは分割振動とは言わないんじゃないでしょうか。僕は分割振動=定在波という意味だと思っていました。例えば無響室で音を出したとして分割振動していると言えるんでしょうか。 いや、あらかわさんと全く同じ解釈です。定在波=分割振動。だと思います。 ですから、ちゃんと反射を抑えた波動伝播=分割振動とは言えないでしょうね。 正しくは、これは分割“共振”とは言えません。 ですから、計測値は綺麗なのでしょう。 僕が「分割振動」という言葉を用いているのは、通常のドライバーとの対比で どうしても必要な言葉だからです。分割振動と呼んでいるのは、電流駆動力に 比して、振動板にある種の「変形」が発生して振幅している状態のことだと ご理解下さい。 >>それなのに、軸上でそれが観測されない、ということは? >うーん…、本当に球面波であれば逆にどの方向で観測しても同じ結果が得られるんじゃないかと思うんですが。というか理想的な球面波を生成出来たとしたら軸上なんてものはなくなりませんか?。 「軸上」というのは言葉の綾で、便宜上、計測の方向を一意的に規定しただけです。 仰る通り、理想的な「波動伝播=球面波」ならば、どの方角から計測したって 綺麗な計測値が得られるはずですね。 理想球面波は、どの方角から計測したって綺麗なimpulse responseが得られます。 マンガーが実際どうなのかは、わかりませんが。(笑) |
| ▼今村さん: >駆動半径=7cmであっても、有効振動面積が小さければ >===>音源は点になる >なんていう都合のいい理論は、どこかに落ちていませんかね?? 音源が点でない場合の問題点は音源の場所によって観測点までの距離が異なるという事でしょうか。そう考えると…。 これまでは一点から伝播する波によって仮想的に点音源が出現するのではないかという話をしてきました。それでは円周上から内側と外側に向かって伝播する波ではどうかというと、これは仮想的には幅を持たない円環上の音源とみなせるのではないでしょうか。 で、円環の中心を通る垂直な線上に観測点を設定すれば、音源のどの点から見ても観測点までの距離は一定となり、音源の大きさによる影響はなくなると考えられます。 どんなもんでしょうか。 >>>非常に「逆説的」なのですが、球面波に非常に近いものが得られていると >>>解釈すべきです。 >> >>たどえば空中に厚さと質量がゼロの薄い膜があったとします。要な空気中の振動をそのまま拾ってそれに従って振動するような膜という意味です。その中心から音(空気の振動)が発生した正し、薄膜上で発生した振動ではない、という場合にどうなるかというと薄膜上を同心円状に伝播する波になりますよね。それと同じ状態を作っているのだと考えれば分りやすいでしょうか。 > >おお? これがそのまま上記の説明になりませんか? そのつもりです。 >僕が「分割振動」という言葉を用いているのは、通常のドライバーとの対比で >どうしても必要な言葉だからです。分割振動と呼んでいるのは、電流駆動力に >比して、振動板にある種の「変形」が発生して振幅している状態のことだと >ご理解下さい。 了解です。特定の意味を持った単語を別の意味で使うのは好きじゃないんですが、他に適当な表現も思い付きませんねぇ。 >「軸上」というのは言葉の綾で、便宜上、計測の方向を一意的に規定しただけです。 音源ではなく観測点から見た軸という事ですね。分りました。 >理想球面波は、どの方角から計測したって綺麗なimpulse responseが得られます。 >マンガーが実際どうなのかは、わかりませんが。(笑) 最初の説明が正しければやっぱり指向性はありそうですね。 |
| ▼ARAKAWAさん: >>駆動半径=7cmであっても、有効振動面積が小さければ >>===>音源は点になる >>なんていう都合のいい理論は、どこかに落ちていませんかね?? > >音源が点でない場合の問題点は音源の場所によって観測点までの距離が異なるという事でしょうか。 そうですそうです。 >そう考えると…。 > >これまでは一点から伝播する波によって仮想的に点音源が出現するのではないかという話をしてきました。それでは円周上から内側と外側に向かって伝播する波ではどうかというと、これは仮想的には幅を持たない円環上の音源とみなせるのではないでしょうか。 ですね。どの時間軸で切り取っても、円環状の音源とみなせます。 最初は直径7cmの円環。これが、時間とともに徐々に小さくなっていきます。 指向性は、どうだろう。やっぱりかなり内側を向いて行くのかなあ? そういうわけで、内周部の指向性は鋭いだろうと考えています。 (だから無視できる、とか??) >で、円環の中心を通る垂直な線上に観測点を設定すれば、音源のどの点から見ても観測点までの距離は一定となり、音源の大きさによる影響はなくなると考えられます。 いやあ。その通りだと思いますよ。 (^_^; つまり、マンガーも軸上(こちらは本当に軸上です)の計測値しか示して くれていません。これが30度オフセットともなると、あんなに綺麗な レスポンスは、おそらく得られないであろうと疑っています。 理想の球面波のメカニズムとは、かなりほど遠いんですよね。 >どんなもんでしょうか。 この部分、ARAKAWAさんと完全に意見一致しました。 つまり、マンガーも軸上外れると、特性は甚だ疑わしい、と。 >最初の説明が正しければやっぱり指向性はありそうですね。 それを裏付けるかのように、やっぱり30度や60度では高域が低下するのです。 というわけですから指向性はしっかり在ります。 ---- 中央一点のみをドライヴする、理想球面波ドライバーを作って欲しい。 素人考えではそういう要求になるんですけど、 きっとそれはそれで色々とハードルが高くてなかなか実現できないんでしょうね。 少なくとも、ただのmotor mechanismでは構造的に難しそうです。 |
| ▼今村さん: >ですね。どの時間軸で切り取っても、円環状の音源とみなせます。 >最初は直径7cmの円環。これが、時間とともに徐々に小さくなっていきます。 うーん、この辺ちょっと僕の考えは違っていて僕は音源は常に直径7cmの円環と見なせると考えています。まぁ、後の結論は一致しているので単に言葉の綾なのかもしれませんが。 >つまり、マンガーも軸上(こちらは本当に軸上です)の計測値しか示して >くれていません。これが30度オフセットともなると、あんなに綺麗な >レスポンスは、おそらく得られないであろうと疑っています。 どうなんでしょうね。高域が落るのはほぼ確実ですし、あとは位相がどうなるかですね。正弦波の連続波で考えると円環上の音源を全部加えた(正確に言えが積分した)ものになるわけで、結局円の中心から正弦波が発生して事になるような気もします。インパルスの場合どうなるかは…、よく分りません。 なんとなくですが、最初のピークの立ち上がりと立ち下がりが鈍くなって幅も広くなる程度ですみそうな気もします。 >>最初の説明が正しければやっぱり指向性はありそうですね。 > >それを裏付けるかのように、やっぱり30度や60度では高域が低下するのです。 >というわけですから指向性はしっかり在ります。 指向性に関しては直径7cmのユニットと考えればいいんじゃないかと思います。ツイーターとしては相当大きいですから高域の指向性はかなり強くなりそうですね。 #でもフルレンジと思えばそんな事もないですよね。7cmのフルレンジに高域はあるのか、という話もありますが。 >中央一点のみをドライヴする、理想球面波ドライバーを作って欲しい。 >素人考えではそういう要求になるんですけど、 >きっとそれはそれで色々とハードルが高くてなかなか実現できないんでしょうね。 >少なくとも、ただのmotor mechanismでは構造的に難しそうです。 7cmを小さくした場合には多分ストロークが問題になるんじゃないかと思います。平面上の一点から伝播する波だと半径に比例して弱くなりますから、それをシミュレートする事を考えると駆動部の半径が小さくなるほどストロークも大きくなります。本当の一点だとストローク無限大ですがこれだと点音源じゃなく線音源になってしまいますね(笑)。 中央一点、と円周上の2つの駆動部を持たせて帯域で分割する、というのも考えなくはないんですけど…。円周上の駆動部には中央から波が伝播する時間だけディレイをかけてやれば中央から外に伝播する波に関しては一応ツジツマが合いそうです。それでも2つの駆動部が物理的に繋っている事の弊害は色々出て来るでしょう。 でもこれってスレッドの最初の方で出てきたクォードの同心円状に分割駆動するコンデンサ型と同じようなものですよね。分割数にもよりますがあれは結構理想に近い球面波を作れると思います。 |
| ▼ARAKAWAさん: >>最初は直径7cmの円環。これが、時間とともに徐々に小さくなっていきます。 > >うーん、この辺ちょっと僕の考えは違っていて僕は音源は常に直径7cmの円環と見なせると考えています。まぁ、後の結論は一致しているので単に言葉の綾なのかもしれませんが。 僕は上記で「内周部の円環について」のみ、書いたつもりでした。 ARAKAWAさんの意図をサマリしてみた「つもり」ですが、 ・内周への進行波と外周への進行波を合成すれば、これは所詮 常に7cm径の「リングダイアフラム」とみなせるものである ・リングの中心は常に7cm径だが、周波数によって有効放射面積は 変わって見える。高い周波数では微小面積の7cmリングダイアフラム。 低周波では単なる20cm径の平板とみなせる。 ・上記の有効放射半径が波長よりも十分に小さいものであれば、 リングを貫通する中心点を音源とする、点音源に見える。 誤解がありましたらご指摘下さい。 つまりこれは単なる7cm径のリングダイアフラムであって、 「球面波ドライバーなどでは無いのだ」というご主張にも読めます。 そこでここに、ダイアフラムの剛性が内周から外周に向かって徐々に 高くなっているという事実を導入します。 外周の方が剛性が高いのですから、7cm径の内周よりも外周の 方が伝播速度が速いということを意味しています。 そうすると、リングが時間と共に徐々に広がっていくように見えます。 ・最初の時間帯では確かに7cm径のリングに見える。 ・ところが、時間が経過していくと徐々に径の大きなリングに見える。 ん??? 時間とともにリングの径がデカくなる!? それってESL63と同じじゃん!! ===球面波ドライバー …などと馬鹿な事を考えてみたんですけど、どうでしょうか。 |
| ▼今村さん: >▼ARAKAWAさん: >>>最初は直径7cmの円環。これが、時間とともに徐々に小さくなっていきます。 >僕は上記で「内周部の円環について」のみ、書いたつもりでした。 >ARAKAWAさんの意図をサマリしてみた「つもり」ですが、 (中略) >つまりこれは単なる7cm径のリングダイアフラムであって、 >「球面波ドライバーなどでは無いのだ」というご主張にも読めます。 その通りです。僕が読み違えていたみたいですね。 >外周の方が剛性が高いのですから、7cm径の内周よりも外周の >方が伝播速度が速いということを意味しています。 これはどうでしょうか。確かに剛性が高い程伝播速度は速くなりますけどそれは他の条件が同じ場合です。ここで扱っているのは横波ですから例えば面密度が高くなれば伝播速度は遅くなるでしょう。 例えば、ダイアフラムの厚さを厚くする事で剛性を上げているのであれば同時に面密度の上ってしまいます。 とりあえず伝播速度が上るとして、ではどうなるかを考える際には空気中の音速との関係を考慮する必要があります。 ここまで話してきたように球面波が出来るのは伝播速度が音速と一致する場合です。 中心部の伝播速度が音速でだんだん速くなる場合は…、波面としては中心から外にいくに従って曲率が小さくなるような波面が得られるんじゃないかと思います。 見ようによっては >そうすると、リングが時間と共に徐々に広がっていくように見えます。 と言えるかもしれません。但しリングの広がる速度は音速より早いのですけど。ただこの場合は全体として妙な型ではありますが、一応は一つの波面を形成できるのでそれ程変は事にはならないと思います。 でも、最初の方でUtiCdさんとも話していたように実際のマンガーユニットの場合の伝播速度は音速よりもかなり遅いみたいなんですよねぇ。 伝播速度が音速以上だから全体でどういう波面になるのか、という話になると思うんですけど、伝播速度が音速よりも遅い場合には全体で一つの波面を形成するようにはならずにエコーがかかったように観測されるんじゃないかと思います。 もっともエコーといっても残響時間はダイアフラム上の波が駆動点から外周部に到達するまでの時間となりますから極めて短いとものですけど。 >ん??? 時間とともにリングの径がデカくなる!? >それってESL63と同じじゃん!! ===球面波ドライバー > > >…などと馬鹿な事を考えてみたんですけど、どうでしょうか。 ESL63の場合は当時雑誌てチラッと見ただけなんで全くの想像なんですけど、ダイアフラム上の音速(もしくはそれ以上)で伝播する同心円波を近似的にでもシミュレートするように同心円上に駆動していたんじゃないでしょうか。A/D変換で曲線の波形を階段状に変換するのと似ていますね。 どの程度の近似になるかは「ダイアフラム上の」波長と分割する幅の関係次第という事になります。 最初の方に書いたように仮想的な点音源をダイアフラムよりも後方にとればダイアフラム上の伝播速度は音速よりも速くなります。伝播速度が速いという事は周波数が同じであれば波長が長くなるという事ですからよりよい近似が得られるという事にもなります。 もっとも仮想点音源をあまり後方にとると本来の目的である指向性を広げるという目的からは外れてしまいますから、その辺はユニットの大きさや分割幅とも兼ね合いで決めていたんじゃないかと思います。 |
