- June 4, 2005 10:48 PM
- ネット
カカクコムへの不正アクセス事件は、カカクコムがサイトを再開したことで一応の結末となった。しかし、【単独インタビュー】「当社が不正アクセスの手口を公開しない理由」,カカクコムの穐田CEO : IT Pro ニュースという記事で改めて公開を否定した。カカクコムのこの行動がブログ界隈でバッシングを受けるようになり、それへの反動として、擁護論も出てきた。
徒然キャッチー:「カカクコム=被害者」を批判するバカの無教養。
徒然キャッチー:もっと社会が良くなれば、と思うのだが。
徒然キャッチー:性善説というわけではないが。カカクコム論考・続き
こういった反動はあって当然だと思うけど、犯罪の手口というものは公開されてしかるべきものだ。オレオレ詐欺のように、手口が容易で模倣犯が大量に発生してしまった例もあるけど、それでも手口は公開された。次に、このような心理的な隙を突く犯罪が発生したとしても、公表されるだろう。これは、犯人のやり得を防ぐためだ。手口を公開するとまねをされるといって公表せず、犯人を野放しにすることは、犯人に特許を与えるようなものだ。それに、ネットワークにおいては、手口が公表されなくても犯罪者同士のつながりでこういう情報が行き渡る。だから公開すべきなのだ。
本来は報道機関が追及すべき問題だけど、こういう突っ込みを入れられる記者というのはそういない。ちょっと高度すぎる。さらに、警察に出入りするような報道機関には、サーバーの管理者が相手の記事では、対象が小さすぎるという問題もある。だから、報道機関では大きく取り上げられていないのだ。一方、コンピュータ関連の報道機関では歴史が浅く、取材対象との関係も密接で、突っ込みが浅くなりがちだ。
改めて言うけど、犯罪の手口というものは公表されてしかるべきだ。しかし、大手報道機関が扱うには対象が小さな問題なので、突っ込まれていない。それだけだ。ならば、だれかが声を上げなくてはならない。最近、ブログなどでこの問題が大きく取り上げられるのは、公表されてしかるべきものなのに、報道機関が報道しないからだ。報道機関が報道しないなら、ブログなどでそう働きかけ、世論を形成するのは意味あることじゃないだろうか。
追記(6/5 10:00):
言葉が足りなかったようですので補足しておきます。この問題、大手報道機関が取り扱う必要は無いと思います。対象が小さすぎますので、実際に取り扱われることもないと思います。コンピュータ系の報道機関が本腰を入れるか、カカクコムが自主的に公表してほしいのですが・・・。あと、公表先は、IPAで十分だと思います。カカクコム側はIPAに報告するとも言っていたので、それをきちんと行い、報告したことを公表すればよいと思います。
もういっちょ追記(6/5 12:00):
今回の件で大手報道機関が報道すべきなのは、Windowsにはパッチを当てないと駄目ということと、セキュリティソフトは基本的に対症療法なので、解析が終わる前に被害が広がることもあるということだと思います。つまり、一般的なユーザーへの注意ですね。サーバーについては、サーバーのセキュリティがしっかりしていないとクラッカーに狙われるという程度で良いと思います。これらも、できればという程度です。不正アクセスの情報については、いきわたるべき人にいきわたるような報道機関で報道すれば十分です。IT系の報道機関とかですね。ただし、そういった報道機関には、大手ほどのパワーがありませんから、ブログなどでの後押しが必要だと考えます。
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