サラウンドサウンドシステム購入ガイド
サラウンドサウンドシステムを構成するのは、容易なことではありません。スピーカー単体、オールインワンシステム、サウンドバー、サウンドベースのどれを選ぶか?どちらの方が良い音がするのか?セットトップボックス、ゲーム機、4Kブルーレイプレーヤーといった機器はどうやって接続するのか?などなど、問題満載です。どうぞゆっくり落ち着いてください。私どもがお手伝いいたします。
- Dali Oberon 5 5.1
コスパで考えると、ホームシアターをフルに体験できるサラウンドシステムとしては最高の製品だと思います。このDaliのスピーカーは、あらゆるサウンドトラックの良さを引き出す、広がりのある心地よいサウンドを特徴としています。クリアでありながら楽しい音、パワフルながら圧迫感のない音です。昨年のプロダクト・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。これだけ言えば、もう決まりですよね。
何を組み合わせるか迷ったら、デノンのAVアンプAVR-X3700Hを選んでおけば間違いありません。このAVアンプはドルビーアトモス5.2.4と7.2.2に対応しており、2台目のアンプを追加して7.2.4とすることもできます。これにHDMI入力8系統を加えれば、モンスターシステムの出来上がりです。
ですが、まだ準備完了ではありません。これではまだ映像コンテンツのストリーミングができないからです。そこでおすすめしたいのが、パナソニックの4Kブルーレイプレーヤー「DP-UB820」です。その鮮やかで没入感のあるHDR映像に力強く重厚感のあるサウンドが伴ったこのプレーヤーを加えれば、設置したシステムのパワーをより一層満喫できます。
- Sonos Arc
Arcは、55インチ以上のテレビとの相性が抜群です。家具の上に直接置くことも、オプションのマウント(価格は日本円で8000円)を使って壁掛けにすることもできます。部屋を箱だらけにしたくないですからね。
自分なりのサラウンドサウンドフィールドを作るには、Sonos Arcにはドライバーが11基搭載されており、そのうちの何基かは、壁や天井に音を反射させるよう、空間に向けられています。こうした工夫により、サウンドバーとしては驚異的なサラウンド性能を実現しています。
これで、聴く者はアクションの中心へと瞬時に連れて行かれます。サラウンド効果が美しく配置されており、音にバイタリティや重みがあります。単に音楽を聴くだけなら、音質的なバランスは最適だと思います。ただ、もう少しダイレクト感があってもいいかもしれません。それでも、価格を考えると、とても素晴らしいサウンドバーであることは否定できません。
- Dali Katch One
Dali Katch Oneは、5種類の音声入力と3種類の取り付け方法に対応し、ドライバー10基を備えています。これらすべてが機能し合って、没入感のあるサウンド体験を作り上げます。高さがかなりありますから壁に設置する必要がありますが、そうすることでかえって背面に搭載されたドライバーからの低音出力が向上します。
また、Katch Oneは視覚的にも魅力的な設備です。カラーはアイアンブラック、アイボリーホワイト、マウンテンホワイトの3色展開です。テレビからの音声受信用のARC対応HDMIポートのほか、2つの光学ポートやBluetoothも搭載しています。
また、映画に適した大きくクリアな音場や音楽が楽しめる機能を備え、素晴らしいダイナミックパフォーマンスを実現しています。
以上、トップ3をご紹介させていただきました。