| ▼ARAKAWAさん: >その通りです。僕が読み違えていたみたいですね。 いえ、ARAKAWAさんは何も読み違いなどなさっていません。 僕がARAKAWAさんの仰っている事を租借するのに、とても時間が 掛かってしまったという、ただそれだけです。 >>外周の方が剛性が高いのですから、7cm径の内周よりも外周の >>方が伝播速度が速いということを意味しています。 > >これはどうでしょうか。確かに剛性が高い程伝播速度は速くなりますけどそれは他の条件が同じ場合です。ここで扱っているのは横波ですから例えば面密度が高くなれば伝播速度は遅くなるでしょう。 > >例えば、ダイアフラムの厚さを厚くする事で剛性を上げているのであれば同時に面密度の上ってしまいます。 確かに。コーティングや蒸着、変質の類によって剛性を変化させているとは 思えませんので、厚みで剛性を変えているのかも知れませんね。 ただ、ARAKAWAさんのご主張でも > で、この場合は張力がかかっていないのでよく分らないんですが、上記の類推から多分面密度と曲げ弾性で決まるんじゃないかと思います。(誰か物理に詳しい人教えて下さい)。 > で、気になるのが場所によって剛性を変えてある、という事なんです。中心部と外周部では波の伝播速度が違う?。だとすると別に投稿した僕の解釈はモロくも崩れ去ってしまうんですが…。 このように「曲げ弾性」によって伝播速度が変化する、とのことでしたので。 弾性と面密度、どちらが速度に支配的であるのかは、僕には解りませんが…。 thicknessで伝播速度を変えられると考えていたし、厚くなれば伝播速度は 上がると考えていたのですが、どうやらそうでも無さそうですね。 いずれにせよ、内側か、外側か、いずれかの方が伝播速度は速そうです。 ただ、もし僕の言ったことが「逆」であるとするならば、 このマンガーというドライバーは物凄く指向性の鋭いものに なる筈ですよね。そうは見えないものですから。 > >とりあえず伝播速度が上るとして、ではどうなるかを考える際には空気中の音速との関係を考慮する必要があります。 > >ここまで話してきたように球面波が出来るのは伝播速度が音速と一致する場合です。 はい。 しかし、僕は必ずしも「完全球面」である必要は無いと考えています。 ようするに、軸上から±15度前後で、放射状の指向性であれば、それで 十分だと。波面は、 A)空気とダイアフラムの伝播速度が同じ ===完全な半球になる B)空気よりもダイアフラムの方が若干速い ===かなり平面にめりこんだ曲率の大きなドーム状になる C)空気よりもダイアフラムの方が飛びぬけて速い ===理想剛体に近く、高い周波数では平面波に近付く という解釈でよろしいんですよね? Bで十分、僕が問題視している点は解決できている、と 考えられるから、それでもいいのだと思っていますが。 >中心部の伝播速度が音速でだんだん速くなる場合は…、波面としては中心から外にいくに従って曲率が小さくなるような波面が得られるんじゃないかと思います。 >でも、最初の方でUtiCdさんとも話していたように実際のマンガーユニットの場合の伝播速度は音速よりもかなり遅いみたいなんですよねぇ。 >伝播速度が音速以上だから全体でどういう波面になるのか、という話になると思うんですけど、伝播速度が音速よりも遅い場合には全体で一つの波面を形成するようにはならずにエコーがかかったように観測されるんじゃないかと思います。 そうなんですか? またまた逆説的で申し訳ないんですけれど、もし本当にそうだとするなら あんなImpulse応答は得られないと思うのですよ。 もっと汚らしい尾ひれが単発インパルスのおしりに沢山付く筈なんです。 ARAKAWAさんがご覧になると、あれは十分に汚く見えるのかも知れませんが。 >ESL63の場合は当時雑誌てチラッと見ただけなんで全くの想像なんですけど、ダイアフラム上の音速(もしくはそれ以上)で伝播する同心円波を近似的にでもシミュレートするように同心円上に駆動していたんじゃないでしょうか。A/D変換で曲線の波形を階段状に変換するのと似ていますね。 > >どの程度の近似になるかは「ダイアフラム上の」波長と分割する幅の関係次第という事になります。 何分割くらいでしたっけか? たしか4〜5分割だったと思います。 完全な真円ではなく、少し楕円に近かったように記憶しますが。 黙っていれば、物凄く鋭い指向性になってしまう口径なのですが、 ディレイを入れることでこの難を逃れていましたね。 |
| >このように「曲げ弾性」によって伝播速度が変化する、とのことでしたので。 >弾性と面密度、どちらが速度に支配的であるのかは、僕には解りませんが…。 >thicknessで伝播速度を変えられると考えていたし、厚くなれば伝播速度は >上がると考えていたのですが、どうやらそうでも無さそうですね。 > >いずれにせよ、内側か、外側か、いずれかの方が伝播速度は速そうです。 なんと、マヌケなことに自分で書いた中に、記述がありました。 漫画サイトに書いてあったことです。 > 駆動点から振動は伝播しますが、高い音は一瞬にして中心部に素早く伝播する > ようです。低い音は外周部に向かってゆっくりと伝播するとあります。 すなわち、リングは逆にどんどん縮小していくように見えるのでしょうか。 ん〜? 良く解らないなあ。 いったん中心に向けて伝播した波は、ダンパーで素早く減衰されてしまう。 とすると、やはり高音域では単なる7cm系のリングトゥイーターでしか 無いのか? なんだかこれだと、ますます軸上以外の特性が疑わしくなってきますね。 少なくとも、球体の波面を持ったドライバーにはとても思えません。 どんどん解らなくなってきてしまった。。。 ジャーマンフィジックスのページにも、周波数によって伝播速度を変える ということが書いてあるんです。 マンガー同様、高域ほど素早く伝播するそうです。 そこらへんに何か秘密がありそうなんですが、僕のオツムではこのへんが 限界のようですね。 だれか波動方程式でも組んで解いてくれないだろうか。(笑) |
| ▼今村 >ジャーマンフィジックスのページにも、周波数によって伝播速度を変える >ということが書いてあるんです。 ジャーマンの解説を読んでいたら、 ああ・・・やっと解ってきたような気がする。 なんだかもう、独り言に近いですが。 時間差が問題とならないくらい、高速で伝播する高音は、 伝播していないのと同じなんだ。 そして、どの時間帯でも微小しか有効放射面積の無いことが重要なんだ。 一瞬にして超高速伝播した高音は、伝播の向きがどちら向きだろうと、 結果が同じになるんだ。インパルス応答が崩れないんだ。 ドライバーが1点でインパルスを発したのと同じ結果になるんだ。 しかも微小面積だから円環を軸にした点音源にしか見えないんだ。 ・・・違いますか? 少なくとも、「ゆっくりと波を伝播することによって、球状の 波面を得ようとしている」のではない、という事だけは理解できました。 波動伝播ではあっても、球面波ドライバーでは無いんですね。 結果としてそう見えるだけで。 ジャーマンDDDの意図したことも、ようやく解りかけてきました。 少なくとも、僕の書いたA,B,Cの音の説明は、思い切りハズしています。 ジャーマンフィジックスが求めた波面は、円筒形などではありません。 180度水平方向に広がる、円盤型波紋。ドーナツ、というかアンパンのような 波面を求めたのだと思います。 波の伝播する方向ばっかり考えているから、解らなかった。 その伝播する時間の「短さ」にまでは、考えが及ばなかった。 そう考えて読めば、ARAKAWAさんの仰っていた数々の説明も 今になってもの凄い明瞭度で迫ってきます。 |
| ▼今村さん: >ジャーマンの解説を読んでいたら、 >ああ・・・やっと解ってきたような気がする。 >なんだかもう、独り言に近いですが。 すみません、ジャーマンフィジクスの解説ってどの辺にありましたか?。WebサイトでDDDに関する事を書いてあるらしきページを読んでみたんですけど、営業用の解説みたいで技術的な解説はなさそうだったのでそれ以上読むのをやめたんですけど、実は他の詳しい解説があったんでしょうか。 今村さんのおっしゃている事はもう一つピンと来ないんですけど。ジャーマンの解説を読んでいないのでこれ以上のコメントは控えます。 でも >波の伝播する方向ばっかり考えているから、解らなかった。 >その伝播する時間の「短さ」にまでは、考えが及ばなかった。 >そう考えて読めば、ARAKAWAさんの仰っていた数々の説明も >今になってもの凄い明瞭度で迫ってきます。 という事はとりあえず大ハズシな事を言っていた訳ではないという事でしょうか(^^;。 あの後単純化したモデルで数式を立てて考えてみて、とりあえず「エコーがかかったようになる」というのは間違いだったかなぁ、とは思っているんですが。 |
| ▼ARAKAWAさん: >すみません、ジャーマンフィジクスの解説ってどの辺にありましたか?。WebサイトでDDDに関する事を書いてあるらしきページを読んでみたんですけど、営業用の解説みたいで技術的な解説はなさそうだったのでそれ以上読むのをやめたんですけど、実は他の詳しい解説があったんでしょうか。 おそらくコンテンツのうち「DDD」をごらんになったのだと思われますね。 「WhiteBook」の方は、お読みになっていませんか? 技術解説、というほどのものではありませんが、詳しく書いてあるのはWhiteBookの方です。 ちなみに、この中のTRANSMISSION LINE DRIVERというのは、いわゆるTLではなくて 波動伝播型のドライバーのことのようです。 >>波の伝播する方向ばっかり考えているから、解らなかった。 >>その伝播する時間の「短さ」にまでは、考えが及ばなかった。 >>そう考えて読めば、ARAKAWAさんの仰っていた数々の説明も >>今になってもの凄い明瞭度で迫ってきます。 > >という事はとりあえず大ハズシな事を言っていた訳ではないという事でしょうか(^^;。 「ゆっくり」(というより空気中とほぼ同等の速度)とした波で、球形の波面を トレスしよう。なんてことを語っていた点においては、ふたりとも大ハズシ。 だったようです。 マンガーもDDDも、理想インパルスを再現するために生まれた ワイドレンジ・ドライバーだったんですね。 こりゃ、測定値がいいわけだ。これで測定結果が悪かったら、単なるギャグだ。 > >あの後単純化したモデルで数式を立てて考えてみて、とりあえず「エコーがかかったようになる」というのは間違いだったかなぁ、とは思っているんですが。 簡単に。 コンヴェンショナルなドライバーにおいては、いくら理想剛体ダイアフラムを追い求めても、 ほど遠い姿にしかなりません。まして、マス・スプリング・システムでは、 そのダイアフラムと空気の総質量(イナーシャ)が足枷となり、 ・マスやサスペンションに起因する、機械系リアクタンスによる非直線性 ・単一帯域での著しい共振ポイント(たんにこれはFsのことです) ・過渡応答の悪さ(重いですからね) ・共振にリンギングを伴う(ゆらゆらと尾ひれが付くんですね) ・最適使用帯域の狭さ(低域と高域は単一ドライバーで両立しません) ・放射パターン(指向性)の汚らしさ==波面の汚さ ・マルチウェイだから全て滅茶苦茶 こういったものが必ずつきまといます。(と、書いてありますね) まして、理想剛体とは遠いので、既に話されている通り分割共振は避けられません。 マンガーやDDDは、そういった従来型ダイナミックドライバーの欠点を払拭 するため、「ダイアフラムが歪曲する」ことを逆手に取りました。 と、ここまでは、これまでのお話にあったとおり。 解決策として、 A)歪曲が大きなダイアフラムで、微小単位時間で動いている振動系の 質量を、等価的に非常に小さくする。(===DDDで約2g) あれだけ大きな口径なのに、実際振動している質量は、たった2gの微小面積な 円環でしかない。 B)またそのとき、波長に比して伝播速度が遅いと、伝播の方向や 時間差が問題となってしまう。 --->そこで、高域では伝播速度を速くする。 B)が一番、違っていた点で、「伝播速度が遅い」というのは嘘。 実は、空気中の音速の何倍もの速さで伝播しているようです。 A)に関しては、コンヴェンショナルなドライバーでも起こっていることです。 ダイアフラムのコンプライアンスを使えば、駆動面積や駆動質量を小さく抑えることが 可能になります。Thielの仮想同軸ドライバーも、実は同じですね。 あれは伝播型などではありませんが。 これを極端にしたのがマンガーやDDDですね。 すなわち、電流駆動力で即時、変位するのはフォーマー近くの微小面積だけであって、 ダイアフラムそのものはほとんど変位していない。 この点がまさに、インパルスを再生するために生まれたかのようなドライバー。 あとは、時間遷移が問題とならないくらい素早くその変位を伝播してしまえば、 大口径にして過渡応答に優れ、かつワイドレンジなドライバーの出来あがりです。 つまり、いつも実効振動質量が軽いこと、等価振動面積が小さいこと。 伝播時間が、波長に比した速度に比べて充分に速いこと。 そういうことが重要であったという事で、僕の言っていた「空気中の伝播速度と ニアリー・イコールである」ことなどは全く目指すべきポイントでは無かった。 逆に、非常に高速な伝播をする必要があった。 「高速伝播」かつ「歪曲振幅」って、実は結構難しいことですね。 ですから、素材や構造にかなりの葛藤が読み取れます。 なぜそんなにImpulse応答を重視するのか? これはとりもなおさず、理想Impulseが再現さえできていれば、全ての帯域においても 再現性が良いと推定できるから。 もちろん、この2つのドライバーが理論通りの素晴らしい動作をしているかどうか は解りません。しかし、マンガーのImpulse応答を見る限りは、 「かなり良く出来ている」とは言えると思います。願望レベルで。 それと、中低域以下で速度が遅いことや振動面積が広いことが余り問題とならない ことは、既にARAKAWAさんの波長との関連の説明にもあったとおりです。 ホログラムを見る限り、ほとんど同相振幅に近いとも見えますしね。 ところがマンガーにも、低域共振の山が出ていますね。ちゃんとf特上も盛り上がっているし。 この点、コンヴェンショナルなマス・ローディング・システムと何が違うのか、 正直言って良くわかりません。 「この帯域は、使わないでね」ってことなのかも知れませんが。 唯一、相変わらずよくわからない点。 高速伝播で微小面積のリングが駈け抜けたとき、仮想的な音源の形状や位置は、 どうなるのか? これに関しては、ARAKAWAさんから提示していただいたホイヘンスの法則。 あれが使えないかと考えています。 ゆっくり伝播するから問題となるのであって、超高速で伝播してしまえば、 その中心点でImpulseが発したのと同じ結果になりませんか? いや、別に「点」でなくとも、「どこかに静止したリングに見える」でもいいんです。 少なくとも、軸上でImpulseが綺麗だということは、 余計な時間帯で余計な位置の余計な振幅は軸上で観測されていない、 という証明には、なっているでしょう。 マンガーはともかく、DDDはそうでなければ、説明が付きません。 --- スピーカーにちょっぴり詳しい方々は、DDDを見たとき、 「物凄く鈍そう」に見えると思うし、「こんなので本当に高音が 再生できるのかなあ」と感じると思いますが、 その実、あれは通常のダイナミック型ドライバーよりも遥かに高速かつ 鋭敏な応答特性を持つドライバーだということです。 |
| #いまさらですがタイトルを変えました。 ジャーマンフィジクスの解説を読んでいたら、反応が遅くなってしまいました。 ▼今村さん: >おそらくコンテンツのうち「DDD」をごらんになったのだと思われますね。 >「WhiteBook」の方は、お読みになっていませんか? >技術解説、というほどのものではありませんが、詳しく書いてあるのはWhiteBookの方です。 その通りでした。WhiteBookの方も最初の方だけ読んで似たようなものだろうと判断して途中で止めてしまっていました。もう少し読めばよかったんですね。 全体に大仰な言い回しが多いのでいかにもセールストークっぽい印象を受けてしまいますが、あるいはドイツ訛りが入っているのかもしれません。 あと、ついでにウォルシュドライバーの方も調べてみようと思いgoogleで検索したらもう少し詳しく説明してあったページがありました。Physical Basisというタイトルです。ジャーマンのサイトでは既に消されていますがgoogleのキャッシュには残っています。Walsh driver loudspeakerのキーワードで検索したら引っ掛かってくれます。ただし、w3mやlynxでは読めるんですがNetscapeやIEでは表示できないみたいです。何かのオプションの設定で表示できるのかもしれませんが…。 >「ゆっくり」(というより空気中とほぼ同等の速度)とした波で、球形の波面を >トレスしよう。なんてことを語っていた点においては、ふたりとも大ハズシ。 >だったようです。 上記Physical Basisの解説を読む限りではマンガーの方は「ゆっくり」とした波を利用しているという事で当っていそうです。 ここの解説によればBinding waveの速度は周波数の平方根に比例するらしいです。さらにBinding waveの速度と空気中の音速が一致する周波数を「coincidence frequency」とした上でcoincidence frequencyと可聴帯域との関係から3種類に分けています ・coincidence frequencyが可聴帯域よりも高い場合 この場合、減衰するbinding waveを利用し、放射エリアは周波数の平方根に比例して小さくなると書かれています。長所は広い帯域と理想的に近いimplus response。短所は精巧は振動膜が必要とされる事と感度の低さ ・coincidence frequencyが動作帯域に含まれる場合 すみません、よく分りません。とりあえず普通の振動膜はここに含まれるみたいです。 ・coincidence freuqencyが(動作帯域より)低い場合 振動膜上での速度が速くなる程ピストンモーションに近くなります(速度が無限大なら理想剛体になる訳ですから当然ですね)。波長(振動膜上の、です)の半分が振動膜の長さと一致する場合、定在波が発生します。この定在波(dipole-resonance)は能率を10db向上させるそうです。 長所はFkからFdまでの帯域(Fk、Fdが何をさすのかは分りません)impulse responce他 短所は振動膜にExoticで高価な材質が必要とされる事 との事です。 ここでWhiteBookの方で「振動膜上の波長は広い帯域で比較的一定に保たれる」というような事が書いてあった事が思い出されます。これは広い帯域でdipole-resonanceが得られるという事を意味します。これがDDD(Dick's Dipole Driver)の意味なのではないでしょうか。 個人的にはマンガーユニットとDDDの区別はcoincidence frequencyよりもダイアフラム上の波長とダイアフラムとのサイズの違いで区別するべきではないか、と思います。 マンガーユニットの場合は波長がダイアフラムよりも十分に小さい場合に着目しているように思います。実際には低い帯域では波長がダイアフラムより長くなりますが、その場合はコンベンショナルはユニットと同じような動作になるだけの事です。 一方DDDの場合、波長が帯域に関係なくダイアフラムのサイズの2倍に保たれているのが理想だと思います。WhiteBookによると実際には7KHzあたりからは波長がダイアフラムより短かくなるようですが、その場合はダンピングしている、というだけで詳細は企業秘密のようです。現実には今村さんの書かれた >ダイアフラムのコンプライアンスを使えば、駆動面積や駆動質量を小さく抑えることが >可能になります。Thielの仮想同軸ドライバーも、実は同じですね。 >あれは伝播型などではありませんが。 と同じような事をやっているんじゃないかと想像します。 また低域でもdipole-resonanceを利用できなくなります。実際、製品では140Hzとかのクロスオーバーでそこから下は別にユニットにまかせているものもあるようですね。 >ところがマンガーにも、低域共振の山が出ていますね。ちゃんとf特上も盛り上がっているし。 >この点、コンヴェンショナルなマス・ローディング・システムと何が違うのか、 >正直言って良くわかりません。 これは箱に入れた事による共振なんじゃないかなぁ、とも思います。箱に入れて測定したとは書いてないので分りませんが。 また、ボイスコイルをどうやって支持しているのか分りませんがいずれにしろ無入力で中立位置に戻るようにする必要があるので、そこにも固有振動数が発生すると思います。それがこの位の周波数になるものなのかは分らないんですけど。 >高速伝播で微小面積のリングが駈け抜けたとき、仮想的な音源の形状や位置は、 >どうなるのか? >これに関しては、ARAKAWAさんから提示していただいたホイヘンスの法則。 >あれが使えないかと考えています。 > >ゆっくり伝播するから問題となるのであって、超高速で伝播してしまえば、 >その中心点でImpulseが発したのと同じ結果になりませんか? 例えば一定の周波数で正弦波を入れた場合。この場合にはある一つの時点ではダイアフラムには同心円上に正弦波があります。リスナーまでの距離が十分に遠く、かつ軸上にあるとすればここでダイアフラム上から発生した波はほぼ同時にリスナーに到達するのでこれらをすべて合成した(より数学的に言えば積分した)ものがリスナーに届く事になります。で、どうなるか、ですがダイアフラム上の山と谷はリスナーに届く時には互いに打ち消しあう事になるんですね。結局山か谷が一つ残るか何も残らないか、という事になります。どこの山/谷が残るんだ、という問題もありますが。 インパルスが入力された場合に、どんな波が伝播する事になるのか分りませんがこんな感じで打ち消されるような伝播のしかたをしてくれるのであれば個人的には納得してしまえます。 |
| ARAKAWAさん、お忙しいなか詳しく調べて頂いて本当にありがとうございます。 詳しくはレスできませんが、じっくり勉強させていただきます。 >あと、ついでにウォルシュドライバーの方も調べてみようと思いgoogleで検索したらもう少し詳しく説明してあったページがありました。Physical Basisというタイトルです。ジャーマンのサイトでは既に消されていますが あっ!!それです! 実は、僕が一番最初に読んだのはそれです。 再度ジャーマンにアクセスしたら、探せなくなって、 仕方が無いのでWhiteBookのほうを読みました。 そちら、コンヴェンショナルな方式を延々と馬鹿にしたくだりが続きませんか? >>「ゆっくり」(というより空気中とほぼ同等の速度)とした波で、球形の波面を >>トレスしよう。なんてことを語っていた点においては、ふたりとも大ハズシ。 >>だったようです。 > >上記Physical Basisの解説を読む限りではマンガーの方は「ゆっくり」とした波を利用しているという事で当っていそうです。 そうだったんですか。こちらは後ほど。 >マンガーユニットの場合は波長がダイアフラムよりも十分に小さい場合に着目しているように思います。実際には低い帯域では波長がダイアフラムより長くなりますが、その場合はコンベンショナルはユニットと同じような動作になるだけの事です。 はい。レーザーホログラムからもそれは伺えますね。 ほとんど、高域でしか特徴的な動作をしていないと見るべきでしょう。 また、それで十分であるとも。 >また低域でもdipole-resonanceを利用できなくなります。実際、製品では140Hzとかのクロスオーバーでそこから下は別にユニットにまかせているものもあるようですね。 結局、双方とも、低い周波数では狙った動作が出来なくなります。 それは、波長と伝播速度の関係でどうしてもそうなってしまいますね。 それと、双方とも構造上、どうしても低域に急激なレゾナンスが 発生するはずです。ですから、 > >>ところがマンガーにも、低域共振の山が出ていますね。ちゃんとf特上も盛り上がっているし。 >これは箱に入れた事による共振なんじゃないかなぁ、とも思います。箱に入れて測定したとは書いてないので分りませんが。 箱に入れる入れないに関わり無く、これは発生します。 それを理由として、ローカットは必須になるでしょう。 DDDも低域は別途ドライバーに任せていますが、マンガーも確か2〜300Hz前後 でのクロスが推奨されていたはずです。 あの低域共振は、そのまま残したのでは使えませんね。 |
| ▼今村さん: >まず大前提として、「分割振動がデフォルト」なものとして「ソフトな振動板」 >というものを挙げておきます。石井さんお使いのT-330Dも、この原理です。 >すなわち、非常にきめ細かい分割振動を重畳すれば、周波数特性は >フラットになる。というものです。 >ソフトドームは故意に分割振動していますし、「理想剛体」などでは >ありません。「逆もまた真なり」と書いたのはそういう意味です。 > >そのかわり、カラレーションの元凶となるような極端な >高域共振も持たないわけです。 >はっきり、これは「一長一短」です。 ちょっと亀レスですが、考えてみれば、ウィルソンオーディオのシステム6に使われているミッドユニットはノンプレスコーンですね。これは剛性は非常に低いと思われます。 このユニットもT330Dの様なメリットを考えて作られているユニットなのでしょうか? |
| INCMにバグ発見。返事が消えちゃった。 ▼石井さん: >ちょっと亀レスですが、考えてみれば、ウィルソンオーディオのシステム6に使われているミッドユニットはノンプレスコーンですね。これは剛性は非常に低いと思われます。 プレスかノンプレスかでも多少は違うでしょうが、 剛性というものはもともとのマテリアルの持つ 音速、弾性、形状(厚みも含む)といったもので決まります。 件のミドバスは、使用帯域にも着目してみてください。 剛性も欲しいけど、インナーロスも欲しいし、軽さも欲しい。 良く言えばバランス重視の設計、悪く言えば中途半端となります。 「剛体」と言えば何だか諸特性は全て素晴らしいように聞こえますが 現実は厳しい。 現実の「高剛性」は、剛性の低い素材に比べると高域共振が 非常に大きくピーキーな姿を示します。 そういったドライバーは大変使いにくく、ネットワークも複雑に なるし使用帯域も限られます。 カラレーションが感じられることも多くなります。 そういった意味でもスピーカーは矛盾の塊ですね。 ダイアフラムが理想剛体に近付くと、高域共振はだんだんと高い 周波数へシフトし、最終的には可聴帯域の外へ出ます。 これが現状の精一杯の「理想剛体」です。 ちなみにこのミドバス・ドライバーは中高域に非常に高いピーク を持っています。 >このユニットもT330Dの様なメリットを考えて作られているユニットなのでしょうか? そういうわけですから、全然違います。 |
| ▼今村さん: >プレスかノンプレスかでも多少は違うでしょうが、 >剛性というものはもともとのマテリアルの持つ >音速、弾性、形状(厚みも含む)といったもので決まります。 そうなんですか。 ノンプレスだと、殆ど剛性が期待出来ない、と考えていました。 >ちなみにこのミドバス・ドライバーは中高域に非常に高いピーク >を持っています。 中高域に輝かしい音がある、システム6の音の癖(というか私にはそれは魅力的に感じる)を形成しているのかも知れませんね。 |
| >ジャーマンフィジックスについては、これとはまたちょっと違います。 違います。と言ったところで、基本的な波が伝わっていくメカニズムは マンガーと同じなのでしょう。 DDDのダイアフラムは非常に薄いチタンです。 チタンは表面処理でもしない限り、非常に柔らかいものです。 このDDDのダイアフラムも非常に柔らかく、ぷよぷよだそうです。 波動伝播に、この「柔らかさ」が非常に重要なのだろう事は、容易に想像が 付きます。なにしろ、一種の「たわみ」を伝播することでメカニズムを形成 しているのですから。 勿論、「たわみ」と言ってもそれは目に見えるほどのたわみではありません。 非常に微細なたわみです。空気中を伝わる音波がそうであるように、 DDDの「たわみ」も周波数が低ければ長いたわみであり、周波数が高ければ 短いたわみであることが予測されます。 普通のスピーカーでは、そういう「たわみ」は起きていないの? かといえば、実はしっかりと発生していて、分割振動とか呼ばれたりして いるわけですが、実のところ両者の明確な違いは僕には良く解りません。 分割振動なんだけど、「端面からの反射が無い」のが波動伝播なのか? そうかも。 実際、分割共振の立ち振る舞いは定在波に似ています。つまり、反射が 無ければ成り立たないような立ち振る舞い。 で、例えばマンガーやDDDのような、大口径でしかもメタルダイアフラムの ドライバーというのは、高域共振を免れません。必ずと言って良いほどに 中域〜高域に鋭いピークが発現します。 それなのに、この両者にはそのブレークアップが見られない。 ということは、裏を返せば「波動伝播な動作」がうまく言っていることの 実証なのかも知れません。 実際、この振動板面積で、かなり高い周波数まで間断なく再生可能だと 言うのだから、フシギです。 ----- DDDとマンガーの違い。 DDDは、円錐の形状であってマンガーの平面とは違います。 鉛直方向へ力を掛けて動かしているのに、それが縦波に変わる? まず、この横・縦 振動方向の変換のメカニズムが良く解らない。 意外に普通のスピーカーに似ている?んじゃないでしょうか。 それから、ダイアフラムの末端でどんな処理をしているのか、 覗きこんで見たことが無いので良くわかりません。 少なくとも通常のサラウンド形状のものではなく、固定してしまっている ような予感がします。 DDDの放射パターンを予想してみると、面白いことが解ります。 マンガーと全然違うんです。 もちろん、あれは水平180度拡散指向性を狙ったことは間違い無いのですが その他に、考えられることがあります。 それは、DDDの円錐の「傾斜角」。 下図で、**のところが駆動点(ボイスコイル)です。 ** \A → \ \ \ ** \BA → \A → \ \ ** \CBA → \BA → \A → \ ** \DCBA → \CBA → \BA → \A → A,B,Cは違う音です。矢印は音の進行方向です。 マンガーと同じく、やっぱりユーザーはABCを同時に聞くことはなく、 「位相特性はいい」のかも知れない、ということ。 もし、このドライバーが「完全剛体」の場合は、ユーザーはもろに 位相のずれた音、ABCを同時に聞いてしまいます。 全面が完全同相振幅しますので、上図とは違うんです。 かつ、ひょっとしたらDDDの指向性はひょっとしたら「綺麗な円柱」に 近いのかも知れない、ということ。 もちろん、僕は志向特性や遅延特性を計って見たことがあるわけでは ありませんので(笑)これは単なる予測で憶測です。 つまり、 【DDDのあの傾斜角度は】【理論尽くめで決められたものかも知れない】。 そう考えると、なんだか楽しいです。 どうなのよ?Dick君。 ただ、縦方向の志向性が非常に狭いので、セッティングというか 聴取位置がマンガーに比べるとかなりクリティカルなのかも知れません。 以上、理論ではなく雑談、でした。(笑) |
| ▼今村さん: >つまり、 >【DDDのあの傾斜角度は】【理論尽くめで決められたものかも知れない】。 >そう考えると、なんだか楽しいです。 >どうなのよ?Dick君。 何かヒントが見つかるかと、ジャーマンフィジックスのホームページを見たけど http://www.german-physiks.com/ 先に進めませんね。 |
| >何かヒントが見つかるかと、ジャーマンフィジックスのホームページを見たけど >http://www.german-physiks.com/ >先に進めませんね。 まあ、文字でほふれるのはこの程度でしょうか。 「本当のところ」はわかりませんねえ。。。 所詮、WebPageにどんな立派な理論が書いてあったとて、 それで音が聞こえてくるわけでもありませんから いいんじゃないでしょうか。 おいそれと買えるお値段でもありませんし。 (^ ^; |
| ▼今村さん: >>http://www.german-physiks.com/ >>先に進めませんね。 > >まあ、文字でほふれるのはこの程度でしょうか。 >「本当のところ」はわかりませんねえ。。。 いえ、私のところでは本当にトップページから「先に進めない」のです(^^; |
| ▼石井さん: >▼今村さん: >>>http://www.german-physiks.com/ >>>先に進めませんね。 >> >>まあ、文字でほふれるのはこの程度でしょうか。 >>「本当のところ」はわかりませんねえ。。。 > >いえ、私のところでは本当にトップページから「先に進めない」のです(^^; フレームを使っていて横のフレームにリンクがならんでいるんですけどうちのNetscape on Linuxでも見えませんでした。w3mなら見えるんですけど。 とりあえず http://www.german-physiks.com/NewFiles/を開くとファイルの一覧が見えるのでそこのBody***.htmlが各ページの本文のようです。 以下チャチャ: ちなみに読んでいて、Bending waveという表記がありましたからこのスレッドの題名はちょっと違うみたいですね。bend = 曲げるですからbending waveは横波の事なんでしょうか。 なお、vending waveだと「売り歩く波」になりますね(笑)。 |
| ▼ARAKAWAさん: >ちなみに読んでいて、Bending waveという表記がありましたからこのスレッドの題名はちょっと違うみたいですね。bend = 曲げるですからbending waveは横波の事なんでしょうか。 > >なお、vending waveだと「売り歩く波」になりますね(笑)。 そうですね(笑) きちんと辞書を調べないで投稿したのが敗因です(^^; |
| テストを兼ねて一言だけ…。 >つまり、ダイアフラムの上を縦波が伝播して進行します。 ダイアフラム上を伝播するのは縦波ではなく横波ですね。したがってその伝播速度はダイアフラムの材質上での音速(=縦波の速度)よりは遅くなります。 |
| >>つまり、ダイアフラムの上を縦波が伝播して進行します。 > >ダイアフラム上を伝播するのは縦波ではなく横波ですね。したがってその伝播速度はダイアフラムの材質上での音速(=縦波の速度)よりは遅くなります。 おお、そういう事なんですか? ご教示ありがとうございます。 横波と言うと材質の「疎」「密」が伝播していくという事ですか? 速度が遅いなら、説明が付くような気がします。 僕は素材の音速で考えていたので、何だかとても妙で、 だからつじつまが合わなかったんですね。 |
| ▼今村さん: >>>つまり、ダイアフラムの上を縦波が伝播して進行します。 >> >>ダイアフラム上を伝播するのは縦波ではなく横波ですね。したがってその伝播速度はダイアフラムの材質上での音速(=縦波の速度)よりは遅くなります。 > >おお、そういう事なんですか? >ご教示ありがとうございます。 > >横波と言うと材質の「疎」「密」が伝播していくという事ですか? 逆です。疎密波は縦波の方です。縦/横というのは進行方向と振動の方向の関係です。 進行方向と垂直に振動している波が横波 進行方向と同一方向に振動している波が縦波 縦波の場合、媒質が進行方向の同一に振動するのでその結果として密度の「疎」「密」が発生するので疎密波とも呼ばれている、という事です。 地震のP波(Primary)が縦波でS波(Secondary)が横波、というのは良く知られていますよね。で縦波の方が速いのでP波が先に到達する訳です。 ちなみに身近は例では電磁波が横波、音が縦波です。 つまり音の振動にも方向がある訳ですね。別スレッドでは違う前提で話進んでいましたけど。で、そうなると二つの波を合成する場合に振動をベクトルで合成する必要があるんじゃなかろうか、という疑問もあるんですが、それは別の話ですね。僕自身もよく解っていません。 >速度が遅いなら、説明が付くような気がします。 >僕は素材の音速で考えていたので、何だかとても妙で、 >だからつじつまが合わなかったんですね。 理屈ではダイアフラム上の波の速度が ・空気中の音速と一致する場合はダイアフラムの中心に仮想点音源が発生する ・空気中の音速より速い場合はダイアフラムの中心後方に仮想点音源が発生する ・空気中の音速より遅い場合はエコーが発生する だと思うんですが、多分真ん中のケースになっているんでしょうね。最後のケースにはなっていないでしょう(笑)。 実際の所、ダイアフラム上の波の速度はどの様にして決まるのかはよく分りません。 張力のかかった弦の場合、振動の速度は線密度と張力で決まったと思います。張力のかかった面の場合も同様に面密度の張力で決まるものと推測できます。 で、この場合は張力がかかっていないのでよく分らないんですが、上記の類推から多分面密度と曲げ弾性で決まるんじゃないかと思います。(誰か物理に詳しい人教えて下さい)。 で、気になるのが場所によって剛性を変えてある、という事なんです。中心部と外周部では波の伝播速度が違う?。だとすると別に投稿した僕の解釈はモロくも崩れ去ってしまうんですが…。 |
| ▼今村さん: >>横波と言うと材質の「疎」「密」が伝播していくという事ですか? > >逆です。疎密波は縦波の方です。縦/横というのは進行方向と振動の方向の関係です。 なるほど。それなら納得。 僕は縦と横を逆に覚えていたようですね。(^ ^; >つまり音の振動にも方向がある訳ですね。別スレッドでは違う前提で話進んでいましたけど。で、そうなると二つの波を合成する場合に振動をベクトルで合成する必要があるんじゃなかろうか、という疑問もあるんですが、それは別の話ですね。僕自身もよく解っていません。 ああ、確かに進行方向にベクトルを向けていましたね。 あれは本当は振幅をベクトルとして置くべきだったと? そういう捉え方も出来ますね。 しかし提言者であるAPPLE ONEさんご自身が、ベクトルで方向を判断する、 というお話でしたので、振幅方向にベクトルを置くと滅茶苦茶に。(笑) >理屈ではダイアフラム上の波の速度が > >・空気中の音速と一致する場合はダイアフラムの中心に仮想点音源が発生する うーん、皆さんそうだと思うんですが、てっきりいつもダイアフラム上に 真の音源が出現するとばかり。…勉強になります。 良く考えると、空気中の球体(空気中の伝播速度)を 考えなければいけないのでした。 >張力のかかった弦の場合、振動の速度は線密度と張力で決まったと思います。張力のかかった面の場合も同様に面密度の張力で決まるものと推測できます。 別件ですが、先のDDD(ジャーマンフィジックス)の方に、やたらと Velocityの話、Verocity考えるとチタンじゃないと駄目なんだ 的な話が出てきます。 素材の「厚み」で伝播速度のコントロールができるような事が書いてあります。 (まだちゃんと読んでない) >で、気になるのが場所によって剛性を変えてある、という事なんです。 >中心部と外周部では波の伝播速度が違う?。だとすると別に投稿した僕の解釈はモロくも崩れ去ってしまうんですが…。 1点を起点とした、波紋の再現ができないという事でしょうか? |
| ▼今村さん: >別件ですが、先のDDD(ジャーマンフィジックス)の方に、やたらと >Velocityの話、Verocity考えるとチタンじゃないと駄目なんだ >的な話が出てきます。 >素材の「厚み」で伝播速度のコントロールができるような事が書いてあります。 >(まだちゃんと読んでない) 別の投稿でも書きましたが、伝播速度は面密度は弾性係数に依存すると思うのでどちらも厚さは関係しそうですね。 >>で、気になるのが場所によって剛性を変えてある、という事なんです。 >>中心部と外周部では波の伝播速度が違う?。だとすると別に投稿した僕の解釈はモロくも崩れ去ってしまうんですが…。 > >1点を起点とした、波紋の再現ができないという事でしょうか? ちょっと勘違いしていました。仮想点音源がダイアフラム上にあればダイアフラム上の伝播速度は常に空気中の音速と同じであればいいんですが、仮想点音源をダイアフラム後方に設定した場合は異なります。 この場合は中心付近で伝播速度が極大となり周辺にいくにつれて伝播速度は遅くなります。中心から無限遠で空気中の音速に収束する事になります。 きっちり式で示そうと思ったのですが微分積分をすっかり忘れているので断念しました。ちなみに音速をv、音源から平面までの距離をDとした場合、平面上の波面の半径は √((v*t)^2 - D^2) ※ただし t >= D/v となるのでこれを時間で微分すると平面上での波面の速度となる…ハズです。 直観的には中心では無限大になるんじゃないかと思えます。だとすればマンガーユニットで駆動位置が中心の一点ではなくある大きさを持っている事は納得出来ます。もっともその場合、中心部分は剛体にする必要があると思うんですが、そうはなっていないみたいですねぇ。もう少し考えてみる必要がありそうです。 |